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ドルメンの館
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しおりを挟む「なんだ、意外とやられたな」
「スワロフ様、お早いお帰りで」
館に帰ると何者かに攻撃されたような後が残っていた。家は焼け焦げ大破している部分もあった。一体俺が居なかった数時間のうちに何があったんだろう。
スワロフは門を開けサクサクと館の中に入った。何かの呪文を唱えると巻き戻しでも見ているかのようにあっという間に綺麗な館の状態になった。
モノもオクタも身なりを整え普段の容姿に戻った。ディーも駆けつけるがスワロフの前に伏せて耳を下げすまなそうにしていた。恐らく俺の監視を怠ったせいで叱られていると思う。すまん。
「ニオ、中に入るよ」
「うん」
俺は素直にスワロフの後ろについて行き部屋に入った。
スワロフは椅子に座り二人はスワロフの横に立った。俺は椅子には座らず立って下を向いた。
かくれんぼと言いつつ逃げた事はどうせバレてる。叱られる事も覚悟していたがスワロフはむしろ嬉しそうに二人に話をした。
「楽しかった~意外と能力を使わないようにするのが難しかった。つい、使ってしまいそうになる」
「全く、そんな遊びしてるから客人達に遊びにこられるんですよ!」
呆れながらモノゴは話す。オクタもやれやれと言った感じの顔で腕を組んでいる。そんな二人など関係なく話し続ける。
「せっかくニオから遊びの誘いがきたんだ。客人なんてお前らで遊べばいい。と言うか達って一人じゃなかったのか?」
客人が複数人来て遊んでいったらしいけど、遊んだのレベルじゃないのに普通に会話している。
「館の破壊は大したことないですが複数人きたのは初めてです」
「こんなにすぐに次に来るなんてなかったぞ」
スワロフは無表情だが考えいる様子だった。客人がどんなやつで何故館を狙っているのかは今の俺にはさっぱりわからなかった。ただ、攻撃を受けるのは今回が初めてじゃないって事ぐらいしかわからない。
パッと明るく話しだした。
「いいじゃないか~普段来ないからたまには続けざまに来ても」
「面倒なんですよ!こっちの身にもなってください!」
「しょうがないな~ニオ、すまないが次回からはもう少し近場で遊ぼう」
遊ぶ……俺は本気で逃げたかったのに。
「……わかった」
「で、ニオさんはどこまで遊びに?」
「町の鍛冶屋だ」
「それはまた」
聞けばあの町は俺の思っていたあっちの町ではなかった。確かに雰囲気とか違ったし洋風な建物が多いとは思ったけど悪魔の町とはわからなかった。なぜならシスさん以外の他の人に会わなかったし霧がでていたからハッキリとは周りは見えなかった。
「鍛冶屋にニオが話しかけて町まで連れていってくれたんだ。鍛冶屋はちゃんとニオを店まで案内していたな~ニオの行動が可愛くて可愛くて」
「「へぇ~」」
待って、てことはシスさんと会う時には既にスワロフにバレてたって事!?
どこから、見つかってた!?
「で、鍛冶屋に電話を借りようとしたら鍛冶屋が主印付きだと言ってしまって」
「主印、知られてしまったんですね」
「ああ、仕方ない。相手は除印使だったしそれを知ったニオが主印を解除したがっていた。鍛冶屋は喜んでニオの主印を解除するといったんだが…」
何故かスワロフはニタニタと笑みを浮かべて話す。
「そこでニオは言われるがまま自ら服を脱いで首筋にキスをされ乳首まで触られていた」
「「へぇ~」」
更に嬉しいそうに話す。
「鍛冶屋はニオの体が欲しくて勿論解除に取りかかったんだが、スレスレの所で俺が捕まえた」
「「へぇ~」」
「そうなんだ。ニオがそんな遊びを提案するからどんどん俺の想いが積み重なってゆく」
「それはそれは、ようございましたね。服を脱がなくても除印できるのにわざわざ脱ぐとは」
「全くだな」
え!初耳なんだけど、脱げって言われたし。
二人の顔を見るが二人もニタニタし嬉しそうだ。
スワロフは水を一杯飲みきると急に真剣な顔をした。さっき迄はニタニタしていたのに。
「ニオ、主印をして黙っていたのは悪かった。だがお前が嫌なら使わない。安心して欲しい」
「……わかった」
確かシスさんは俺の主印は使われた形跡がないって言ってた。おれ自身もモノが言っていた呼べばわかるという感覚はわからない。特に自分に変わった様子はない。ならとりあえずは良しとしようと思う。
当分逃げ出すことを考えるのは保留だ。出たとしても帰れる気がしないし悪魔が外でうようよしてるなら何されるかわかったもんじゃない。
俺を見つめていたスワロフは真剣だが次のモノの発言ですぐに表情が変わった。
「スワロフ様、で今回のお仕置きは?」
「当然する」
「これだけしたんだしな」
「へ?」
スワロフは俺達は悪魔だからお仕置きは当然で罪と罰は必要不可欠だと言った。
モノがレバーを回すとスワロフのベッドの天井からカタカタと音がし上から鎖に繋がれた器具の様なものが出てきた。
鎖の先には黒い革のベルトが幾つもくっついていた。その大掛かりな装置に驚く。
「ちょっと何これ!納得いかない!何のお仕置きなんだよ!」
「ニオ~愛して止まない俺にこんなにも巨大な嫉妬を積み上げたんだ。ギリギリまでニオを捕まえるのを我慢したかいがあった~」
「は?」
「スワロフ様もひとが悪い。すぐに捕まえられたにも関わらず自身の嫉妬を掻き立てる為にわざと泳がせるなんて、罪を重ねさせるとは」
「意味わかんない!お前が勝手に俺に好き好き言うだけだろ!何の、誰に嫉妬だよ」
「はぁ~嫉妬ほど愛情を生み出す生きる源。ニオの全てが甘美へと変わる。そんな事をしなくとも愛しているのに」
「逃げた事へじゃないのかよ!」
「かくれんぼだろ、逃げたのか?」
ここで変に返事をしたら更に何かされるかもしれない。
「い…いや、か、かくれんぼ」
「我々も居てもよろしいですか?」
「お仕置きはいいがその後は駄目だ」
「「かしこまりました」」
二人は返事をすると上から垂れ下がるベルトを仁緒の手首に巻いた。力など敵うわけもなく訳がわからずされるがままベッドの上で膝立ちにされ腕は頭の上に。
俺は恐怖でいっぱいになった。
「ニオ~やる前からその顔はしちゃ駄目だよ~」
「い、痛いのはやだ!」
「大丈夫。初めてだから酷くしないよ~」
不適な笑みを浮かべ部屋の明かりは最小限に落とされた。
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