母の全てを送るまで

くろすけ

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私はババっ子でした

ばあばが居てくれて本当に良かった

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題名とは関係ないのだが、まだ私が小学校時代、庭でビニールプールというのだろうか?家で小さなプールに入れる物を親が用意してくれて、弟と一緒に楽しく入っていた。

庭の草刈りを終えた祖母の肩に、なんとも立派なカマキリが停まっており、しかも威嚇のポーズをしていて、当時まだ虫が大丈夫な私はキラキラした目で祖母の左肩をみていた。
弟はプール気持ち良いの気持ちでいっぱい。
因みに祖母は虫が大の苦手。

私は何も言わなかったのだが、案の定、空気を読まない弟が「ばあば、肩に虫!!」と指差しで言い、祖母は大パニック。
そのパニックでブーンとカマキリは何処かに行ってしまった。
弟はそのカマキリをキラキラした目で追い、大パニックな祖母を見ている私は、笑いたいのに笑えない気持ちでいっぱいだった。

本当にどうでもいい話を失敬。

本題だが、母が弟は発達障害に違いないと当時何かのスクールに通わせていた。確かリハビリ病院の付属のやつだったと思う。

私も同行し、助手席に座っていて後ろにたまたま弟が乗っていたから、降ろした時に「忘れ物は何もないね。」とバーンとドアを閉めた。
そうしたら何故か弟の指が車に挟まっていて、母に「大変!!!!」と知らせた。

母は鬼の形相でドアロックを解除して、私の事なんて見向きもせずに弟を抱えてそのままリハビリ病院に消えてった。

その時間は検査も含めて2時間もないと思う。でも悪気0だけれども弟に怪我をさせてしまった…と、駐車場の車の側でただひたすらに待っている事しか出来ない当時の私にとっては、とてつもなく長い時間に思えた。

暫くしてから弟を抱き抱えて、母は車に戻ってきた。
私はその場でオロオロしながら「ごめんなさい」と言った。
母は無表情で何も言わないので、車に乗りそのまま家路に着いた。

だがここからが鬼の出番である。
家に入ろうとすると、首元を母が後ろから掴み後ろに投げられる。
「あんたはとんでもない子だね!うちの子じゃない!!」
周り近所にも聞こえる声で怒鳴りつけてくる。

どうしたのか?!状況が読めない祖母が家の外に出てくる。

私は母に家の外にほっぽり出され、家に入るドアどころか門戸の鍵も全部閉められた。

陽が暮れる頃だろうか。
どうしようもないな。
今日は門先で寝るか。。。

と思っていた私に、「あまりにも可哀想よ!!」と祖母が駆け寄ってくれた事は忘れない。

祖母に連れられなんとか家の中に入り、母の話を聞くと、弟の指は全く折れてなく、なんなら普通にリトミックを受けてきたらしい。。。

母も怒り狂った手前、落とし所がわからなかったのかもしれない。

もうそれは弟に怪我が無ければどうでもいい。
ばあば、おかんに怒られるの承知で助けてくれてありがとうね。の気持ちでいっぱいだった。

冬が近い寒い日だったので、祖母が一緒に暮らしてくれていなったらと思うと、父は夜遅くまで帰らないので本当にぞっとする。
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