母の全てを送るまで

くろすけ

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祖父の死

1ヶ月に一度は祖母に会う生活

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そんなゆるーい、ぬるーい生活をしながら、ふと職業訓練の募集がある事に気付いた。
母は病気になる前にヘルパー二級を通信で取っていて、在宅の利用者さんを自転車であちこち回る仕事をしていたので、消防士の試験も受けられない年齢になってしまった私は「へぇー、色々な募集があるんだね」と思い、何の気なしに応募してみた。

だが世の中そんなに甘くない。
私は一度その職業訓練校に落ちた。

今まで消防士試験に落ちたのは、人の命を預かる事だから、私のように自分に不安がある人間には難しいのかもしれないと仕方ないと心でわかっていた。

だが、どうして介護の資格の学校にも受からないのか?!
何とも悔しい気持ちと、そして本当に申し訳ないのだが、介護の仕事を舐めてしまっていた自分にも気付いた。

消防は自分で119番出来たり、周りに119番してくれる人がいる状態で救援が成り立つ。

だがしかし、一番生活に密着しているのは日々お家に訪問したり、日々デイサービスやショートステイなどで本人に会っている人なのだ。

本当お恥ずかしい話だが、私は本当に見せかけばかりで、深の福祉の奉仕の気持ちが足りないんだ。
だからこそ落とされて当たり前だな。

でも、もう一度受けてもいいだろうか?

そう思い、3ヶ月後にもう一度受けてみた。

無事合格し、何なら母よりも少し上の講座を半年間受けられるようになる。

良かった…!祖父も祖母も離れて暮らしているけれども、いつ何があってもわからない年齢だし、これで何かしら力になれる事があるかもしれない…!!

因みに学校に合格したよと父に話すと
「今更勉強なんて、働かないで何してるんだ」
と言われ
「おめでとうの一言も言えないんだね」
と言った記憶がある

私が学校に通い始めて確かすぐの頃だった。
祖母から沢山電話があり、折り返すと祖父が倒れたとの事。
何とか一命を取り留めたが、管に繋がれて意識もない状態のようだ。

私はすぐさま嫁を連れて祖母の地元に行き、祖母の妹さんに先導して貰いながら車を走らせ祖父に会った。

祖父はそのまま寝ているようで、でも身体中に管が繋がれており何とも言えない気持ちになった。

祖母はパニックだし、でも私は学校に通い始めたばかりだったので1ヶ月に一度、嫁と共に祖母と病院にいる祖父に会いに行く生活になる。
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