母の全てを送るまで

くろすけ

文字の大きさ
61 / 76
祖父の死

一緒に住もうか?

しおりを挟む
祖父が亡くなってから、今まで叱り飛ばしていた存在が無くなり祖母は更に老け込んだ。

私と嫁は心配だったので変わらず1ヶ月に一度は祖母に会いに行っていたが、元々耳が弱い家系もあり応答がハッキリしない、目に力がないのもヒシヒシと感じ、余りにも心配で
「狭くて汚い家で申し訳ないんだけど、一緒に東京で暮らさない?」
と話した。

当時我々は新婚1年目だったのかな?
祖父は結婚式に来れなかったのでDVDを持ってまだ生前の祖父に会いに行ったのを覚えている。

祖母は祖父が亡くなった後に、地元で開催されている「おひとり様会」と言う会に参加したようだ。
なんとそこで、祖母の妹とも親交のあるYさんと出会い、年も同じ、更に家も近く同じAB型同士で仲良くしているようで。

最初は新婚の我々に遠慮してくれてるのかな?
と思っていたが、どうやらそのYさんとお話する時間が楽しかったんだろう。
「私は大丈夫!!」
みたいな感じの数ヶ月が過ぎた。

たが、やはりそんな時間は長くは続かない。
祖母に会うたびに、祖父の後ろ盾が亡くなってから、地域の人にいじめられている話をよく聞く事になった。

祖母がそもそも秘密主義で、コミュニケーションが上手でなく人間関係を作り上げる事は難しい人で、その点祖父は言葉が巧みで色々な方面とも仲良く卒なくこなしていた。

更にその地域の会合の中で祖父が居なくなってから、奥さんがいるのに祖母に言い寄った不届きものがいて、それで更に祖母は地域の会合で仲良くしているYさん以外は一人ぼっちになってしまった。

私は環境が変わるよりかは、Yさんがその気なら未亡人同士一緒になってもいいんじゃないかな?と暫く様子を見ていたが、どうやらYさんは大手の社長さんをしていたようで。
尚且つ、死別はしているが祖母の妹さんの同級生と結婚しており何だか本当に何とも言えない状況だった。

心配だな、大丈夫かな?と思いながら猫のキリちゃんに「ばあばの事、お願いね」と毎度話して帰る日々だった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...