命短し、Hせよ乙女。

並河コネル

文字の大きさ
4 / 6

第四回 バスト・コンプレックス

しおりを挟む
 セックスが始まってすぐに、明日香はお互いの呼び方を変えようと提案してきます。

 ケースバイケースでしょうが、これもコミュニケーションの一つとして、ちゃんとお互いに確認する方が良いような気がします。突然呼び捨てにされるほうが良いって人も、いるでしょうけどね。

 男性もそうかもしれませんが、女性は名前で呼び捨てにされることを、ひとつの区切りにしている人が多いです。
 たいして仲良くないのに名前を呼び捨てにされると、確実に「キモい男」に数えられます。

 ツイッターで「エッチした途端に、名前呼び捨てにする男キモい」っていうツイートが回ってきました。
 そのリプライに「呼び捨てにされてキモいと思うような男と、セックスするな」ってついていまして。まさに仰る通りで。

 逆に、セックスの時だけ呼び捨てにするっていうのも、悪くないと思うんですよね。むしろ燃えると言うか。社内恋愛とか不倫関係だと、そういうパターンになるかと思います。
 夫婦でも普段は「パパ」「ママ」だけど、セックスの時だけ名前で呼び合う。私は好きですよ、そういうの。


 ここで、明日香のバスト・コンプレックスについて。

 *******

「胸、ちっちゃくて、ごめんね……」
「そういうこと気にする明日香が、可愛くてたまらない」

 *******

 この大輔の回答、百点満点です。

 女性は胸の大きさを、異常に気にします。
 口先では「胸の大きさで判断する男なんて、最低」と言っておきながら、バストアップの動画を見ていたりします。巨乳の友達に「普段なにかやってる?」とか、こっそり訊いたりします。

 私が友達にきいた情報は、成長期に一日中、寝ている間も、ブラジャー(ナイトブラではなく、ガチの)をつけていたそうです。
 なるほどねーと思いつつ、もうとっくに成長期過ぎているし、寝ている間にブラなんて絶対無理、と思って諦めました。

 ふと思うのが、私が友達と下らない話で笑っていた時期に、この子は「胸がデカくなる方法」を実践していたという、この事実。
 私とは、子供のころからの姿勢が違う。一体誰に教わったのだか。それとも自発的に考えたのか。いずれにせよ、大人になってからじゃ手遅れってことで。

 ちなみに、胸に自信のある人は自分の胸を「おっぱい」と呼び、自信のない人は「胸」もしくは「バスト」と呼びます。私は、生まれてこのかた、「おっぱい」などと言ったことは、一度もありません(断言)。

 さて、明日香のあのセリフに対して、男性がよく言う回答。

「そんなことないよ」→絶対そう思ってないだろ。
「小さくても形が良い」→気休め言うな。
「俺は貧乳好きだから」→もし巨乳と浮気したら殺す。
「(無言)」→何か言えよ。

 すみません……ネガティブ思考で。


「セックスで絶頂に達したことがない」と、明日香に打ち明けられた大輔。
 自分の手で導いてあげようと張り切り、エクスタシーを経験させてあげます。まぁ実際は、こんな簡単じゃないんですけどね。

 個人的には、明日香のように男性に丸投げするんじゃなくて、ちゃんと自分で開発すべきだと思います。セックスは男性主体ではありますが、女性の積極的な姿勢によって、得るものは全く変わってくるはずです。 

 最近はホント、なんでもググれば答えが出てきますから。気になった方は、女性向けのブログとか参考に覗いてみてください。
 個人的にお勧めなのは、「パートナーいます」と公言されている、漫画家さんやイラストレーターさんの、ツイッターです。パートナーさんの助言を基に、かなり丁寧に解説している方もいます。イラストだと非常に分かり易いですし、気軽に読めます。

 さて、明日香がイッタふりをする話が出てきますが、これはかなりの女性がやったことあるんじゃないでしょうか。

 特に相手が下手だったり、遅漏だったりすると、このパターンになりがちなんですよね。だんだん冷めて、乾いて、ひたすら痛くなっちゃう。さっさと終わらせたくて、イッタふりをする。

【下手】って表現は乱暴でしたね。正確に言えば、男性本位の行為しかしない人、もしくは、的外れなことばっかりする人のことです。これも、コミュニケーション不足が原因です。

 ちょっと話がずれますが、私個人としては、遅漏より早漏のほうが、全然良いです。

 遅漏で延々やられると、途中から痛くて痛くて。次の日もヒリヒリ痛くて、しんどすぎる。だったら短期集中で、サクッと終わってくれた方が良い。勿論ずっと潤って気持ち良ければ、何時間でもウェルカムなんですけど。

 女性のアンケートで『早漏と遅漏、あなたはどっちがマシ?』みたいなの、たまにありますけど、やっぱり早漏に軍配が上がっています。
 遅漏派の方のコメント読んでいると、「この人はお相手に恵まれてきたんだな」と思いますね。ご自分で、潤い続ける努力をされているのかもしれませんが。

 
 さて、いよいよ本番です。

 大輔は挿入して暫く、動こうとしません。
 男性のテクニックを指南するサイトとかで、「入れたらすぐ動くのはNG!」と書かれていますが、まったくもって、その通りであります。

 何度もセックスしていて、お互いを熟知しているのならいいのですが、初めての相手にいきなりガンガン動かすのは、ただのケダモノです。女性の身体を何だと思っているんでしょう。それ、半分レイプですから。
 
 そして明日香は、自分の喘ぎ声が近所迷惑ではないかと、心配になります。
 これ、結構気にする人、居るんじゃないですか。

 逆の立場なら、すごく気になりますよね。隣の部屋から、延々女性の声が聞こえてきたら、「いつまでやってんだよ!」って思いますよね。特に自分が独り身の時は、尚更。

 安い物件とかだと壁が薄いので、どんなに気をつけても聞こえることは確かです。
 翌朝ポストに「うるさい」というメモを入れられないように、それなりに気をつけておきたいものです。
 神経質な方が近所にいる場合は、ラブホテルに行きましょう。今のご時世、何が起こるかわかりません。身の安全が第一です。

 その後明日香は、騎乗位になることを嫌がります。
 これは好き、嫌いが結構分かれますよね。
 
 女性の場合、自分が主導権を握れるから好きって人もいます。逆に、恥ずかしいし、疲れるからイヤって人もいます。
 私もどちらかと言うと嫌ですね。単に疲れるから。短時間なら全然良いんですけど。

 男性も割と苦手な人いるみたいで、それを知ったときちょっと意外でした。メリットの方が多そうな気がしたんですけど。
「抜けてお尻でプレスされそうな恐怖」って文章読んで、申し訳ないんですけど、ちょっと笑いました。

 次回は、『男はプライドの生き物』です。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

処理中です...