快楽短編集①

ぎょく大臣

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戦士尻を嗜む2

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「はぐうぅぅ……くそ…ああぁ、あっ、あ」
「…………」
「くう、う!それやめっ…ぁい、い、くひぃぃっ」
「…あの、あまり中を締められると診辛いので…少し力を抜いてもらえると」

初めて経験する快楽で意識がふやけている中で、内部を探る手を止めた馬丁の困惑した声が掛かる。
手を止めないでくれ、と口にしそうになった自分が信じられない。

「これはっ…お前が、へ、変な風に動かすから……」

思わず情けない言い訳をしてしまう。
今までどんな過酷な戦地へ身を置こうとも泣き言一つ零したことは無かったのに、尻穴で快感を得るたび、なぜか甘えたいような気持ちが膨れ上がってくるのだ。
それに嫌な予感を覚えながらも、馬丁の腕がいい所に当たるように動いてしまう腰は止まらない。

「ん?これなんだろ」
「うおっ!?うおおーーーっ!!?」

馬丁の手がある部分を指で挟んだとき、そこから腹から全身に掛けてかあっと熱が広がった。
私の身体はその刺激を嬉しがるようにヘコヘコと激しく揺れる。

「なんか小さな瘤のようなものが…」
「待て、それはっ、アヒィーッ!待って、待ってくれ!!」
「いやでも、これがもしかして種じゃないんですか?」
「ちがう!あうっ、絶対に違う!から…んお、かはっ…!!そこはやめっろ…あああぁぁっ!さするな!つ、摘ま、摘まむな!いいぃっ、ひいい~~~~ッ!?」
「種を取り除くときも凄い快感があるらしいです。けど、これは取れそうも…」
「もっ…ダメだああぁっ!イック!!そこ弄られたらっ!尻でいく!!いやだあ!!尻でいいい、イクウゥゥッ!!」

確かめる手つきで執拗にそこを刺激され、ついに尻への刺激だけで絶頂してしまう。
弄ってもいないペニスからは勢いのない白濁がトロトロと漏れ、腰が飛び跳ねるようにビクついた。

「あ!?やべ…もしかしてこれ、前立腺……」

女を抱いているとき、身体全体を仰け反らせて「そこイイ」と感じまくっていたこと快感に浸かった頭の片隅で思い出していた。
とは、男にも備わっていたのか。
確かにを刺激されると白目を剥きそうになる程たまらない。

「もっと……」
「すんませんわざとじゃなかったんです!指に触るような小振りのモノがあったんで種だとばっかり…!だ、大丈夫ですか!?」

か細く発したいやらしいおねだりは、馬丁の慌てぶりにかき消された。
聞かれなかったことに安堵しながら、今まで経験したことのない快楽にまともな思考が出来なくなりつつある己に身震いした。

「ふうぅー…っ!うああぁー…っ!…き、貴様、私を貶めたいのか…っ!?」
「そ、そんな訳ありません!ただかなり敏感になっているのか、ナカで締め付けられて腕が上手く動かせない挙げ句、どう手を動かしても感じてしまうから、種が探し辛くて…」
「……っ、きさま、ううぅっ、は、んんん……っ!!」

貶める気は無いと言いながら、言葉には責めるような含みがある。
みだらに快楽を貪っていることを指摘され、更に馬丁の腕を締め付けてしまっている自分。
腕の感触を味わおうと尻穴がうごめく度、甘く痺れるような快感が溜まっていく。
ペニスからはぽたぽたと精液交じりの先走りがこぼれ、水溜まりを作っていた。

「全然見当たりませんね…。もうちょっと奥まで手を入れますので、痛みがあったら言ってください」
「ひ、ぐううっ……こ、これ以上…おく、に?」
「じゃあ行きますよ」
「やめ、待」

ぐちゅうううぅっ

「んほおおおぉぉぉおっ!奥ダメおくうぅぅっ!い、いいーーーーっ!!」

肩辺りまで腕が挿入され、身体を支えきれなくなり前足の膝を付いた。

「いいい、イクウッ!またイクウッ…いッ…あ゛うううぅぅぅ!!奥でイクウウゥゥゥッ!!」」
「痛っ、ちょっと、邪魔なので申し訳ないですけど尻尾掴みますよ」
「アヒイィーーッ!そんなあ、尻尾までされたらっ…あ゛、あ、あっ、いいいイク!またイッテるううっ!!」

奥を突きながら尻尾の付け根を持たれ、ペニスは白濁と一緒に潮を吹きだした。
これまでの交尾が児戯と思えるほどの快楽と、止めどなく押し寄せる絶頂。
いつもなら何度か射精すれば収まるはずなのに、種の催淫効果のせいかはたまた尻で得る快感のせいか、何度達しても昂ぶりが冷めてくれない。

「あぅうんっ!も、やめてくえれえっ…尻が…気持ち良すぎるうぅ…!!」
「もうちょっとです!たぶんですけど!もうちょっと辛抱して下さい!」
「あひあぁぁ!イイとこ全部当たってるっ…か、加減してくれえ…ああああまたくるぅううっ!イクイクイグッ…!!」
「ったくもうまた狭く…!ちょっとイクの我慢できませんか!?」
「んおんっ!おんっ!がががまんできてたら、してるううぅぅああそこ、ダメだ!そこ弄られると、また…!!」
「そこって言われても解らないです!どこ触ってもびくんびくんするじゃないですか!!」
「っくうううぅぅう!!」

こいつは本当に言葉で嬲っている気は無いのだろうか。
恥辱を煽る物言いに、私はつい言葉責めをされているかのように興奮してしまう。
大体、この馬丁の怪しい手つきもいけないのだ。
私の弱い所を擦りあげながら奥まで突いたかと思えば、拳を開いたり閉じたり果ては指で内側をさすったりして、手酷く快楽に溺れさせようとしてるとしか考えられない。

「っこれ!?もしかしてこれか!?」
「あはあっ♡!!?」

奥の方を指でこりっと引っ掻かれ、腰が大きく跳ねる。

「根みたいなのが伸び始めてる…こ、これで間違いなさそうです!」
「ああ゛~~っこりこりするな!!は、早く取ってくれ…これ以上耐えられないっ、尻が変になりそうだ…!!」
「これまでもあんまり耐えていたようには…い、いや!では取り除きますので、転倒しないように腰を下ろして下さい!」
「はううぅ…んっ…は、わか、ったあああぁ、い、あ、あ、あ、うあ!?この角度は、くはっ!?ダメだあああイクうううぅッ!!」

ゆっくり腰を下ろした時に抉られた角度がよくて絶頂しながら、なんとか地面に伏せる。
もう口から溢れる唾液を拭う余裕もなく、だらしなく垂れ流したままだ。

「取ります!」
「~~~~~~ッッッあ゛ああああああァッ!?いひあああああア゛アアアァ~~~~ッ!!!」

種を取り除かれた時の、もはや凄惨と表せる程の快感に絶叫をしながら、私の意識はそこでぷつっと途絶えた。











酷い喉の渇きを覚え瞼を開ける。
手を動かしてみると、周りに藁が敷き詰められているのが解った。
首だけを起こし辺りを見回す。
どうやら気を失っている間に厩に運んでくれたらしい。

(水?と、食い物もある)

怠さの残る身体を起こすと、近くに水と食べ物が用意されていた。
取り置いてくれただろう馬丁に心の中で礼を言いながら、それに手を伸ばした。
色んな汁を垂れ流していただろうにべたつきがない。どうやら身体を拭いてくれたようだ。
どうやら私は、かなり優良な人物に頼みごとが出来たようだ。報酬ははずまねばなるまい。

(しかし、凄かった……)

尻穴に残る名残りに、ぶるりと身震いする。

(労働者のごつごつした腕が私の尻をほじくって、待ってくれと頼んだのに奥まで突き上げられて…)

感じる部分を弄りまわされ、際どい所もあまさず蹂躙され。
息も絶え絶えになるくらいの強烈な刺激で否応なく喘がされて、オスとしての尊厳を取り上げられながら与えられるメスの絶頂。
思い出しただけできゅんきゅんと尻が疼いてしまう。

(っ!私は何を考えているんだ!)

危ない方向へ行った思考を振り払うように頭を振った。
さっさと腹を満たして自分のテントに戻ろう。
これ以上余計なことを考えると、取り返しのつかないことになりそうな予感がする。

「ブルルルルル……」

どこかから荒い鼻息が聞こえて、肉を咀嚼しながらその方向を向く。
一頭の雄馬が苛立ったように足を鳴らし、馬房内をうろついていた。
手入れの行き届いた、体つきのいい馬だ。

(…発情しているのか?)

無意識に目で追ってしまった馬のペニスが、その大きさと太さを主張するかのように重々しく揺れていた。
どうやら簡易的に作った厩では、雌馬と雄馬を充分な距離まで引き離せなかったせいで興奮してしまったようだ。
私の視線は、雌を孕ますために怒張したペニスに釘付けになる。
ごくりと喉が鳴ったのは、食べ物を飲み込むためだったと思いたい。

(あれで穴をかき回されたら、どれだけ…)

よからぬ渇望に、ふうふうと荒くなる息。
気付けばふらふらと発情した馬に近付き、出入り口の柵を外していた。

「ヒヒィーーーン!」

興奮し切った馬は鋭くいななきながら前足を高く上げた。
その隙に素早く自分の身体を潜り込ませ、馬が交尾をする体制に持ち込む。
最初は私を邪魔がるようにしていた馬も、ペニスの先端を穴で咥え込めば、その刺激を合図に腰を振り始める。

「おああああああぁぁ~……!これが、馬の……っ!!」

種を取り除くために馬丁の腕を咥え込んだ穴は充分慣らされており、敏感になっていた。
それだというのに、最初から遠慮なくがんがんに突き入れられ、あっけなく果ててしまう。
しかし、こちらがイッてようがお構いなしに馬の腰は止まらない。

「お゛っ!お゛っ!お゛んっ!お゛おんっ!イきながら突かれるの、すごいいぃっ~~!あっ、それ、奥えぐられると、私は弱いんだっ……!あ、あひぁっ!も、もっと乱暴にしても、いいぞっ」

媚びるように腰を振りながら、気持ちのいい角度になるように尻を上げる。
ぱんぱんと激しく肉のぶつかる音が、静かな周囲に響いていた。

「尻がだめになるっ♡あっあっあっあっ、雄に戻れなくなるぅ!」
(こんな姿、仲間に見られたら自害するしか……)

ぐちゅぐちゅぐちゅっ
ぐちゅぐちゅぐちっ

「ああァ~~♡いくいくいくイクッ……馬のペニスで何度もイかされるっ!!」
(私は、私は一体なにをしてるんだ!こんな馬鹿な事、今すぐにやめ……)

ぱんっぱんっぱんっぐちぃ
ぱんっぱんっぱんっぱん

「はぐ♡!うおっ、うおっ、おおんっ!!尻がいい!!もっと、ああっ!もっとその太いので突いてくれ!!」

正気に戻りかけるたびに、馬のペニスに屈服させられる。
その太さゆえに、どう足掻いても前立腺を擦り上げながら奥まで犯してくれる馬ペニスに、舌を突き出して悦び喘いだ。
雌馬に挿入するためにあるその肉棒は、確かに馬体を犯す専用なのだと穴に叩きつけられる度思い知らされる。
私の上に乗って一心不乱にペニスを抜き差ししていた馬が、絶対に孕ますとばかりにぎゅうっと前足で締め付けながら、びゅくびゅくと勢いよく中に射精した。

「熱、あ、ナカにっ、そんな…、馬に種付けされてしまった……ッッッあ゛あ゛あ゛あ゛あアアァァ!中出しされていくううぅッ!!!」

精液を奥まで塗り込むようにしながら、馬のペニスがずるりと抜けて行く。
その抜けて行く感覚にも感じてしまいながら、先ほどまで中を満たして快楽を与えてくれていた物が無くなった喪失感で泣きそうになる。

「た、足りない…頼む、もう一回、もう一回くれ……」

いやらしく尻を振って誘ってみるが、すでに興味を失った雄馬は不思議そうにこちらを見るばかり。
馬の交尾はそんなに長くは無いのだ。

「そんな…まだこんなに、ぐちゅぐちゅなのに…」

くぱくぱと物欲しそうに穴が収縮する。
半端に満たされた身体が辛い。

疼きを持て余した私の視線は、さっきの馬よりも一回り大きい馬の馬房の方に向いていた。
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