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11. みいちゃんといっしょ。
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みいちゃんは、お昼の仕事も夜の仕事も、どちらも少しずつ減らすことにする、と言った。
翌日には退院できたので、そのまま伯母さんの家にお礼も兼ねて一万円を返しに行こうとタクシーに乗って、その道中で聞いた。
「お昼の仕事は紹介されたばかりだから、すぐに辞めちゃ迷惑がかかるからね。そのうち夜だけに専念するよ」
個人的には、むしろホステスの仕事を辞めて昼の仕事に専念した方がいいんじゃないかと思ったのだけど、みいちゃんは首を振った。
「夜の仕事は慣れてるし、好きだし。それに、お店を出すならお客さまは繋いでおきたいんだ」
みいちゃんがいつか店を出したい、と言っていたことを思い出して、ああ、と納得した。
「それでいつか、小料理屋みたいなお店が出せたらいいなあと思ってるんだ」
「あっ、それいいかも! みいちゃんは料理も上手いし」
「ホント? じゃあ頑張っちゃおうかなあ」
「でも、無理しない程度にね?」
「わかってるよー」
私の忠告に、みいちゃんは唇を尖らせる。
やっぱりどう考えても、みいちゃんはお母さんって感じはしない。
伯母さんの家に着いて呼び鈴を鳴らすと、うたた寝していたのか、眠そうな目をして伯母さんが出てきた。
「まったくあんたたちは……二日も続けて人の安眠妨害をしてくれるね」
呆れたようにそう言う。
一万円を差し出して頭を下げると、伯母さんは、
「いいのに、別に。受け取っときな」
と言ったけれど、みいちゃんが頑として譲らなかった。
「実は、今まで保険使ってなくて。でもせっかく亮さんが残してくれたものだし、これからは使わせてもらおうかと」
とみいちゃんが言うと、じゃあ、と伯母さんは素直に一万円を受け取った。
「やっぱり保険、使ってなかったんだね」
「はい。……少々、意地を張りまして」
そうみいちゃんが言うと、伯母さんは口の端を上げた。
「それで倒れちゃ世話ないよ」
「すみません、ご迷惑を掛けまして。でも、助かりました。ありがとうございます」
みいちゃんが頭を下げる。綺麗な茶髪がふわりと揺れた。
「今度からあまり心配かけさせんじゃないよ。大丈夫って言ったの、あんたたちなんだからね」
「はい」
「あの家を守るのは、あんたたちの役目なんだよ。あれは沙希のおじいちゃんが残してくれたもんなんだよ、わかるね?」
やっぱり家の心配は外せないんだな、と思うと少し可笑しくて、反省しているフリして俯いて笑いをこらえた。
それからまた、少し説教を聞かされたけれど、私たちはおとなしくその話を聞いた。
伯母さんの気が済んだころ、私たちは再度頭を下げて、伯母さんの家を後にする。
またタクシーを拾って、家に戻る。
持っていた荷物を投げ出し、服も着替えずに居間に二人して座り込んだ。
「あー疲れた」
「みいちゃん、座ってないで。ちゃんと寝てよ?」
「うん、そうするー」
と言いながら、動こうとしない。
仕方ないので、とりあえず部屋に布団だけ敷いて、みいちゃんの向かいに座った。
「……でも、伯母さんが助けてくれるとは思わなかった」
と私が漏らすと、みいちゃんは人差し指を立てて「ちっちっち」と言いながら横に何度か動かした。
「みいちゃんは頭は良くないけどねぇ、長年ホステスやってきて、身に付いたものがあるんだよ」
いったい何の話が始まるのか。
「……なに?」
「人を見る目。あの人は、根はいい人だよ」
「ふうん」
私なんか、何年も見てきたのに、嫌味で薄情な人だと思っていた。
「みいちゃんはね、人を見る目だけには自信があるんだあ。だから、絶対に敬語を使わなきゃいけないって人はわかるから、気をつけてるけど……。でも疲れる。沙希ちゃんといると楽ちーん」
そう言って、その場でゴロンと横になってしまう。
「もう、布団で寝なさいって」
「だっこー」
「楽をしすぎ!」
苦笑しながらも、やはり病人なのだから、とみいちゃんを抱える。
もちろん本当にだっこしたわけではなく、手を貸しただけだけど。
「みいちゃんは、人を見る目が自慢なんだからね」
「はいはい、何度も聞きました」
「だからねぇ、沙希ちゃん。彼氏ができたら連れておいでね。みいちゃんが見てあげる」
「……彼氏ができたら、じゃなくて……内緒だけどいるかもよ」
あまりにいないことが前提で話されたので、少し悔しくなってそう言った。
でもみいちゃんは笑って返す。
「ううん、今はいないよ。みいちゃんわかるもん。でもきっとすぐにできるよ」
「……ならいいけど」
私の反応を見て、うふふ、とみいちゃんは笑った。
なんとなく反撃したくなって言ってみる。
「でもみいちゃん、人を見る目がある割に、お父さんを選んだんじゃん」
「うん? 亮さんも、思った通りの人だよ? 気が弱くていいかげんで浮気性で、でも好きになったんだから仕方ないよね」
そう言って、みいちゃんは笑った。
やっぱり、お父さんの電話の嘘も、みいちゃんは見透かしていたに違いないよ。
残念だったね、お父さん。みいちゃんの方が一枚も二枚も上手だったよ。
◇
それからは、毎日のお弁当は私が作ることになった。
毎日作っているとそれなりに慣れて手際よく準備できるようになってきて、負担は少なくなっていった。
「いつでもお嫁に行けるねえ」
起き出して来たみいちゃんが、お弁当を覗き込んでそう言う。
最近は、浴びるようにお酒を飲むことも少なくなってきたようだった。
「あっ、でも沙希ちゃんがお嫁に行っちゃったら、みいちゃんどうしよう」
「そんな先の話……」
私は呆れながら、弁当を包む。
「先じゃないよ。今はまだ女の子は十六歳から結婚できるんだから。今すぐにだってお嫁に行けちゃうんだよ」
「仕事に生きるかもしれないじゃん」
「あー、流行りだもんねえ」
別に流行りで決めることでもないけど、とため息をついた。
「……今は、医療関係に進みたいかなって思ってる」
みいちゃんが倒れたとき、何もできなかった私。
もうあんなことはたくさんだ。
きっと知識を蓄えれば、同じようなことがあってももっとちゃんと動けるようになるかもしれない、と思う。あのとき、お医者さんや看護師さんがどれだけ頼もしく思えたか。
「お医者さんになるの?」
「ううん、具体的に決めてるわけじゃないけど。薬学部とかもあるし、看護師かも。それはこれからまた考える」
なにせ、先日思いついたばかりだ。私の初めての、目標。
「うん、決まったら教えてね」
「学費、お世話になります」
私は頭を下げる。
みいちゃんの髪みたいに、私の髪はふわりとは揺れないけれど。
「うん、大丈夫だよ。どこに行くのでも、亮さんとみいちゃんで、なんとかするから」
そうしてみいちゃんはまた、腕を上げて力こぶを作るふりをした。
今度はきっと、無理はしていない。
◇
学校に向かって歩いていると、後ろから沙希ちゃん、と呼ぶ声がして振り返る。
みいちゃんがパジャマの上にカーディガンを羽織ったままで、つっかけを履いて追いかけてきていた。
「あれ、どうしたの」
「お弁当! 包んでたのに、忘れてたよ」
「……え」
私は慌ててカバンの中を探る。
ない。当たり前だ、お弁当はみいちゃんの手の中にある。
「……あ」
みいちゃんからお弁当を受け取って、かばんの中に入れる。
なんで忘れちゃったんだろう。ちゃんと包んだのに。
そうだ、ありがとうって言わなくちゃ、と思って顔を上げると、みいちゃんは笑って言った。
「もう、沙希ちゃんはボーッとしてるなあ」
みいちゃんに言われて、唇を尖らせる。
いつも色んな人から言われるけれど、みいちゃんに言われたのは初めてだ。
「そんなので、お医者さんとか大丈夫?」
「うう……」
返す言葉もない。
私の顔を見て、みいちゃんはにやりと笑った。
「だから、みいちゃんがついてないと。ずっといっしょにいないとね」
うん。
そうだね。
私も、みいちゃんに微笑みかけた。
みいちゃんみたいに綺麗に笑えていたらいいけれど。
ずっと、みいちゃんといっしょだよ。
了
翌日には退院できたので、そのまま伯母さんの家にお礼も兼ねて一万円を返しに行こうとタクシーに乗って、その道中で聞いた。
「お昼の仕事は紹介されたばかりだから、すぐに辞めちゃ迷惑がかかるからね。そのうち夜だけに専念するよ」
個人的には、むしろホステスの仕事を辞めて昼の仕事に専念した方がいいんじゃないかと思ったのだけど、みいちゃんは首を振った。
「夜の仕事は慣れてるし、好きだし。それに、お店を出すならお客さまは繋いでおきたいんだ」
みいちゃんがいつか店を出したい、と言っていたことを思い出して、ああ、と納得した。
「それでいつか、小料理屋みたいなお店が出せたらいいなあと思ってるんだ」
「あっ、それいいかも! みいちゃんは料理も上手いし」
「ホント? じゃあ頑張っちゃおうかなあ」
「でも、無理しない程度にね?」
「わかってるよー」
私の忠告に、みいちゃんは唇を尖らせる。
やっぱりどう考えても、みいちゃんはお母さんって感じはしない。
伯母さんの家に着いて呼び鈴を鳴らすと、うたた寝していたのか、眠そうな目をして伯母さんが出てきた。
「まったくあんたたちは……二日も続けて人の安眠妨害をしてくれるね」
呆れたようにそう言う。
一万円を差し出して頭を下げると、伯母さんは、
「いいのに、別に。受け取っときな」
と言ったけれど、みいちゃんが頑として譲らなかった。
「実は、今まで保険使ってなくて。でもせっかく亮さんが残してくれたものだし、これからは使わせてもらおうかと」
とみいちゃんが言うと、じゃあ、と伯母さんは素直に一万円を受け取った。
「やっぱり保険、使ってなかったんだね」
「はい。……少々、意地を張りまして」
そうみいちゃんが言うと、伯母さんは口の端を上げた。
「それで倒れちゃ世話ないよ」
「すみません、ご迷惑を掛けまして。でも、助かりました。ありがとうございます」
みいちゃんが頭を下げる。綺麗な茶髪がふわりと揺れた。
「今度からあまり心配かけさせんじゃないよ。大丈夫って言ったの、あんたたちなんだからね」
「はい」
「あの家を守るのは、あんたたちの役目なんだよ。あれは沙希のおじいちゃんが残してくれたもんなんだよ、わかるね?」
やっぱり家の心配は外せないんだな、と思うと少し可笑しくて、反省しているフリして俯いて笑いをこらえた。
それからまた、少し説教を聞かされたけれど、私たちはおとなしくその話を聞いた。
伯母さんの気が済んだころ、私たちは再度頭を下げて、伯母さんの家を後にする。
またタクシーを拾って、家に戻る。
持っていた荷物を投げ出し、服も着替えずに居間に二人して座り込んだ。
「あー疲れた」
「みいちゃん、座ってないで。ちゃんと寝てよ?」
「うん、そうするー」
と言いながら、動こうとしない。
仕方ないので、とりあえず部屋に布団だけ敷いて、みいちゃんの向かいに座った。
「……でも、伯母さんが助けてくれるとは思わなかった」
と私が漏らすと、みいちゃんは人差し指を立てて「ちっちっち」と言いながら横に何度か動かした。
「みいちゃんは頭は良くないけどねぇ、長年ホステスやってきて、身に付いたものがあるんだよ」
いったい何の話が始まるのか。
「……なに?」
「人を見る目。あの人は、根はいい人だよ」
「ふうん」
私なんか、何年も見てきたのに、嫌味で薄情な人だと思っていた。
「みいちゃんはね、人を見る目だけには自信があるんだあ。だから、絶対に敬語を使わなきゃいけないって人はわかるから、気をつけてるけど……。でも疲れる。沙希ちゃんといると楽ちーん」
そう言って、その場でゴロンと横になってしまう。
「もう、布団で寝なさいって」
「だっこー」
「楽をしすぎ!」
苦笑しながらも、やはり病人なのだから、とみいちゃんを抱える。
もちろん本当にだっこしたわけではなく、手を貸しただけだけど。
「みいちゃんは、人を見る目が自慢なんだからね」
「はいはい、何度も聞きました」
「だからねぇ、沙希ちゃん。彼氏ができたら連れておいでね。みいちゃんが見てあげる」
「……彼氏ができたら、じゃなくて……内緒だけどいるかもよ」
あまりにいないことが前提で話されたので、少し悔しくなってそう言った。
でもみいちゃんは笑って返す。
「ううん、今はいないよ。みいちゃんわかるもん。でもきっとすぐにできるよ」
「……ならいいけど」
私の反応を見て、うふふ、とみいちゃんは笑った。
なんとなく反撃したくなって言ってみる。
「でもみいちゃん、人を見る目がある割に、お父さんを選んだんじゃん」
「うん? 亮さんも、思った通りの人だよ? 気が弱くていいかげんで浮気性で、でも好きになったんだから仕方ないよね」
そう言って、みいちゃんは笑った。
やっぱり、お父さんの電話の嘘も、みいちゃんは見透かしていたに違いないよ。
残念だったね、お父さん。みいちゃんの方が一枚も二枚も上手だったよ。
◇
それからは、毎日のお弁当は私が作ることになった。
毎日作っているとそれなりに慣れて手際よく準備できるようになってきて、負担は少なくなっていった。
「いつでもお嫁に行けるねえ」
起き出して来たみいちゃんが、お弁当を覗き込んでそう言う。
最近は、浴びるようにお酒を飲むことも少なくなってきたようだった。
「あっ、でも沙希ちゃんがお嫁に行っちゃったら、みいちゃんどうしよう」
「そんな先の話……」
私は呆れながら、弁当を包む。
「先じゃないよ。今はまだ女の子は十六歳から結婚できるんだから。今すぐにだってお嫁に行けちゃうんだよ」
「仕事に生きるかもしれないじゃん」
「あー、流行りだもんねえ」
別に流行りで決めることでもないけど、とため息をついた。
「……今は、医療関係に進みたいかなって思ってる」
みいちゃんが倒れたとき、何もできなかった私。
もうあんなことはたくさんだ。
きっと知識を蓄えれば、同じようなことがあってももっとちゃんと動けるようになるかもしれない、と思う。あのとき、お医者さんや看護師さんがどれだけ頼もしく思えたか。
「お医者さんになるの?」
「ううん、具体的に決めてるわけじゃないけど。薬学部とかもあるし、看護師かも。それはこれからまた考える」
なにせ、先日思いついたばかりだ。私の初めての、目標。
「うん、決まったら教えてね」
「学費、お世話になります」
私は頭を下げる。
みいちゃんの髪みたいに、私の髪はふわりとは揺れないけれど。
「うん、大丈夫だよ。どこに行くのでも、亮さんとみいちゃんで、なんとかするから」
そうしてみいちゃんはまた、腕を上げて力こぶを作るふりをした。
今度はきっと、無理はしていない。
◇
学校に向かって歩いていると、後ろから沙希ちゃん、と呼ぶ声がして振り返る。
みいちゃんがパジャマの上にカーディガンを羽織ったままで、つっかけを履いて追いかけてきていた。
「あれ、どうしたの」
「お弁当! 包んでたのに、忘れてたよ」
「……え」
私は慌ててカバンの中を探る。
ない。当たり前だ、お弁当はみいちゃんの手の中にある。
「……あ」
みいちゃんからお弁当を受け取って、かばんの中に入れる。
なんで忘れちゃったんだろう。ちゃんと包んだのに。
そうだ、ありがとうって言わなくちゃ、と思って顔を上げると、みいちゃんは笑って言った。
「もう、沙希ちゃんはボーッとしてるなあ」
みいちゃんに言われて、唇を尖らせる。
いつも色んな人から言われるけれど、みいちゃんに言われたのは初めてだ。
「そんなので、お医者さんとか大丈夫?」
「うう……」
返す言葉もない。
私の顔を見て、みいちゃんはにやりと笑った。
「だから、みいちゃんがついてないと。ずっといっしょにいないとね」
うん。
そうだね。
私も、みいちゃんに微笑みかけた。
みいちゃんみたいに綺麗に笑えていたらいいけれど。
ずっと、みいちゃんといっしょだよ。
了
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