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発進は男のロマン
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完成したホワイト・オルター号を、夜の内にこっそり街や祭壇から一番遠い湖に沈めて置く。シールドを張っているので、防水は完璧だ!
でも、水中を長時間潜航するのは、ちとつらい。シールド内の酸素を何とかしないと、難しいだろうな。
確か地球でも、国際宇宙ステーション内の空気は循環浄化してても、徐々に減っていくから、補充が必要だったはず。
まあ、水中や真空中で活動する事は、まず無いだろうからそこは気にしなくてもいいか。長時間戦闘時には、シールドを解放して換気の必要性はあるけど、それはまた考えよう。
しかーし! これで発進時は、水面を割って浮上するシーンが拝めるぞ!
ブル〇ノア~俺達の使命は重い~♪ うんうん、いいね~! ロマンだ!
『またマニアックな作品を…』
いいじゃん、発進シーン格好いいんだよ!
『宇宙にでも行く気ですか? 反重力エンジンでも搭載して。反陽子砲で敵を殲滅とか?』
行かねーし、しねーよ!
『そもそも、強制終了させられたようなアニメなんて、誰も覚えてませんよ』
強制終了いうなし!
『さっきの主題歌なんて、 川〇麻世ですよ? 歌手だったなんて、誰も知りませんって!』
いや、アルバムだって出てたし…
『カ〇ヤとの泥沼離婚裁判の方が有名ですよ。お昼のワイドショーの常連です!』
う、うん…それは確かに…
『主題歌 宇宙空母・ブルー〇ア ー大いなる海へー 。宇宙なのか海なのかはっきりしろと言いたい!』
あ~、うん…そだね…
『まあ、所詮はヤ〇トのパチモンですから』
パチモン言うなし! オマージュだから!
『目クソ鼻クソ…ぷっ』
くっそー!
まだ日の出まで時間もある事だし、さっさと戻ってちょっとでも寝よう。
おやすみーご…
「トール様、起きてください」
ん、誰だ? メリルか…まだ眠い…
「…あと6時間…」
「何を馬鹿な事を言ってるんですか! 今日は、ミレーラとユズキとユズカに、保護区を見せるんじゃなかったんですか?」
そんな約束したっけかなあ…
「記憶にございません…おやすみ…」
「お義父様の屋敷からの帰り道で、言ってたじゃないですか! 3人とも楽しみに食堂でまってますよ!」
ありゃ、そんなこと言ってたんだ…
「さあさあ、お着換えをお手伝いしますから、起きてください」
仕方ねえなあ…でも瞼が重くて開かない…
「さあ、取りあえず上着からですよ。はい、ベッドに座って…ばんざ~い!」
「…ばんざ~い…」
すぽって、上着が脱げた気がする…
「それじゃ、シャツも脱ぎましょうね~。はい、ばんざ~い!」
ばんざ…い…ちょっと待て。
クソ重い瞼を気力で開くと、目の前にフンスフンスと鼻息荒く、真っ赤に染まったメリルの顔があった。
「自分で着替えるから…先に食堂行ってて」
うわ! めっちゃ残念そうな顔になった!
「そうですか? それではお待ちしておりますね…」
滅茶苦茶がっかりした顔で、部屋から出て行ったよ!
何? メリルってもしかして、むっつりなの?
『そりゃ、行為が正当化されれば、あの年頃の少女なら、男の身体を見て触ったりしたいでしょうよ』
マジ?
『大河さんだって、メリルの服を正当な理由があって脱がせることが出来るなら、やるでしょう?』
…うん。美少女だし…
『メリルは、思春期真っただ中ですからね。大河さんは枯れかかってますが』
枯れてねーよ! まだ色々と元気だよ! 俺だって思春期だよ!
『肉体的にはですよね? 精神的には…前世を足せば、60手前ですから。これが最後の一枚ね…ってぐらい枯れてますよ』
足すなよ! しかもそれ、オー・ヘンリーの最後の一葉だろ! 小学校の国語でやったわ! 懐かしすぎるわ!
大体だな、その最後の一枚は壁に描いた絵だから、散らないんだよ!
『ってことは、大河さんもギリギリで枯れてない様に見えて、すでに枯れてたって事ですね』
だから枯れてねーよ! 俺は蔦の葉っぱじゃねーって!
でも、水中を長時間潜航するのは、ちとつらい。シールド内の酸素を何とかしないと、難しいだろうな。
確か地球でも、国際宇宙ステーション内の空気は循環浄化してても、徐々に減っていくから、補充が必要だったはず。
まあ、水中や真空中で活動する事は、まず無いだろうからそこは気にしなくてもいいか。長時間戦闘時には、シールドを解放して換気の必要性はあるけど、それはまた考えよう。
しかーし! これで発進時は、水面を割って浮上するシーンが拝めるぞ!
ブル〇ノア~俺達の使命は重い~♪ うんうん、いいね~! ロマンだ!
『またマニアックな作品を…』
いいじゃん、発進シーン格好いいんだよ!
『宇宙にでも行く気ですか? 反重力エンジンでも搭載して。反陽子砲で敵を殲滅とか?』
行かねーし、しねーよ!
『そもそも、強制終了させられたようなアニメなんて、誰も覚えてませんよ』
強制終了いうなし!
『さっきの主題歌なんて、 川〇麻世ですよ? 歌手だったなんて、誰も知りませんって!』
いや、アルバムだって出てたし…
『カ〇ヤとの泥沼離婚裁判の方が有名ですよ。お昼のワイドショーの常連です!』
う、うん…それは確かに…
『主題歌 宇宙空母・ブルー〇ア ー大いなる海へー 。宇宙なのか海なのかはっきりしろと言いたい!』
あ~、うん…そだね…
『まあ、所詮はヤ〇トのパチモンですから』
パチモン言うなし! オマージュだから!
『目クソ鼻クソ…ぷっ』
くっそー!
まだ日の出まで時間もある事だし、さっさと戻ってちょっとでも寝よう。
おやすみーご…
「トール様、起きてください」
ん、誰だ? メリルか…まだ眠い…
「…あと6時間…」
「何を馬鹿な事を言ってるんですか! 今日は、ミレーラとユズキとユズカに、保護区を見せるんじゃなかったんですか?」
そんな約束したっけかなあ…
「記憶にございません…おやすみ…」
「お義父様の屋敷からの帰り道で、言ってたじゃないですか! 3人とも楽しみに食堂でまってますよ!」
ありゃ、そんなこと言ってたんだ…
「さあさあ、お着換えをお手伝いしますから、起きてください」
仕方ねえなあ…でも瞼が重くて開かない…
「さあ、取りあえず上着からですよ。はい、ベッドに座って…ばんざ~い!」
「…ばんざ~い…」
すぽって、上着が脱げた気がする…
「それじゃ、シャツも脱ぎましょうね~。はい、ばんざ~い!」
ばんざ…い…ちょっと待て。
クソ重い瞼を気力で開くと、目の前にフンスフンスと鼻息荒く、真っ赤に染まったメリルの顔があった。
「自分で着替えるから…先に食堂行ってて」
うわ! めっちゃ残念そうな顔になった!
「そうですか? それではお待ちしておりますね…」
滅茶苦茶がっかりした顔で、部屋から出て行ったよ!
何? メリルってもしかして、むっつりなの?
『そりゃ、行為が正当化されれば、あの年頃の少女なら、男の身体を見て触ったりしたいでしょうよ』
マジ?
『大河さんだって、メリルの服を正当な理由があって脱がせることが出来るなら、やるでしょう?』
…うん。美少女だし…
『メリルは、思春期真っただ中ですからね。大河さんは枯れかかってますが』
枯れてねーよ! まだ色々と元気だよ! 俺だって思春期だよ!
『肉体的にはですよね? 精神的には…前世を足せば、60手前ですから。これが最後の一枚ね…ってぐらい枯れてますよ』
足すなよ! しかもそれ、オー・ヘンリーの最後の一葉だろ! 小学校の国語でやったわ! 懐かしすぎるわ!
大体だな、その最後の一枚は壁に描いた絵だから、散らないんだよ!
『ってことは、大河さんもギリギリで枯れてない様に見えて、すでに枯れてたって事ですね』
だから枯れてねーよ! 俺は蔦の葉っぱじゃねーって!
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