25 / 135
第三章
3-4 食堂の手伝いをする
しおりを挟む
「おや、可愛い給仕さんだね。おかみさん、もしかしてお孫さんかい?」
「あはは、だったら良いんだけどねえ。臨時の手伝いバイトさんだよ」
常連のお客さんとそんな会話が交わされるのは何回目だろうか。
僕はともかく、まだ幼いアリアちゃんが一生懸命手伝う姿はとても目をひく。そうでなくても、アリアちゃんは可愛いもんな。
「おーい、ラウル! これを運んでくれ!」
「はーい!」
厨房からの声で出来上がった食事を配膳するのは僕の役目。アリアちゃんは食事の後の食器を下げるのが仕事だ。
給仕の仕事をするなんて生まれて初めてだ。アリアちゃんももちろん初めてだそうだけれど、とても楽しそうだ。
「おい、知ってるか? ――」
慌しい時間の合間にふぅと一息ついたときに、近くの席の旅人の会話が耳に入ってきた。
旅の途中で魔獣の噂を聞いただとか、どこぞの国のお貴族様が変わった魔導具を探しているだとか、ある町で盗賊団が捕まったらしいだとか、話の内容は様々だ。その噂話の中には、件の月牙狼の話もある。
ちょっと耳をそばだてれば、そんな話は店内のあちらこちらから聞こえてきた。
僕ら一行の情報集めは、主にジャウマさんたち3人がその時の状況に合わせて担っている。
冒険者の間に回っている情報はジャウマさんが集める。ヴィーさんは夜の町での情報収集が得意なんだそうだ。貴族やお偉いさんが相手の時にはセリオンさんが行く。
僕にはあの3人のような真似は、とてもじゃないけれど出来ない。でも、今の噂話はもしかしたら少しは皆の役に立つんじゃないだろうか。
* * *
この店は夜遅くなる前に営業を終えるのだそうだ。
「息子が居た時ならともかく、こんな年寄りだけじゃあ遅い時間までは厳しくてねぇ」
おばさんがそう言った時に、ちょっと寂しそうな目をしていたように思えた。
居た、ということは、今はその息子さんは居ないのだろう。その先は詳しく聞いてはいけないような、そんな気がした。
土産にと持たせてくれたケーキを持って、二人で宿に戻った。ジャウマさんたち3人は、夕食はもう一つの食堂――というか、酒場で済ませてきたそうだ。
でもジャウマさん曰く、有用な情報は殆ど聞けなかったそうだ。
「町の連中はどうでもいいような話しかしてくれなくてな」
ヴィーさんも、好みの女性がいなかったと、ちょっと不機嫌そうだった。でもそれって、情報とは関係ないと思う。うん。
セリオンさんは特に何も語らない。ヴィーさんによると、アリアちゃんが居なかったからか下心のある女性が次々と寄ってきて、かなりモテていたらしい。だから、セリオンさんはずっと不機嫌だったそうだ。まあ、それは想像がつく。
「あの…… 食堂に来ていた旅の人が、月牙狼の話をしていて……」
僕が食堂で聞いた噂話を3人に伝える。
月牙狼は元々は隣の町に向かう途中の森の奥に住んでいたらしい。その頃は人間の生活を脅かすようなことはなかった。それが何の理由か、この町に現れるようになり――
「最初に討伐の依頼を受けた冒険者は、その森の奥で月牙狼を仕留めたと、嘘をついて町の皆を騙したんだそうです」
「嘘、ということは、月牙狼は倒されなかったんだな」
「はい、しかもその後も失敗続きで…… だから町の皆は冒険者をあまり信用しなくなっているらしいです……」
「なるほど、それで酒場の連中はよそよそしかったんだな」
そう言って、ヴィーさんはうんうんと頷いた。よかった、どうやら役に立てたらしい。
「それで、しばらくの間そのご夫婦の食堂の手伝いをすることになったんですけど……」
反対はされないと思うんだけど…… でも、少しだけ不安を抱えながら伝える。
「まあ、このギルドだとお前が受けられる依頼も少ないしな。それにいい経験になるんじゃないか」
ジャウマさんは笑いながらそう言って、賛成してくれた。
よかった。アリアちゃんとニッコリと顔を見合わせた。
* * *
僕とアリアちゃんが食堂の手伝いを始めて三日目の今日は、昼も夜も食堂はお休みだそうだ。アリアちゃんは、食堂の美味しいごはんとケーキが食べられないことにちょっと不満そうだ。
でも冒険者ギルドで久しぶりに薬草採集の依頼を受けることができると、アリアちゃんのご機嫌が戻ってきた。
薬草と違って、毒草はアリアちゃんには触らせられなかったからね。薬草ならアリアちゃんも一緒に採集できる。今から大張り切りの様子だ。
今日集める薬草は、浅い茂みの合間に生えていることが多い。草原の小道から少し離れたあたりの茂みを選んでかき分ける。
ふと人の声が聞こえ、何の気なしにそちらに目を向けた。ちょうど狩りの帰り道らしい冒険者が獲物を抱えて町に向かっているところだった。
その背中には2羽の大きな鳥。ずんぐりした灰色の体、頭のてっぺんにだけ黄色い長い羽根がフサフサと逆立って生えている。あれはカンムリ鳥だ。そういえば狩猟依頼がギルドに貼りだしてあったっけ。
カンムリ鳥か…… そう言えば……
「おにいちゃん、どうしたの?」
アリアちゃんに声をかけられてハッと気づいた。
「ああ、うん。あの人たち、カンムリ鳥を捕まえてきたみたいだ」
そう言うと、僕が見ている先にアリアちゃんも視線を向けた。
「あの鳥はリュフタケを食べるんだよ。この近くでカンムリ鳥を捕まえたのなら、もしかしたらリュフタケもあるんじゃないかなって思って」
「キノコ? ギルドに貼ってあったやつ?」
一緒に掲示板で採集依頼の依頼票を探していたので、アリアちゃんも覚えていたらしい。
「うん、あれなら僕でも採集できるし。でもちょっと町から離れてしまうから、どうしようかと思って」
「行ってみようよー」
アリアちゃんが楽しそうに言って、今日の二つ目の目標が決まった。
「あはは、だったら良いんだけどねえ。臨時の手伝いバイトさんだよ」
常連のお客さんとそんな会話が交わされるのは何回目だろうか。
僕はともかく、まだ幼いアリアちゃんが一生懸命手伝う姿はとても目をひく。そうでなくても、アリアちゃんは可愛いもんな。
「おーい、ラウル! これを運んでくれ!」
「はーい!」
厨房からの声で出来上がった食事を配膳するのは僕の役目。アリアちゃんは食事の後の食器を下げるのが仕事だ。
給仕の仕事をするなんて生まれて初めてだ。アリアちゃんももちろん初めてだそうだけれど、とても楽しそうだ。
「おい、知ってるか? ――」
慌しい時間の合間にふぅと一息ついたときに、近くの席の旅人の会話が耳に入ってきた。
旅の途中で魔獣の噂を聞いただとか、どこぞの国のお貴族様が変わった魔導具を探しているだとか、ある町で盗賊団が捕まったらしいだとか、話の内容は様々だ。その噂話の中には、件の月牙狼の話もある。
ちょっと耳をそばだてれば、そんな話は店内のあちらこちらから聞こえてきた。
僕ら一行の情報集めは、主にジャウマさんたち3人がその時の状況に合わせて担っている。
冒険者の間に回っている情報はジャウマさんが集める。ヴィーさんは夜の町での情報収集が得意なんだそうだ。貴族やお偉いさんが相手の時にはセリオンさんが行く。
僕にはあの3人のような真似は、とてもじゃないけれど出来ない。でも、今の噂話はもしかしたら少しは皆の役に立つんじゃないだろうか。
* * *
この店は夜遅くなる前に営業を終えるのだそうだ。
「息子が居た時ならともかく、こんな年寄りだけじゃあ遅い時間までは厳しくてねぇ」
おばさんがそう言った時に、ちょっと寂しそうな目をしていたように思えた。
居た、ということは、今はその息子さんは居ないのだろう。その先は詳しく聞いてはいけないような、そんな気がした。
土産にと持たせてくれたケーキを持って、二人で宿に戻った。ジャウマさんたち3人は、夕食はもう一つの食堂――というか、酒場で済ませてきたそうだ。
でもジャウマさん曰く、有用な情報は殆ど聞けなかったそうだ。
「町の連中はどうでもいいような話しかしてくれなくてな」
ヴィーさんも、好みの女性がいなかったと、ちょっと不機嫌そうだった。でもそれって、情報とは関係ないと思う。うん。
セリオンさんは特に何も語らない。ヴィーさんによると、アリアちゃんが居なかったからか下心のある女性が次々と寄ってきて、かなりモテていたらしい。だから、セリオンさんはずっと不機嫌だったそうだ。まあ、それは想像がつく。
「あの…… 食堂に来ていた旅の人が、月牙狼の話をしていて……」
僕が食堂で聞いた噂話を3人に伝える。
月牙狼は元々は隣の町に向かう途中の森の奥に住んでいたらしい。その頃は人間の生活を脅かすようなことはなかった。それが何の理由か、この町に現れるようになり――
「最初に討伐の依頼を受けた冒険者は、その森の奥で月牙狼を仕留めたと、嘘をついて町の皆を騙したんだそうです」
「嘘、ということは、月牙狼は倒されなかったんだな」
「はい、しかもその後も失敗続きで…… だから町の皆は冒険者をあまり信用しなくなっているらしいです……」
「なるほど、それで酒場の連中はよそよそしかったんだな」
そう言って、ヴィーさんはうんうんと頷いた。よかった、どうやら役に立てたらしい。
「それで、しばらくの間そのご夫婦の食堂の手伝いをすることになったんですけど……」
反対はされないと思うんだけど…… でも、少しだけ不安を抱えながら伝える。
「まあ、このギルドだとお前が受けられる依頼も少ないしな。それにいい経験になるんじゃないか」
ジャウマさんは笑いながらそう言って、賛成してくれた。
よかった。アリアちゃんとニッコリと顔を見合わせた。
* * *
僕とアリアちゃんが食堂の手伝いを始めて三日目の今日は、昼も夜も食堂はお休みだそうだ。アリアちゃんは、食堂の美味しいごはんとケーキが食べられないことにちょっと不満そうだ。
でも冒険者ギルドで久しぶりに薬草採集の依頼を受けることができると、アリアちゃんのご機嫌が戻ってきた。
薬草と違って、毒草はアリアちゃんには触らせられなかったからね。薬草ならアリアちゃんも一緒に採集できる。今から大張り切りの様子だ。
今日集める薬草は、浅い茂みの合間に生えていることが多い。草原の小道から少し離れたあたりの茂みを選んでかき分ける。
ふと人の声が聞こえ、何の気なしにそちらに目を向けた。ちょうど狩りの帰り道らしい冒険者が獲物を抱えて町に向かっているところだった。
その背中には2羽の大きな鳥。ずんぐりした灰色の体、頭のてっぺんにだけ黄色い長い羽根がフサフサと逆立って生えている。あれはカンムリ鳥だ。そういえば狩猟依頼がギルドに貼りだしてあったっけ。
カンムリ鳥か…… そう言えば……
「おにいちゃん、どうしたの?」
アリアちゃんに声をかけられてハッと気づいた。
「ああ、うん。あの人たち、カンムリ鳥を捕まえてきたみたいだ」
そう言うと、僕が見ている先にアリアちゃんも視線を向けた。
「あの鳥はリュフタケを食べるんだよ。この近くでカンムリ鳥を捕まえたのなら、もしかしたらリュフタケもあるんじゃないかなって思って」
「キノコ? ギルドに貼ってあったやつ?」
一緒に掲示板で採集依頼の依頼票を探していたので、アリアちゃんも覚えていたらしい。
「うん、あれなら僕でも採集できるし。でもちょっと町から離れてしまうから、どうしようかと思って」
「行ってみようよー」
アリアちゃんが楽しそうに言って、今日の二つ目の目標が決まった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
マンションのオーナーは十六歳の不思議な青年 〜マンションの特別室は何故か女性で埋まってしまう〜
美鈴
ファンタジー
ホットランキング上位ありがとうございます😊
ストーカーの被害に遭うアイドル歌羽根天音。彼女は警察に真っ先に相談する事にしたのだが…結果を言えば解決には至っていない。途方にくれる天音。久しぶりに会った親友の美樹子に「──なんかあった?」と、聞かれてその件を伝える事に…。すると彼女から「なんでもっと早く言ってくれなかったの!?」と、そんな言葉とともに彼女は誰かに電話を掛け始め…
※カクヨム様にも投稿しています
※イラストはAIイラストを使用しています
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』
チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。
その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。
「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」
そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!?
のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる