10 / 77
第十話 1年間
しおりを挟む私が次に意識を取り戻すと自分のベッドにいた。
ベッドの隣には父上と母上と寝てしまった妹がいたのだ。
両親は私が起きたことに気づき、すぐに医者を呼んだ。
私は医者の診断を受け、過労から来るものらしい。
特に問題は無いらしいが少し間休む必要があるみたいだ。
医師の診断が終わると両親に今度このことをやめるようにと言われてしまった。
そして、説教も受けたのだ。
説教の途中に妹が起き、私の胸に飛び込んできた。
そして、私の胸の中で泣き始めてしまったのだ。
「お兄様、心配しました。2度とこんなことしないでください」
私は妹にこんなことを言わせて、泣かせてしまったことに反省し、血反吐を吐くまでの鍛錬することは辞めることを決めたのだ。
しばらくの間は体を休め、完璧に治すように心掛けた。
完璧に治った私は体の感覚を取り戻すために、早速自主練を始めたのだ。
ハイオーガに負けてから3ヶ月は素振りをし続けた。
一週間に2回は徹夜で素振りをやっていたのだ。
3ヶ月も素振りをし続けると体力を結構つけることが出来た。
体力がついた私は魔力の量を増やすことにした。
魔力の増やし方は自身が持っている魔力をギリギリまで使うことで魔力の量を増やすことができる。
この辺には古いため池があり、今は枯れてしまい、使われていない。
そこを使って、魔力の量を増やすことにしたので、街に行き、大量にマナポーションを買ってきた。
いつものように夜屋敷を抜け出し、枯れたため池に移動した。
ため池に到着した私は大量のマナポーションを地面に並べ、ウォーターボールを唱え、ため池に溜めていった。
ウォーターボールを唱え、魔力が無くなったら、マナポーションを飲み、またウォーターボールを唱えることを繰り返した。
そんなことをしていると朝日が私のことを照す。
そして、私の周りも照らしたのだ。
私の周りには空になったマナポーションが散らばり、枯れたはずのため池は水が満杯になっていた。
私は散らばした空になったマナポーションを片付け屋敷に戻り、朝食の時間まで素振りをすることにした。
ため池は一週間ぐらいするとまた枯れてしまうので一週間後にこの鍛錬をすることに決めたのだ。
週に2回は徹夜しても大丈夫なので、後の1回は素振りをすることにした。
魔力の鍛錬をする時以外は素振りを続けることにしたのだ。
また3ヶ月すると、魔力の量を結構増やすことが出来た。
体力も魔力もつけた私は剣を技術を鍛えることにしたのだ。
1日2時間は素振りをする以外は剣の技術を鍛錬をすることにした。
半年間、剣の技術を鍛錬し続けたのだ。
その中で、ゲームの中では出てこなかった型を身につけることが出来た。
型は全部で6種類ある。
一の型、露払い。
二の型、空間斬。
三の型、抜刀。
四の型、無形の剣。
五の型、一刀。
六の型、剣舞。
この1年間鍛錬をし続けて、魔王を倒した時ぐらいの主人公よりも強くなることが出来た。
今日は鍛錬を早めに終え、しっかりと英気を養うことにしたのだ。
ハイオーガよ。
明日は再戦の日だ。
そして、勝つのは私だ。
156
あなたにおすすめの小説
ざまぁにはざまぁでお返し致します ~ラスボス王子はヒロインたちと悪役令嬢にざまぁしたいと思います~
陸奥 霧風
ファンタジー
仕事に疲れたサラリーマンがバスの事故で大人気乙女ゲーム『プリンセス ストーリー』の世界へ転生してしまった。しかも攻略不可能と噂されるラスボス的存在『アレク・ガルラ・フラスター王子』だった。
アレク王子はヒロインたちの前に立ちはだかることが出来るのか?
聖女だったけど魔王にジョブチェンジしました。魔獣たちとほっこり生活を満喫します。
棚から現ナマ
ファンタジー
聖女リーリアは婚約者である王太子リカルドにより、偽の聖女だと断罪される。
えん罪を着せられたリーリアは、あろうことか獣や魔獣が出没する”魔の森”へと捨てられるのだった。
攻撃や身を護る手段を持たないリーリアは…… なんだかんだあって、魔王になり、魔獣や魔物たちとワチャワチャ楽しく暮らしていくのでした。
【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…
悪役貴族に転生したから破滅しないように努力するけど上手くいかない!~努力が足りない?なら足りるまで努力する~
蜂谷
ファンタジー
社畜の俺は気が付いたら知らない男の子になっていた。
情報をまとめるとどうやら子供の頃に見たアニメ、ロイヤルヒーローの序盤で出てきた悪役、レオス・ヴィダールの幼少期に転生してしまったようだ。
アニメ自体は子供の頃だったのでよく覚えていないが、なぜかこいつのことはよく覚えている。
物語の序盤で悪魔を召喚させ、学園をめちゃくちゃにする。
それを主人公たちが倒し、レオスは学園を追放される。
その後領地で幽閉に近い謹慎を受けていたのだが、悪魔教に目を付けられ攫われる。
そしてその体を魔改造されて終盤のボスとして主人公に立ちふさがる。
それもヒロインの聖魔法によって倒され、彼の人生の幕は閉じる。
これが、悪役転生ってことか。
特に描写はなかったけど、こいつも怠惰で堕落した生活を送っていたに違いない。
あの肥満体だ、運動もろくにしていないだろう。
これは努力すれば眠れる才能が開花し、死亡フラグを回避できるのでは?
そう考えた俺は執事のカモールに頼み込み訓練を開始する。
偏った考えで領地を無駄に統治してる親を説得し、健全で善人な人生を歩もう。
一つ一つ努力していけば、きっと開かれる未来は輝いているに違いない。
そう思っていたんだけど、俺、弱くない?
希少属性である闇魔法に目覚めたのはよかったけど、攻撃力に乏しい。
剣術もそこそこ程度、全然達人のようにうまくならない。
おまけに俺はなにもしてないのに悪魔が召喚がされている!?
俺の前途多難な転生人生が始まったのだった。
※カクヨム、なろうでも掲載しています。
僕だけレベル1~レベルが上がらず無能扱いされた僕はパーティーを追放された。実は神様の不手際だったらしく、お詫びに最強スキルをもらいました~
いとうヒンジ
ファンタジー
ある日、イチカ・シリルはパーティーを追放された。
理由は、彼のレベルがいつまでたっても「1」のままだったから。
パーティーメンバーで幼馴染でもあるキリスとエレナは、ここぞとばかりにイチカを罵倒し、邪魔者扱いする。
友人だと思っていた幼馴染たちに無能扱いされたイチカは、失意のまま家路についた。
その夜、彼は「カミサマ」を名乗る少女と出会い、自分のレベルが上がらないのはカミサマの所為だったと知る。
カミサマは、自身の不手際のお詫びとしてイチカに最強のスキルを与え、これからは好きに生きるようにと助言した。
キリスたちは力を得たイチカに仲間に戻ってほしいと懇願する。だが、自分の気持ちに従うと決めたイチカは彼らを見捨てて歩き出した。
最強のスキルを手に入れたイチカ・シリルの新しい冒険者人生が、今幕を開ける。
気づいたら美少女ゲーの悪役令息に転生していたのでサブヒロインを救うのに人生を賭けることにした
高坂ナツキ
ファンタジー
衝撃を受けた途端、俺は美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生していた!?
これは、自分が制作にかかわっていた美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生した主人公が、報われないサブヒロインを救うために人生を賭ける話。
日常あり、恋愛あり、ダンジョンあり、戦闘あり、料理ありの何でもありの話となっています。
序盤でざまぁされる人望ゼロの無能リーダーに転生したので隠れチート主人公を追放せず可愛がったら、なぜか俺の方が英雄扱いされるようになっていた
砂礫レキ
ファンタジー
35歳独身社会人の灰村タクミ。
彼は実家の母から学生時代夢中で書いていた小説をゴミとして燃やしたと電話で告げられる。
そして落ち込んでいる所を通り魔に襲われ死亡した。
死の間際思い出したタクミの夢、それは「自分の書いた物語の主人公になる」ことだった。
その願いが叶ったのか目覚めたタクミは見覚えのあるファンタジー世界の中にいた。
しかし望んでいた主人公「クロノ・ナイトレイ」の姿ではなく、
主人公を追放し序盤で惨めに死ぬ冒険者パーティーの無能リーダー「アルヴァ・グレイブラッド」として。
自尊心が地の底まで落ちているタクミがチート主人公であるクロノに嫉妬する筈もなく、
寧ろ無能と見下されているクロノの実力を周囲に伝え先輩冒険者として支え始める。
結果、アルヴァを粗野で無能なリーダーだと見下していたパーティーメンバーや、
自警団、街の住民たちの視線が変わり始めて……?
更新は昼頃になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる