第1王子だった私は、弟に殺され、アンデットになってしまった

竹桜

文字の大きさ
42 / 61

第四十二話 学園都市

しおりを挟む

 あれから、4年が経った。

 リーシアは、14歳になっていた。

 そして、今日は、学園都市にあるウェンター学園の入学式だ。

 ちなみに、この学園は、私も卒業している。

 この学園を卒業してから、王家に伝わる儀式にしに行ったのだ。

 そして、私は、リーシアの護衛騎士として、この学園に戻ってきた。

 一応、私は、リーシアの番として、公表されており、婚約も発表している。

 だから、今の私は、シャドーナイトでは無く、リーシアの護衛騎士で、リーシアの番のニースだ。

 「姫様、お手をどうぞ」と言い、馬車から降りてくるリーシアに、手を貸した。

 「ありがとう、ニース」と言い、リーシアは、微笑んで、私の手を取った。

 馬車は、他の従者に任せ、私達は、入学式の会場に向かった。

 入学式の会場までは、控えめのエスコートをしている。

 本当なら、ちゃんとしたいが、今の私は、平民の護衛騎士のため、それが難しい。

 一応、この学園内では、身分は、平等だが、最低限の節度がある。

 例えば、貴族で、婚約者がいる身で、平民と恋仲になることなどだ。

 私の通っていた時にもいたな。

 確か、婚約が解消され、廃嫡されたと聞いた。

 その後、どうなったかは、よく知らない。

 だが、風の噂で、その恋仲になった平民にも捨てられ、今は、スラムに住んでいるようだ。

 1学年に1人ぐらい、こうゆう奴が現れる。

 そんなことを考えていると、入学式の会場に到着した。

 入学式の会場に着いたので、私は、リーシアの控えめなエスコートをやめ、離れた。

 入学式の会場の中には、生徒以外は入れないのだ。

 リーシアは、名残惜しそうにしていた。

 リーシアは、周りに気づかれないように、小さく手を振ってきた。

 私も周りに気づかれないように、小さく手を振り返した。

 手を振り返してくれたことに気が付いたリーシアは、嬉しそうな表情を浮かべた後、入学式の会場に向かった。

 私は、リーシアを見送った後、待合室に向かった。

 待合室の中に入ると、視線が、私に集まった。

 それもそうか、リーシアの番として公表されているからな。

 そして、ずっと、兜を被っているから、素顔を晒していない。

 素顔を晒すと、黒き英雄だと気付く人がいるかもしれないからだ。

 そうそう、弟とエスリスも入学式の会場の中にいる。

 なので、待合室で、座って待っていると、メイド服を着た女性が、やってきた。

 「お久しぶりです、ニース様」と、聞こえてきた。

 私が、顔を上げると、クリメが立っていた。

 私は、「お久しぶりです、クリメ嬢。私は、ただの護衛騎士なので、様付けをしなくて大丈夫ですよ」

 クリメは、「これは、癖なので、気にしないでください」

 入学式が終わるまで、私は、クリメと、近況報告をし合っていた。

 入学式を終えたら、私は、クリメと別れ、リーシアをエスコートして、馬車に向かった。

 馬車を使って、アスニナ獣王国の王家が所有している屋敷に向かった。

 その屋敷に着いたら、一旦、屋敷に中に入った。

 中に入ってから、シャドートラベリングを使って、古城に向かった。

 一旦、リーシアは、荷物を置くのと着替えしに、自室に戻った。

 リーシアが、戻ってくるまでは、セレリア達と話していた。

 30分ぐらいで、リーシアが、戻ってきた。

 私は、リーシアの手を取って、ある場所に向かった。

 着いた場所は、エアリアル王国が所有している屋敷だ。

 着いた部屋には、弟とエスリスとクリメが、待っていた。

 そして、入学祝いの身内だけのパーティーが始まった。

 ちなみに、リーシアとエスリスは、仲良くなった。

 まぁ、私と結婚したら、義理の家族になるから、仲が良いのは、いいことだ。

 そのパーティーを終えたら、私は、リーシアと一緒に、古城に帰った。

 その日の夜は、リーシアの入学を祝って、私とセレリア達で、パーティーを開いた。

 リーシアは、とても喜んでくれた。

 

 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。 毎日19時に更新予定です。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~

北条新九郎
ファンタジー
 三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。  父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。  ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。  彼の職業は………………ただの門番である。  そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。  お気に入り・感想、宜しくお願いします。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

レベルアップは異世界がおすすめ!

まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。 そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。

処理中です...