実家から追放されたが、狐耳の嫁がいるのでどうでも良い

竹桜

文字の大きさ
12 / 40

第十二話 共犯者

しおりを挟む

 ツキミと恋人になったのが夜遅くだったので簡単に夕食を作り、一緒に食べて、風呂を入ってから寝ることにした。

 そして、俺は客間で休ませて貰った。

 ちなみに、客間は畳で布団だった。

 朝がやって来た。

 起きてから、食堂に向かうと少し疲れた顔をしているレンさんとそんなレンさんを心配しているツキミがいた。

 レンさんは徹夜で拘束された獣人達から情報を集めたようだ。

 朝食を食べてから話すことになったので、取り敢えず、朝食を食べることにした。

 朝食を食べた後、ツキミと一緒にレンさんから情報を聞くことにした。

 話を聞くとツキミの親戚は本家の乗っ取りを計画していたようだ。

 レンさんを排除してから、自分を当主だと名乗るつもりだったらしい。

 グリーンソルジャーを探していたのは更に自分の地位を確固たるものにするためらしい。

 そして、ツキミは献上品にするつもりだったらしい。

 共犯者がいるな。

 「レンさん、共犯者については口を割りましたか?」

 「いや、喋らなかったが大方予想がつく」

 「それは誰ですか?」

 「灰狼族の次期当主の者だ」

 灰狼族か。

 確か、獣王国の中でもトップクラスの実力を持っている族だったはず。

 「そうですか。では、レンさん。あの兵士達は裏の人間ですか?」

 その質問にレンさんは驚きを露わにしていた。

 「まさか、気がついていたとは」

 レンさんはそう呟いた。

 「ああ、リアン君の予想通りだ。闇ギルドの者達だ」

 やはり闇ギルドか。

 あの獣人の兵士達からは裏の人間の臭いがした。

 ということは灰狼族の次期当主は闇ギルドと繋がりがあるのか。

 少し面倒くさいな。

 まぁ、気づかれる前に全て処理してしまえば、何も問題無いだろう。

 「そう言えば、昨日、あの後、ツキミと何を話していたんだ?」

 その言葉を聞いたツキミは顔を真っ赤にし、恥ずかしそうにしていた。

 俺はレンさんの問いに答えず、ツキミの方を向いた。

 「ツキミ、話しても大丈夫?」

 真っ赤な顔のままツキミは頷いて答えてくれた。

 それを確認した俺は話し始めた。

 「レンさん。実はあの後、私達は人関係になりました」

 「そうなのか。それは良かった」

 そう言いながら、レンさんは安心したような表情を浮かべていた。

  「知っていたのですか?」

 「リアン君がツキミのことが好きなのかは知らなかったが、妹が誰のことが好きなのかぐらいは見たらわかる」

 そう答え、レンさんは嬉しそうに笑っていた。

 「リアン君、どうか妹のツキミのことをよろしく頼む」

 「お任せ下さい」

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る

ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。 異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。 一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。 娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。 そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。 異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。 娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。 そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。 3人と1匹の冒険が、今始まる。 ※小説家になろうでも投稿しています ※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!  よろしくお願いします!

異世界転生ファミリー

くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?! 辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。 アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。 アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。 長男のナイトはクールで賢い美少年。 ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。 何の不思議もない家族と思われたが…… 彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

念願の異世界転生できましたが、滅亡寸前の辺境伯家の長男、魔力なしでした。

克全
ファンタジー
アルファポリスオンリーです。

剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜

みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。 …しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた! 「元気に育ってねぇクロウ」 (…クロウ…ってまさか!?) そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム 「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが 「クロウ•チューリア」だ ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う 運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる "バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う 「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と! その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ 剣ぺろと言う「バグ技」は "剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ この物語は 剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語 (自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!) しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない

知識スキルで異世界らいふ

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

余命半年のはずが?異世界生活始めます

ゆぃ♫
ファンタジー
静波杏花、本日病院で健康診断の結果を聞きに行き半年の余命と判明… 不運が重なり、途方に暮れていると… 確認はしていますが、拙い文章で誤字脱字もありますが読んでいただけると嬉しいです。

スマホアプリで衣食住確保の異世界スローライフ 〜面倒なことは避けたいのに怖いものなしのスライムと弱気なドラゴンと一緒だとそうもいかず〜

もーりんもも
ファンタジー
命より大事なスマホを拾おうとして命を落とした俺、武田義経。 ああ死んだと思った瞬間、俺はスマホの神様に祈った。スマホのために命を落としたんだから、お慈悲を! 目を開けると、俺は異世界に救世主として召喚されていた。それなのに俺のステータスは平均よりやや上といった程度。 スキル欄には見覚えのある虫眼鏡アイコンが。だが異世界人にはただの丸印に見えたらしい。 何やら漂う失望感。結局、救世主ではなく、ただの用無しと認定され、宮殿の使用人という身分に。 やれやれ。スキル欄の虫眼鏡をタップすると検索バーが出た。 「ご飯」と検索すると、見慣れたアプリがずらずらと! アプリがダウンロードできるんだ! ヤバくない? 不便な異世界だけど、楽してダラダラ生きていこう――そう思っていた矢先、命を狙われ国を出ることに。 ひょんなことから知り合った老婆のお陰でなんとか逃げ出したけど、気がつけば、いつの間にかスライムやらドラゴンやらに囲まれて、どんどん不本意な方向へ……。   2025/04/04-06 HOTランキング1位をいただきました! 応援ありがとうございます!

処理中です...