異世界から帰還したが、元の世界もファンタジーでした

竹桜

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第二十一話 尋問

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 家に帰った俺は由奈とエリーに超能力者の襲撃があったことを伝えた。

 すると、2人は驚いた表情を浮かべ、怪我ないとかを聞いてきた。

 俺とアリネに怪我は無かったと答えると、由奈とエリーは安心したような表情を浮かべていた。

 俺はアリネを家に置き、由奈にエリーとアリネの護衛を頼んだ。

 家を出て森に向かうと、超能力者の2人が立っていた。

 俺は家から持ってきたキャンプ用の椅子を広げ、そこに座った。

 俺は超能力者達の目を真っ直ぐ見た。

 「さて、超能力者達よ、尋問を開始する」

 「まずはお前達が結社でしていたことを教えろ」   

 超能力者達は答えたいのに答えられなかった。

 「おっと、すまない。質問だけ答えていいぞ」

 「私達は暗殺をやっている。主に逃亡者などの処理だ。今回は人体発火の実験台のアリネを殺しにきたんだ」

 「実験台?」

 「ああ、実験台だ。人体発火の超能力者を強化するための」

 「へぇ、強化ね」

 俺は意味が無いと知りながら、超能力者達に蹴りを入れた。

 俺は殺気を込めながら、能力者達を見下ろした。

 「早く立ち上がれ、俺をあまりイライラさせるな」

 こんなことをしても意味は無いが、イライラして、仕方なかった。

 「さて、次はお前達が、やってきた場所、いや、拠点を教えろ」

 すると、意識誘導の超能力者がマジノ線の旧地下要塞の一部を改造した場所に結社の支部があると答えたのだ。

 よし、これで聞きたいことは無くなった。

 後は実験をしよう。

 俺はボイスレコーダーを持って、超能力者達から離れた。

 ボイスレコーダーにある声を録音した。

 俺は超能力者達の方に戻り、ボイスレコーダーの音声を再生した。

 すると、超能力者達は互いの首を絞め始めた。

 そうか。

 ボイスレコーダーに録音した声でも言力は働くのか。

 これは使える実験結果だ。

 ちなみに録音した声はお互いの首を絞めろだ。

 ボイスレコーダーに言力を込めた音声を録音したら、いつでも使うことが出来る。

 3人を守る力になる。

 うん?

 あ、やばそうだ。

 そろそろ死にそうだな。

 「互いに首を絞めるのをやめろ」

 すると、超能力者達は互いに首を絞めるをやめた。

 「さて、お前達に聞きたいことは無くなったな。もう用済みだから、死んでもらう」

 超能力者達は絶望を顔に出した。

 俺は思わず呆れた表情を浮かべてしまった。

 「何、絶望しているんだよ。お前達はアリネのことを殺そうとしていたんだ。だから、殺されても文句は言えないぞ」

 俺は近くの谷の方に指差した。

 「でも、ここで死なれると面倒だな。近くの谷で飛び降りてくれ。あ、超能力者は使うなよ。無抵抗に飛び降りろ。そして、ただ死んでくれ」

 「早く行ってこい」

 すると、超能力者達は崖に向かって歩き始めた。

 それを見届けてから、俺はキャンプ用の椅子を片付け、森を出た。

 俺はボイスレコーダーを2つ追加で購入してから、帰った。

 
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