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第一話 知らない場所
しおりを挟む銃弾と砲撃の音が鳴り止まない。
「撃ちまくれ。敵を絶対に近づけるな」
そう言いながら、俺は小銃を撃ち続けている。
撃ち続けていると、カチッという音がなったのだ。
クソ、弾切れか。
俺は瞬時に塹壕に身を隠し、マガジンを交換するために空のマガジンを外した。
新しいマガジンを防弾チョッキから出そうとしたが、何処にも無かった。
小銃の弾切れか。
それを理解した私は瞬時にハンドガンをホルスターから抜こうとしたが抜けなかった。
音がしたからだ。
この戦場にいる者達もそれに気がついたのか、戦闘音が鳴り止み、その音だけが鳴り響いている。
俺達の視線は自然と音がする方に向けられた。
空には上空を埋め尽くす程のロケット弾が接近していた。
つまり、あの音はロケット弾ということだ。
ハハ、そうか。
俺達は切り捨てられたのか。
ゴミみたいに。
俺達は傭兵だから今殺せば、報奨の支払いをしなくていいからな。
本当にクソだな。
クソ野郎ども。
内心で悪態をついていると今まで殺し合っていた敵は銃を捨て、逃げていたのだ。
無駄だというのに。
逃げる背中を見た後、私は部下達の方に支線を向けた。
「状況を見たら理解出来ると思うが、どうやら私達はゴミみたいな切り捨てられたみたいだ」
そう言い、私は小銃を地面に投げ捨てた。
「そして、報奨も無い。ただ、これから死ぬだけだ。だがな、俺はお前達の頭だ。だから、報奨をやろうと思う」
「報奨ですか?」
「ああ、そうだ。そこにあるだろ」
そう言い、私は敵がいた塹壕の方を指差したのだ。
「つまり、略奪の許可というのはことですか?」
「誰もいないんだ。だから、好きにしろ」
そう言い終えると部下達は走り去ったのだ。
まぁ、最後ぐらいいいだろう。
そんなことを思いながら、俺は敵の塹壕に向かったのだ。
向かっている時に俺は地面に捨てられていた小銃を拾い、塹壕に向かった。
塹壕に到着した俺は防弾チョッキに拾った小銃のマガジンを補充したのだ。
補充を終えた私は塹壕から出て、ずっと隠し続けていたスキットルを取り出し、飲んだのだ。
スキットルの中に入っているのはウィスキーだ。
しかも、私が好きな銘柄の。
ああ、美味いな。
そんなことを思っていると俺は空を向いたのだ。
空には後十秒ぐらいで地面に着弾する位置まで接近していた。
これが俺の最後の晩餐か。
悪くないか。
捨てられたことは災難だったがな。
俺は爆炎に巻き込まれる筈だったが気がついたら、俺は知らない森の中にいたのだ。
荒野にいたはずだ。
ここはどこだ?
突然のことに混乱していると後ろの草むらが動く音が聞えたのだ。
瞬時に、俺はそちらの方に小銃を向けたのだ。
向けると同時に石のナイフを持った緑色の肌を持った小柄の人形が草むらから飛び出してきた。
そして、その生物から殺気を感じたのだ。
だから、俺は迷わず引き金を引いた。
引き金を引くと同時にその生物は頭から緑色の血を吹き出し、地面に倒れ込んだ。
それから、動くことは無かった。
本当にどうなっている?
今は確認だな。
そう思い、俺は警戒しながら、死んだ生物に近付いた。
そこで死んだ生物をよく観察出来たのだ。
これはゴブリンか?
よく分からないが、1つだけ分かった。
ここは元の世界では無いと。
取り敢えず、この森を抜けて、現状把握しよう。
そう考えた俺は小銃を構えながら、森の中を進んでいく。
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