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第四十一話 ファントムハッピー
しおりを挟むこの世界に来て、約4ヶ月が経った。
今は、アリスとクメリと一緒に、部屋の中で話している。
クメリが、突然、「明日、レオク、頑張らないとね」
「えっ、なんで?」と、聞いた。
俺の解答にクメリは、驚いていた。
「えっと、レオク、も、もしかして、明日、何の日か分からないの?」と、クメリが、驚いた表情のまま、聞いて来た。
「えっ、明日、何の日か?いや、分からないが」と、答えた。
「ねぇ、レオクは、どれくらい前に、この世界に転生したの?」と、クメリが、聞いて来た。
「えっと、だいたい、4ヶ月前くらいだね」と、答えた。
「じゃあ、知らなくても無理ないね」と言い、クメリが、納得した。
「明日は、何の日なのですか?」と、アリスが、クメリに、聞いた。
「明日は、ファントムハッピーが、現れる日だよ」と、クメリは、答えた。
「ファントムハッピー?」と、聞いた。
「そう、ファントムハッピー。1年に1回現れる珍しい魔物だよ。そして、この魔物は、ダンジョン内を自由に移動できて、逃げ足が速いんだ」と、クメリが、答えてくれた。
クメリは、「普通なら、倒すのは難しいけど、レオクの銃があれば倒せると思うよ。まぁ、出会えばの話だけど」
「その魔物は、何を落とすんだ?」と、聞いた。
「メダルを落とすよ」と、クメリが、答えてくれた。
「メダル?」と、聞いた。
「そう、メダルだよ。でも、そのメダルは、高値で取り引きされるんだ」と、クメリが、答えてくれた。
その後は、話をして、夜も深くなって来たので、寝ることにした。
アリスが、「おやすみなさい、レオクさん」
クメリが、「おやすみ、レオク」
俺は、「おやすみ、2人とも」
俺は、2人と別れて、直ぐに、ベッドの中に入って、寝た。
次の日は、いつもの朝を過ごして、ダンジョンに向かった。
俺達は、冒険者ランクを上げるために、36階層から40階層を周回している。
大体、1日で、5回周回することが出来る。
そして、大体、1日の稼ぎとしては、ソロの時よりは、高くなっていた。
だが、俺が、今、1番欲しいと思っているものには、到底届かなかった。
俺が、今、1番欲しいものは、家だ。
俺には、恋人が、2人いる。
そろそろ、宿では無く、2人と一緒に暮らせる環境を揃いたい。
一応、家を借りることが出来るが、ここで、妥協をしたくない。
まぁ、この辺は、おいおい考えていこう。
俺は、頭の片隅に、ファントムハッピーのことを入れながら、周回をした。
最後の周回で、メタルトータスの頭を撃ち抜いた時に、後ろから何かの気配を感じた。
俺は、直ぐに、改造したS&M M19で、気配を感じた方に狙いを定め、撃った。
撃った銃弾は、気配を感じた何かを貫通した。
気配を感じた何かは、金色に輝いている何かを落として、消えた。
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