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第四十二話 一石四鳥
しおりを挟むミネと違う声の無機質な声が、頭の中に響いた。
「レベルアップ致しました」と、聞こえて来た。
俺は、突然のことに驚いた。
クメリの方を見ると、クメリも驚いた表情を浮かべていた。
多分だが、クメリもレベルが上がったのだろう。
「も、もしかして、レオクもレベル上がったの?」と、クメリが、聞いて来た。
「ああ、上がったよ」と、答えた。
「な、何で、一緒のタイミングで、上がったんだろう」と、クメリは、考え込んだ。
「あ、そうだ。レオク、もしかしてだけど、ファントムハッピー倒した?」と、クメリが、聞いて来た。
「ファントムハッピーか、分からないけど、姿が見えなかった魔物を倒したよ。そして、その魔物から、金色に輝いている何が見えたよ」と、答えた。
「ほ、本当に、レオク、ファントムハッピーを倒したんだね」と言い、クメリは、信じられないという表情を浮かべていた。
まずは、メタルトータスの素材を回収して、俺が倒した何かの所に向かった。
そこには、金色に輝くメダルが落ちていた。
「クメリ、このメダルって、ファントムハッピーが落とす素材か?」と、聞いた。
「うん、間違いないよ。僕は、1度も実物は、見たことはないけど、断言できるよ。これは、ファントムハッピーしか落とさないメダルだよ」と、答えてくれた。
「こ、これは、夢じゃないよね?レ、レオク、僕の頬をつねってくれない?」と、クメリが、行ってきた。
俺は、あまり痛くならないように、クメリの頬をつねった。
クメリの頬は、柔らかった。
クメリは、「ちゃんと痛みを感じるよ。ゆ、夢じゃないんだね。こ、こんなことって、あり得るだね」
その後、俺達は、メダルを回収したら、いつものように、テレポート石の前に、テレポートされた。
俺は、ダンジョンを出て、冒険者ギルドに向かった。
買い取り場で、最初は、他の素材を換金して貰った。
換金して貰い、お金を受け取った後に、メダルを換金して貰った。
そのメダルを出した時に、買い取りの職員が、大声で、ファントムハッピーという単語を言ってしまった。
その声は、冒険者ギルド全体に、聞こえた。
すると、冒険者達が、俺達のことを囲んできた。
大体は、どうやって狩ったのかだったが、中には、俺やクメリに言い寄り、何かしらの利益を得ようとしていた。
酷いのだと、金目当てで、パーティーに誘ってくる輩もいた。
俺達は、冒険者達に囲まれていたが、職員達が、俺達を誘導して、ギルド長室まで、連れて行ってくれた。
そこで、俺達は、ギルド長から、謝罪を受けた。
そして、貸し1にして貰った。
そのまま、メダルの換金をして貰った。
貰えたお金は、2千万ゼネだった。
こんな大金を貰えるとは、思っていなかった。
この金をクメリと、折半しようとしたが、クメリが、拒否して来た。
俺は、なんとかクメリを説得して、5分の1の400万ゼネを受け取って貰えた。
本当は、5分の2の800万ゼネを受け取って欲しかったが、無理だった。
クメリが400万ゼネ受け取ってので、俺は、1600万ゼネを受け取った。
そして、俺達のランクアップが知らされた。
俺とクメリは、ランク5になった。
俺は、ギルド長の貸しを使い、あることを頼んだ。
それを終えたら、職員達に気を引いて貰って、冒険者ギルドを出た。
俺は、クメリを宿に送り、不動産屋に行った。
そして、一括で、家を買った。
家に関しては、アリスとクメリから、好きにしてくれと言われているので、前に良いと思った家を買った。
値段は、1200万ゼネだった。
結構、使ったが、悔いは無い。
その後は、書類を書いて、契約を完了させた。
契約を完了させた後は、魔法具屋に行き、ある物を購入した。
少し高かったが、必要なものだから、特に気にしてない。
それらを終えたら、宿に帰って、クメリの部屋で話していた2人に、家を買ったことを伝えた。
2人は、とても喜んでいた。
ファントムハッピーは、本当に、幻の幸せと言われるだけはあるなぁ。
ガンスミスのレベルを上げることができ、冒険者ランクを上げることができ、家を買うことができ、大金を手に入れることが出来た。
一石二鳥いや、一石四鳥だな。
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