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第三十五話 染色材
しおりを挟むテレシアに告白してから、1週間が、経った。
朝起きると、僕の両腕は、クレアとテレシアに抱きつかれていた。そして、フリージアは、クレアに抱きついていた。
クレアのやや貧乳が、僕の右腕に押し付けられ、テレシアの貧乳が、僕の左腕に押し付けられていた。
僕は、いつものことと思いながら、起こさないようにベッドから出て、布団を掛け直した。
3人とも、凄くグッスリと寝ていた。そして、とても安心した表情を浮かべていた。
僕は、そんな無防備な状態の3人の頭を撫でた。
頭を撫でられた3人は、嬉しそうな表情を浮かべた。
僕は、そんな可愛い3人達を起こさないように、部屋から出た。
その後は、いつもように、朝を過ごした。
僕は、3人に片付けを任せ、食料の採取に向かった。
暗き森に来た僕は、いつもの2つのスキルを発動させた。
今日は、いつもと違う場所で、採取をしていた。
そこで、染色材の材料になる植物を見つけた。
染色材の材料は、そこら一帯に群集していた。
僕は、そこで、様々な色になる染色材の材料を集めた。
僕は、直ぐに城に帰り、影に加工させた。
昼過ぎぐらいに、全ての色の染色材が、完成し、さらに加工する事にした。
まずは、自在の影のスキルで、カツラを2つ作り出した。
そして、2つのカツラを染色し始めた。
1つ目のカツラは、真っ赤に染めた。
2つ目のカツラは、美しい薄紫色に染めた。
次は、自在の影のスキルで、伊達眼鏡を2つ作り出した。
1つ目の伊達眼鏡は、真っ赤に染めた。
2つ目の伊達眼鏡は、紫色に染めた。
最後に、先程染めた2つの伊達眼鏡に、最後の加工をした。
1つ目の加工した伊達眼鏡に、自在の影のスキルで、瞳と連動出来る偽物の瞳をメガネのレンズの中に作り出し、真っ赤に染めた。
2つ目の加工した伊達眼鏡に、自在の影のスキルで、瞳と連動出来る偽物の瞳をメガネのレンズの中に作り出し、薄紫色に染めた。
僕は、完成した2つの伊達眼鏡を見て、満足した。
この2つの伊達眼鏡なら、僕とフリージアが、外に出掛けても何も問題が起きない。
でも、これだけでは、足りないと何故か感じた。
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