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第30話 婚約者と過ごす休み
しおりを挟む今日は、テレスとアリアと僕の領のリゾートホテルに来ていた。
僕は、一足先に水着に着替えて、2人を待っていた。少し時間が経つと、2人がやって来た。
「どう?アレクくん、似合っているかな?」と、赤い髪に見合うワンピース型の水着を着て、テレスが言ってきた。
「どうですか?アレクくん、私も似合っていますか?」と、水色の髪に見合うワンピース型の水着を着て、少し照れながらアリアが言ってきた。
僕はそんな2人に、「とても似合って、可愛いよ、2人共」と、返した。
その言葉を聞き、2人は頬を赤くした。
その後は、プールで遊んだ後に、温泉に入り、夕食を一緒に取った。
今は、カフェテリアで、お茶をしていた。僕は、セシリーとの約束を話すことにした。
「ねぇ、2人共少し話したいことがあるだけどいいかな?」と、言った。
その後は言葉を聞き、2人は頷いた。
肯定の意思を確認し、魔法通信機でセシリーに連絡を取った。
2人は、その機械が何なのか分からなかった。
すぐにセシリーから、「どうしたんですか?アレクさん」と、返って来た。
その声の主がわかる2人には、誰なのかすぐにわかった。「なんで、セシリーの声が聞こえてくるの?」と、テレスが聞いて来た。
「あ、テレスさん、アリアさん、お久しぶりです」と、セシリーは2人に挨拶をした。
「テレス、アリア、これは、魔法通信機といって、遠くにいても話すことができる品物だよ。セシリー、例のことを話そうと思っているんだけど大丈夫?」と、聞いた。
「例のこと?え、あ、あの約束のことですか!!は、はい、大丈夫ですよ」と、帰ってきた。
テレスとアリアは、何のことかと疑問に思っていた。
「テレス、アリア、セシリーが16になったら、迎えに行こうと決めている」と、2人の目を見て、言った。
「迎えに行く?一体どういようことですか?」と、アリアが言った。
「あー、その、セシリーに嫁に来て貰おうと思っている」と、はっきり言った。
その言葉を聞き、2人ともものすごく驚いた顔をした。
「私は、セシリーがアレクくんの妻になるのはいいけど、一つ聞いてもいい?」と、テレスが聞いてきた。
「うん、大丈夫だよ」と、答えた。
「どっちが先にこの話をしたの?」と、テレスが聞いてきた。
「私です。その、アレクさんは、私のことを聖女ではなく、私を1人の女の子として守ってくれたとことが、嬉しくて、好きになってしまいました」と、声だけなのに顔が赤くなっていることが分かる声で言った。
「それだけ、アレクくんのことを好きなら、私は賛成だよ。アリアは、どう?」と、テレスはアリアに聞いた。
「え、あ、はい、私も大丈夫です。最初は、びっくりしましたけど、セシリーちゃんなら、上手くやっていけそうですから」と、答えた。
「えっと、これからよろしくお願いしますね、テレスさん、アリアさん」と、セシリーが言った。
「「はい、こちらこそよろしくお願いします」」と、2人とも答えた。
この日、僕は、テレスとアリアに、セシリーとの約束を認めて貰った。
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