伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります

竹桜

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第31話 一般公開

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 僕の領地は、以前と比べて発展した。街は、市民にとって暮らしやすい街に変化した。

 今日は、放送からある発表をすることになっている。そして、発表時間がやってきた。

 「市民の皆様、本日はとても大切なお知らせがあります」と、魔法スピーカーから流れた。

 その放送を聞いた市民達は、何だ何だと、耳を傾けた。

 「本日から、市民浴場と市民プールがオープンすることをお伝えします」と、魔法スピーカーから流れた。

 市民達は、その放送を聞き、それは何だと、思った。

 「まず、市民浴場というのは、パン1つの値段で、お風呂に入ることができる施設です。さらに、この施設は、ここの市民だけではなく、商人の方々や旅人の方々にもご利用になれます。そして、この施設は、街の左側に位置しています」と、魔法スピーカーから流れた。

 この放送を聞いた市民達は、驚きと歓喜の声を上げた。

 それもそのはず、市民がお風呂に入ることはあまりなく、大体は井戸水で体を洗うくらいだ。少し余裕があるものでもお湯で体を洗うくらいだ。そして、風呂に入れる人たちは、王族か貴族か儲けている商人くらいだからだ。

 「次に、市民プールというのは、パン1つの値段で、水遊びができる施設です。ここも市民浴場と同じで、どなたでも御用になられます。そして、この施設は、街の右側に位置しています」と、魔法スピーカーから流れた。

 この放送を聞いた市民達は、驚きと喜びの声を上げた。

 この世界では、安全な水場は少なく、水遊びをする機会がないのが普通だ。ちなみに、僕がテレスが婚約者になってくれと言った場所は、モンスターが出なく、安全な場所だ。

 「最後に、この施設は領主様が考案され、実行されました。そして、費用も領主様が持ってくださいました。では、皆さま、新しく出来た施設を御用下さいませ」と言い、魔法スピーカーは止まった。

 その後、市民達は二つの施設に駆けっていった。

 ところで場所は、変わって謁見の間。

 謁見が終わる前に僕は、貴族達にリゾートホテルの情報を開示した。

 「では、フレック伯爵、お願いしますね」と、宰相が僕に言った。

 「皆さま時間を取らせてもらってありがとうございます。今回、私の領地でリゾートホテルが完成したことをご報告させて頂きます」と、貴族達に言った。

 その言葉を聞き、貴族達は、思い思いのことを話した。

 「私の領地のリゾートホテルは、1日に泊まれるお客様は、1組だけとなっています」と、言った。

 そしたら、貴族達は驚きの表情を浮かべた。

 それもそのはず、どんなに少数しか泊まれないホテルでも、10組以上は泊まることができるからだ。

 「儂は、フレック伯爵に招待してもらい、すでに行ってきたが、とても素晴らしい場所だった。1組だけの制限がいかにいいか納得できた」と、国王陛下が言った。

 国王陛下の言葉を聞き、貴族は本当にいい場所だと理解した。

 「では、皆さま、気が向きましたら、どうぞご利用くださいませ」と、頭を下げた。
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