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第十八話 愚か者
しおりを挟む影移動を使い、血筋だけの王子、いや、愚か者を拷問室に移動させた。
俺は、大司教様のところに行き、今回のことを全て報告した。
大司教様は、「そうか。ラルク、その愚か者に、死んだ方が天国だと思うような苦痛をくわれてから、殺せ」
俺は、頭を下げて、影移動で、拷問室に向かった。
愚か者は、拷問室で、1人で騒いでいた。
まぁ、仕方ないだろう。
人の原型を留めてない者がいるからな。
しかも、その者は、今も拷問を受け、生きている。
そして、その者は、小声で、殺してくれと繰り返している。
本当なら、気が狂うが、薬を使って、正気を保てるようにしている。
そのため、拷問を受け続けている者は、痛みを感じ続けるのだ。
あ、一応、今、拷問を受け続けているのは、レミア達の純潔を奪おうとした留学先の元公爵家の子息だ。
ちなみに、あのクズ共は、捜索もされず、死亡したとされた。
元から、嫌われていたみたいだ。
まぁ、そんなことは、置いておこう。
俺は、「これが、クズの末路だよ」
愚か者は、騒ぎ立てた。
俺は、五月蝿いと思いながら、影で、体を拘束して、口を塞いだ。
俺は、「お前に拒否権なんて、無いんだよ。レミアを狙おうとした時点で、死ぬことは、確定しているんだ」
俺は、続けて、「お前は、これから、こいつと同じ目にあって貰う。ああ、安心してくれ、死ぬことも狂うことも出来ないから」
俺は、クズに目線を向け、「おい、クズ。本当なら、後1年は、続けるつもりだったが、お前が、死にたいというなら、殺してやるよ。特別だぞ」
クズは、死にたいを繰り返す人形だったが、この言葉を聞き、今まで1番大きい声で、死にたいとはっきりと、聞こえてきた。
俺は、望み通りに、クズを殺した。
クズは、安堵した表情を浮かべながら、死んだ。
俺は、死体を影に喰わせた。
俺は、影に愚か者の拷問を指示した。
愚か者は、自分が拷問されると理解し、無駄の抵抗をしていた。
だが、縛られている状態で、出来る抵抗などたかが知れている。
愚か者は、拷問台に固定された。
拷問台に固定された愚か者の顔は、恐怖に染まり、スボンは、濡れていた。
そんな愚か者達を見ても影は、やめることはない。
影に感情などは無い。
あるのは、俺が指示したことを実行するということだけ。
影は、拷問を始めた。
愚か者は、声にならない悲鳴を上げた。
俺は、それに背を向け、影移動を使い、レミアの元に戻った。
レミアは、可愛らしい寝息を立てて、寝ていた。
レミアが寝ていることを確認した俺は、影移動で、家に戻った。
俺は、簡単に片付けをして、ベットの中に入った。
俺が、していることは、手を血に染めていることだ。
だが、俺は、その手で、レミアと共に生きる。
それが、俺が、選んだ道だ。
ちなみに、クズを殺したのは、許した訳ではない。
拷問が出来る影が、一体しか作り出せないため、愚か者を拷問するため、クズを殺しただけだ。
もし、拷問が出来る影が、何体も作れるなら、殺すことは、しなかっただろう。
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