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●7月_勉強会2※【甘々/キス/指】

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テストの1週間前に、湊さんのヒートがきた。

放課後図書室だけだった勉強会は、週末時々、湊さんが寮の部屋まで来て勉強してくれることもあった。


これはだいぶ大きな進歩ではないだろうか。少なくとも前よりは嫌われなくなったのではないだろうか。


最近知ったが、湊さんはキスがとても好きみたい。

ヒートが近かったせいもあると思うが、
どこか小耳で挟んだ“ヒート前に番にキスしてもらうと体が落ち着く”らしいと、半分冗談で言ったら「…する」と真っ赤な顔で言われた。


寮は放課後でもほとんどのやつは部活動か外に出てるかで、
俺の隣片方は空きだし、もう片方のやつも強豪の部活入ってるからあんまりいない。

だからこの数週間は本当に天国みたいだった。湊さんかわいい。

テーブルの反対にいた湊さんの近くにしゃがんで、まずは軽い口づけで反応を見た。

物足りなかったのか、もっとと言わんばかりに見つめられたから、
少しだけ彼の口内で舌を絡ませた。

甘いその口づけに湊さんは拙く舌を絡め、美味しいとばかりに吸い付いて来た。

「…どうですか」

少し名残惜しそうに唇を見つめられるが、これ以上は流石の僕でも歯止めが効かない気がした。

「んーん…ちょっとすっきりしたかも」



…………


「ね、山神。勝負しない?」

「なんの勝負ですか」

自室に2人っきりと言う状況で一瞬あらぬ方に思考が広がるが、冷静に聞き返した。

「うーん、中間テスト成績良かったほうが、一つ相手の願いをなんでも聞くとか?」

ほう。湊さんは僕に何かお願いしたいのだろうか。

「それは悪くないですね、受けて立ちますよ」

今回の勉強会でわかったが、湊さんはずっとコツコツ勉強してる。
時間が短い分付け焼き刃で凌いでいる僕とは違って、知識がちゃんと染み付いてる感じがする。

負けたら湊さんの願いを叶えれるし、勝ったらお願いを聞いてもらえる。

悪くない取引じゃないかな。



…………



そしてとうとう湊さんのヒートがきた。
ちょうど週末2人で部屋で勉強してる時だった。

少し呼吸が浅くなって、だんだん熱っぽい表情にかわっていった。

「山神ごめん…薬が効いたらちゃんと帰るから、鞄取ってくれる」

カバンを漁って、巾着を開いて彼に渡そうと思ったら、迷った。
二つの薬が出て来た。前回のヒートの時医者に教えてもらった。
それを飲んで、湊さんの欲を少し満たしてあげると、ヒートはだいぶ楽になるとか。
もう一つは副作用が出る結構強めなやつ。番がいないΩに用いられることが多いらしい。


僕の方がα用の抑制剤を飲んで、
少し冷静さを保つようにした。

あんな魅惑的な湊さんを番が放置できるわけもない。


「ほら、湊さんはこっちを飲んでください。」

弱い方を渡すと、「でも…」と少し渋ったので、少し強引に飲ませた。

これでは互いに後に引けなくなった。


「湊さんこっち来て」

ベットに座って、壁を背もたれにして、湊さんがくるのを待つ。

しばらくして、おずおずとした感じできた感じに愛おしさが増した。

こんなかわいい小動物はちゃんと目一杯に愛でないと。

そのまま四つん這いでベットの奥まで来ていた湊さんと目が合う。

「キスしますか」

視線を逸らされて、僅かに頷いた。

そのまま僕の脚の間にペタンと座った湊さんを引き寄せて、彼が好きな甘いキスをする。

ヒートでいつより感度が上がってるからか、そんな優しい口づけでも、腰が少し揺れちゃうくらい気持ちいいらしい。

「服汚れちゃうので、脱がせますね」

帰れなくなって困るのは彼なので、素直に全部脱いでくれた。
もう下着はだいぶ手遅れな感じではあったが。
僕も全部ぬいだ。


「もっと…」

服を脱がせてる間に唇を離していたのが、寂しかったのか、
湊さんはそうせがんできた。

舌を絡めたまま、左手で彼の胸の先端にある果実を刺激する。

それがとっても気持ちいいようで、少しいつも痛がるくらい引っ張っても、「んんンッ」と喘ぎ声に変わるだけだった。


彼を膝立ちにさせて、声を出さないように僕の指を彼の唇に置いたら、素直に吸い付いてくれた。

近くにきた胸の果実を味わいながら、
もう片手で、彼の後孔を確かめた。

そこはもうシーツと糸を引くくらい、トロトロですごく熱かった。


無意識にお腹になすりつけられる彼の象徴と、その下にある袋が僕の準備が整ったものに当たるから、本当に理性が焼き切れそうだった。

「もう欲しいですか」

彼の中を指で解して、準備した。
だんだん力が抜けて来て、さらに僕に寄りかかる感じになったし、相変わらずお腹で自慰されてる。

「…はやくッ」

「じゃあ、声は申し訳ないけど、我慢してくださいね」

なんとか支えていた彼の腰をそのまま、僕のものの上に誘導して、少しずつ彼の熱に埋もれていく。
今回は後処理が難しそうだから、ちゃんと自分にも湊さんにもスキンをつけた。


「はぁ…はぁ…はいほぉ…」

指のせいでうまく喋れてないけど、湊さんはものすごく気持ち良くなってるみたい。

「…ほう、ういっ」

無理無理と泣きつかれたが、まだ半分だから頑張ってほしい。

結局重力に負けて、最後まで全部おさまった。

「んん…あういッ」

僕のも熱かったが、湊さんのも熱かった。
僕のが全部収まって、まだ苦しさ半分、快楽半分を彷徨ってるようだった。

湊さんの顔を寄せてキスする。

甘い、吸っては絡められ、また吸いつかれる。

キスにまた気持ち良くなって来たのか、だんだん湊さんの腰が揺れ始めた。

「んあっ…はっ…んん、…ッ」

時々下からとんとんしてあげると、湊さんはもっと乱れ咲いた。

「やっ、はぁ、んんっ、ん、ぁ」

キスも、中も全部満たして、空いた手で同時に彼の胸も可愛がった。

僕の手の動きに反応して、中の締め付けもキツくなる。

「んンッ、いっはっ、いっはのにっ」

前はいじってないのに、熱いものをこぼしてもなお、しばらくは湊さんを味わった。

僕が満足するまで、湊さんは2、3回触らないでイけたみたい。

湊さんはそのまま気絶するように、寝てしまった。

少しやりすぎたと良心が痛んだが、他は全部満たされたので、僕も少しその隣で仮眠を取ることにした。


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