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未熟な冒険者のコルト
コルトがここから離れられない理由
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やっぱこいつにだけは水か茶を用意すべきだったかな?
細かく口を動かして少しずつ握り飯の形を崩していくのを見ると、テレビでよく見かけるうさぎの食事の様子を思い出す。
のどに詰まることがないように気を付けているんだろう。
握り飯を受け取るだけの連中にはしない世話をする理由が、こいつにはある。
理由を一々つけないと、握り飯待ち共がうるせえんだよな。
「そう言えばコルトはどんな奴に襲われてたんだ? 俺の世界じゃ魔物なんてまったく存在しないから、聞いたってピンとこないんだけどさ」
ただの通りすがりの冒険者の話なら聞いてもしょうがないことだ。
だがここでの仕事を希望した以上従業員のような立場になったわけだ。
異世界の住人のままではあるが、仕事の意図の相互理解を深めてもらう必要がある。
相手の詳しい事情を聞く利点は、そんな冒険者達よりは意味がある。
しかし魔物か。
ゲームの中に出てくるそれらは見慣れているが、現実にはこっちの世界では存在しないからな。
存在するとしたらせいぜいこっくりさんくらいか?
昔は口裂け女とかトイレの花子さんとかそんなもんだろ。
生き物なら、熊なんかの猛獣に襲われたとか。
あとは危険な生き物。ヒルとか蜂や蛇とかだよな。
スライムだのなんだのって、こいつらに申し訳ないが、やっぱり妄想の世界なんだよなぁ。
それにこいつ……コルトはひょっとしたら思い出したくもないことだったかもしれない。
悪いこと聞いたかな?
「わ、私の場合は、おっきなスライムで……」
出たよ、雑魚の定番。
と言っても俺の知識はゲームとか物語に出てくる奴だけなんだが。
「確かに手に負えないスライムは、こっちの方にもいる」
「初級冒険者にはきついな」
「弱点を突けばすぐ退治できるけど、顔とか表情がないから意外と手こずるんだよな」
コルトの話を傍で聞いている冒険者達は現実的に受け止められるのか、住む世界は違えども妙に共感してる。
俺には無理か。
けど、手に負えない魔物相手によく一人でここに辿り着けたもんだ。
「私の上から覆いかぶさって来て……」
思い出したくないことなら無理して言わなくていいのに。
そこまで興味深く聞いてるわけじゃないし。
そう言えば襲われた割には、装備や衣類と比べて持っていた道具とかはあまり被害はなさそうだったな。
「私の持ってるアイテムが何か反応したらしくて、そいつはその後すぐに奥の方に逃げ込んでいって……。私も逃げようと思ったけど、そこに着くまでも他の魔物もたくさんいたみたいだったし、一人きりじゃ抜け出せなくて……」
「で、そこで扉を見つけたってわけか」
他の冒険者達が口を挟んできた。
聞く一方の俺は、だんだん蚊帳の外になりそうな。
って、お前に仕事の指示を出す俺を放置すんな。
「はい。そこに逃げ込めた途端に……気を失ったんでしょうね。気が付いたらここでした」
「そうか。何にせよ無事で何よりだな」
「はい、ここに来ていた他の皆さんのおかげです」
話が通じる連中と懇談になっちまった。
それにしても、握り飯が減っていく分ガラクタがいつの間にかまた増えている。
「話が変わるが、このガラクタ、それまで倒した魔物が落としたやつを拾ってきたんだよな」
「ガラクタじゃねぇよ。俺達にすりゃ垂涎ものだぜ? 別世界のアイテムだったとしてもな。俺達が欲しいくらいだ」
一人の冒険者がうらやましそうに言う。
くれてやってもいいが、それじゃあ握り飯のお代代わりという名目の意味がない。
目を離すとそんなガラクタが積まれていく。
長らく悩みの種だった。
異世界じゃ価値があっても、こっちじゃ無意味の物が多すぎた。
それがコルトのおかげでようやく解決するかもしれない。
そんな期待をしちゃって……大丈夫だよな?
「ジャイアントスパイダーの糸の束、スライムの欠片、ドラゴンの爪……。どれもこれも手に入りづらいもんだぜ? そんな貴重なアイテムを手土産にして帰る予定だったんだ」
こいつらにはお宝ってわけか。
まぁその気持ちは理解できる。
「お前らの命は大事だよ。助けられる命をほったらかしにするなんてなぁ、いくら別世界の人間でも流石に夢見が悪いわ。だから最初の頃は無償で握り飯を配ったって聞いたぜ?」
ただもらってばかりじゃ申し訳ないから、ということで、握り飯を貰う代わりに持ち合わせのアイテムを置いていった。
だが、正直言えば置かれていったという表現が合ってる。
その気持ちは有り難いんだが、それらがどれだけの価値があるのか、こっちにはさっぱり分からないからな。
けれど、これからは違うと思うんだ。
コルトがそれらを組み合わせて加工して、こっちの世界で都合のいい道具を作り、俺がそれを売る。
そんなサイクルを期待できるから。
「じゃあ昨日作ったグローブを中心に作って、余った物同士でいろいろとほかの道具作ってみますね」
「あぁ、頼む。上手いこと高く売れたら買える米も増えて具材もいろんな物を取り揃えられるかもな」
言った瞬間後悔した。
部屋にいる冒険者達全員から歓声が上がってやかましいったらありゃしない。
けど、二度と来れないかもしれない部屋でのサービス充実に、なんで今ここにいる奴らが喜ぶのやら。
「二度と来ないとは限らんさ。俺はかれこれ三度目だぜ?」
「何度ピンチに陥ってんだよ」
呆れてものが言えねぇわ。
「けど酒場じゃ噂になってるよ。追い詰められても苦しくなっても諦めるな。最後の最後で味方が現れる。握り飯を作ってくれるあんちゃんがいるってな」
「何その迷信めいた噂話は」
「その名もハタナカ・コウジ! 俺達の救世主ってな」
「お前らの世界に行くことができなくてつくづく安心した」
「ひでぇな、おい」
一同の笑い声もうるせぇ。
そんなこっぱずかしい噂が流れてるところに行きたかぁねぇよ!
いつの間にかトレイから握り飯がすべてなくなってる。
握り飯の取り合いが最初から最後までないなんてことは初めてだ。
コルトには、握り飯ばかりじゃなく、もう少し栄養がありそうなやつ作ってやるか。
細かく口を動かして少しずつ握り飯の形を崩していくのを見ると、テレビでよく見かけるうさぎの食事の様子を思い出す。
のどに詰まることがないように気を付けているんだろう。
握り飯を受け取るだけの連中にはしない世話をする理由が、こいつにはある。
理由を一々つけないと、握り飯待ち共がうるせえんだよな。
「そう言えばコルトはどんな奴に襲われてたんだ? 俺の世界じゃ魔物なんてまったく存在しないから、聞いたってピンとこないんだけどさ」
ただの通りすがりの冒険者の話なら聞いてもしょうがないことだ。
だがここでの仕事を希望した以上従業員のような立場になったわけだ。
異世界の住人のままではあるが、仕事の意図の相互理解を深めてもらう必要がある。
相手の詳しい事情を聞く利点は、そんな冒険者達よりは意味がある。
しかし魔物か。
ゲームの中に出てくるそれらは見慣れているが、現実にはこっちの世界では存在しないからな。
存在するとしたらせいぜいこっくりさんくらいか?
昔は口裂け女とかトイレの花子さんとかそんなもんだろ。
生き物なら、熊なんかの猛獣に襲われたとか。
あとは危険な生き物。ヒルとか蜂や蛇とかだよな。
スライムだのなんだのって、こいつらに申し訳ないが、やっぱり妄想の世界なんだよなぁ。
それにこいつ……コルトはひょっとしたら思い出したくもないことだったかもしれない。
悪いこと聞いたかな?
「わ、私の場合は、おっきなスライムで……」
出たよ、雑魚の定番。
と言っても俺の知識はゲームとか物語に出てくる奴だけなんだが。
「確かに手に負えないスライムは、こっちの方にもいる」
「初級冒険者にはきついな」
「弱点を突けばすぐ退治できるけど、顔とか表情がないから意外と手こずるんだよな」
コルトの話を傍で聞いている冒険者達は現実的に受け止められるのか、住む世界は違えども妙に共感してる。
俺には無理か。
けど、手に負えない魔物相手によく一人でここに辿り着けたもんだ。
「私の上から覆いかぶさって来て……」
思い出したくないことなら無理して言わなくていいのに。
そこまで興味深く聞いてるわけじゃないし。
そう言えば襲われた割には、装備や衣類と比べて持っていた道具とかはあまり被害はなさそうだったな。
「私の持ってるアイテムが何か反応したらしくて、そいつはその後すぐに奥の方に逃げ込んでいって……。私も逃げようと思ったけど、そこに着くまでも他の魔物もたくさんいたみたいだったし、一人きりじゃ抜け出せなくて……」
「で、そこで扉を見つけたってわけか」
他の冒険者達が口を挟んできた。
聞く一方の俺は、だんだん蚊帳の外になりそうな。
って、お前に仕事の指示を出す俺を放置すんな。
「はい。そこに逃げ込めた途端に……気を失ったんでしょうね。気が付いたらここでした」
「そうか。何にせよ無事で何よりだな」
「はい、ここに来ていた他の皆さんのおかげです」
話が通じる連中と懇談になっちまった。
それにしても、握り飯が減っていく分ガラクタがいつの間にかまた増えている。
「話が変わるが、このガラクタ、それまで倒した魔物が落としたやつを拾ってきたんだよな」
「ガラクタじゃねぇよ。俺達にすりゃ垂涎ものだぜ? 別世界のアイテムだったとしてもな。俺達が欲しいくらいだ」
一人の冒険者がうらやましそうに言う。
くれてやってもいいが、それじゃあ握り飯のお代代わりという名目の意味がない。
目を離すとそんなガラクタが積まれていく。
長らく悩みの種だった。
異世界じゃ価値があっても、こっちじゃ無意味の物が多すぎた。
それがコルトのおかげでようやく解決するかもしれない。
そんな期待をしちゃって……大丈夫だよな?
「ジャイアントスパイダーの糸の束、スライムの欠片、ドラゴンの爪……。どれもこれも手に入りづらいもんだぜ? そんな貴重なアイテムを手土産にして帰る予定だったんだ」
こいつらにはお宝ってわけか。
まぁその気持ちは理解できる。
「お前らの命は大事だよ。助けられる命をほったらかしにするなんてなぁ、いくら別世界の人間でも流石に夢見が悪いわ。だから最初の頃は無償で握り飯を配ったって聞いたぜ?」
ただもらってばかりじゃ申し訳ないから、ということで、握り飯を貰う代わりに持ち合わせのアイテムを置いていった。
だが、正直言えば置かれていったという表現が合ってる。
その気持ちは有り難いんだが、それらがどれだけの価値があるのか、こっちにはさっぱり分からないからな。
けれど、これからは違うと思うんだ。
コルトがそれらを組み合わせて加工して、こっちの世界で都合のいい道具を作り、俺がそれを売る。
そんなサイクルを期待できるから。
「じゃあ昨日作ったグローブを中心に作って、余った物同士でいろいろとほかの道具作ってみますね」
「あぁ、頼む。上手いこと高く売れたら買える米も増えて具材もいろんな物を取り揃えられるかもな」
言った瞬間後悔した。
部屋にいる冒険者達全員から歓声が上がってやかましいったらありゃしない。
けど、二度と来れないかもしれない部屋でのサービス充実に、なんで今ここにいる奴らが喜ぶのやら。
「二度と来ないとは限らんさ。俺はかれこれ三度目だぜ?」
「何度ピンチに陥ってんだよ」
呆れてものが言えねぇわ。
「けど酒場じゃ噂になってるよ。追い詰められても苦しくなっても諦めるな。最後の最後で味方が現れる。握り飯を作ってくれるあんちゃんがいるってな」
「何その迷信めいた噂話は」
「その名もハタナカ・コウジ! 俺達の救世主ってな」
「お前らの世界に行くことができなくてつくづく安心した」
「ひでぇな、おい」
一同の笑い声もうるせぇ。
そんなこっぱずかしい噂が流れてるところに行きたかぁねぇよ!
いつの間にかトレイから握り飯がすべてなくなってる。
握り飯の取り合いが最初から最後までないなんてことは初めてだ。
コルトには、握り飯ばかりじゃなく、もう少し栄養がありそうなやつ作ってやるか。
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