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四人目の相棒は許嫁
平然としてる奴が取り乱し始めると、目を離せなくなるのはよくある話
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許嫁と一緒に屋根裏部屋に戻ってきた日から、彼女はここで寝泊まりをしたい、と申し出てきた。
まぁ……個室は空き部屋になってるから何の問題もない。
問題なのは、そのハーフエルフを皮切りに、あっちこっちの異世界から、女性の自称許嫁だの婚約者だのがやって来ることだ。
「なぁ……痴話喧嘩なら別んとこでやらせろよ」
「だぁれが痴話喧嘩だ!」
事もあろうに、二人、三人と同時に名乗りを上げてやって来ることもある。
すり寄ってくるのが一人だけって日の方が少ないんじゃないか?
あと、誰も来ない日というのも……数えられるくらいの日数はあったかな、うん。
で、その自称何とかと名乗ってる者同士で取っ組み合いの喧嘩なんか始まる日にゃ、お前らだってとんでもない魔物に襲われてここに逃げ込んだんだろうに、どこにそんな元気があるんだ? と、とにかくツッコミたい。
喧嘩する元気があるならとっとと出てけって話でな。
なんせ定員があるんだから。
助けを求めて順番待ちって状態の奴らだっているしよ。
それが、コルトとかの前例を挙げて、なんで私達を拒絶するの?! ときたもんだ。
俺がお前らを必要としないからだ!
喧嘩するほど元気があるなら、俺もそいつらに手を出したくなる。
が、色仕掛けでくっつこうとする奴もたまにいる。
しかも俺より力が強い。
セルフ美人局。
つか、ボロボロの服、ボロボロの防具で色仕掛けって、どんだけセンスがないんだって話でな。
「ちょ……、くっついてくんな! つか、今握り飯作ってるとこだ! 仕事の邪魔すんな! 手遅れになったら死んじまうかもしれん奴も出てくんぞ!」
こっちは米と具材扱ってんだ。
シャワー浴びた後とかならともかくも、衛生的にまずいだろうが!
「だったら、私にもできる仕事、教えてよぉお? おおお?? おーっお、おおっ!」
変な声を上げながら、俺から離れていくそいつの後ろには……。
「コウジさんが困っているではありませんか。それにみんなのために仕事をしているのです。あなたはそんな仕事をしたことがないのですか? その仕事を待っている人達のことを考えたことはないのですか?」
声のトーンを変えずに滔々と語る鬼族の女。
俺に言い寄る女の後ろの襟首を掴む彼女の右手と右腕には、全く力が込められていないにもかかわらず。
思わず「姐御!」と言いそうになっちまう。
その女は手足を動かし、じだばだと抵抗する。
しかし全くものともしない。
「おにぎりの時間まで大人しく部屋の隅でお待ちくださいな」
とそのままプレハブの部屋の隅まで放り投げる。
その辺りにいる者達は慌てふためいて逃げていく。
その辺りでドスンと鈍い音がするも、彼女はそれを気にも留めない。
「……コウジさん、私、具材の数と量をチェックしに行ってきますね」
「お、おう……。あ、ゆ、指輪ないとあの扉開かないからっ」
そして何事もなかったかのように、優しく微笑んでこんなことを言う。
一瞬だけ、顔が火照ってしまった。
しかし気になることが一つある。
鬼族の女性は嫉妬深い、とカウラから言われた言葉。
戻ってきた時に聞いてみた。
「え? 嫉妬、ですか? 確かにカウラお婆様は言ってましたが……」
「さっき体押し付けられただろ? そんな感情持たなかったのかな、と……」
「ぷ、あははは」
声を上げて笑った彼女は初めて見たような気がする。
近くにいる奴らも彼女に見惚れるが、遠くにいる連中の耳には届いてないようだ。
馬鹿笑いとは程遠い。
なんかこう、空気を読んだというか、場を読んだ感じがする。
「あんなので嫉妬するわけがないじゃありませんか。それに、さっきのはどう見ても、コウジさんは被害者って感じがしましたよ? 相当お困りな顔してましたし。す、すいません、つい笑ってしまい……あはは」
そいつを突き放そう、突き飛ばそうとしてもびくともしなかった。
そんな相手を何食わぬ顔で平然と処理、だもんなぁ。
許嫁という実感よりも、この人についていきたいって気持ちが先に出た。
ちなみにその迫ってきた相手は、普通の馬よりも小さめだがポニーよりは大きい馬の体をした人馬族。
頭の位置は間違いなくそいつの方が高かったんだが……。
※※※※※ ※※※※※
考えてみれば、自分の指示通りに動いてくれるし余計なことは全くしない。
そのうち気を利かせて、俺が気付かないことや忘れかかってた在庫のチェックなどもやってくれる上、屋根裏部屋に来る冒険者達の様子を、常に目を光らせて観察してくれている。
そしてこいつがここに来てから、俺がこいつにツッコミを入れたり怒鳴ったりすることが一度もない。
今までの三人は相棒じゃなくて助っ人。
こいつこそ、まさに相棒って感じだな。
なのに、俺はまだこいつに何かをしてやったことが一度もない。
何か、とは何か?
知れたこと。
「なぁ。お前がここに来てからどんくらい経ったかな?」
「えっと……一か月くらい経ったかしら……。どうかされました?」
なんかこう、日常会話でも俺に丁寧語っぽい言葉遣いなんだよな。
それにしても、一か月も経ったか。
久々に自称何とかの押しかけ、売り込みがいない日でもある。
誰かが混ざってくりゃ大混乱間違いなし。
「今日の晩飯はちょっとしたサプライズを用意する。握り飯の配給が終わってからゆっくりな」
「は……はいっ」
……何でこいつが顔を赤くするんだ。
なにかと勘違いしてやしないか?
まぁいいけどさ。
「そ、それで、え、えっと、お、お米研ぎしときますねっ!」
何かいつものような落ち着きが見えない。
嫌な予感がする。
一応、失敗を未然に防げるように監視してみる。
その予感はいきなり的中した。
「おいっ! そりゃ紙コップだ! 米は計量カップで量れよおいっ!」
「え? あ、あれ? えーっと……」
「これだこれっ! 紙コップに分量の印ついてねぇだろうが。あーびっくりした」
「す、すいません……。えっと、一杯、二杯、三杯、四杯、五杯……あ、失敗。えっと六杯」
「待て待て待て。五杯目入れるの失敗して入れ直すのはいいけど、それ五杯目のやり直しだぞ?」
「あ、あぅ……」
ひょっとして……。
突然のアクシデントがあったら、それにまるっきり弱いタイプか?!
しかもそのアクシデントは、万人にとってのそれでは動ずることがなく、自分にとってのアクシデントは他人に取ってとるに足らないことだったりする?
……それはある意味不安なような気がしないでもないが……。
普段の態度と子の取り乱しようの時間的割合が逆だったら、今までの助っ人とそんなに変わりはない。
だが現状においてのこいつは……可愛げがあるように見えるのは、俺が色眼鏡で見てしまっているからか?
まぁ……いいけど……。
いや。
いやいや、よくない。
炊飯器に収めてスイッチオンするまで油断はできん。
って、水を入れる前に混ぜるなー!
「え? あ、あ……す、すいませんっ!」
さらに顔が赤くなる。
こいつが今までと同じ助っ人のようなキャラだったら、すっかり赤鬼とか言って弄ってやるところなんだが……。
このまま仕事をさせたら、炊飯器クラッシュじゃ済まされないような気がする。
サプライズにならなくなるが、しょうがない。
「あのな、晩飯のメニューは、カレーにしてやるつもりだったんだよ」
カレーうどんはカレーが飛び散ることが多いから、普通のカレーにするつもりだった。
少しは褒美みたいなことしてやらないとなー、と考えてたんだが、驚かし過ぎたか。
「そ、そうだったんですか。ありがとうございます」
何と勘違いしてたんだ?
という意地悪な質問は、流石にかわいそうか。
しかし反応が薄いな。
「あ、あの……」
「ん?」
「カレー……って、何ですか?」
まぁ……個室は空き部屋になってるから何の問題もない。
問題なのは、そのハーフエルフを皮切りに、あっちこっちの異世界から、女性の自称許嫁だの婚約者だのがやって来ることだ。
「なぁ……痴話喧嘩なら別んとこでやらせろよ」
「だぁれが痴話喧嘩だ!」
事もあろうに、二人、三人と同時に名乗りを上げてやって来ることもある。
すり寄ってくるのが一人だけって日の方が少ないんじゃないか?
あと、誰も来ない日というのも……数えられるくらいの日数はあったかな、うん。
で、その自称何とかと名乗ってる者同士で取っ組み合いの喧嘩なんか始まる日にゃ、お前らだってとんでもない魔物に襲われてここに逃げ込んだんだろうに、どこにそんな元気があるんだ? と、とにかくツッコミたい。
喧嘩する元気があるならとっとと出てけって話でな。
なんせ定員があるんだから。
助けを求めて順番待ちって状態の奴らだっているしよ。
それが、コルトとかの前例を挙げて、なんで私達を拒絶するの?! ときたもんだ。
俺がお前らを必要としないからだ!
喧嘩するほど元気があるなら、俺もそいつらに手を出したくなる。
が、色仕掛けでくっつこうとする奴もたまにいる。
しかも俺より力が強い。
セルフ美人局。
つか、ボロボロの服、ボロボロの防具で色仕掛けって、どんだけセンスがないんだって話でな。
「ちょ……、くっついてくんな! つか、今握り飯作ってるとこだ! 仕事の邪魔すんな! 手遅れになったら死んじまうかもしれん奴も出てくんぞ!」
こっちは米と具材扱ってんだ。
シャワー浴びた後とかならともかくも、衛生的にまずいだろうが!
「だったら、私にもできる仕事、教えてよぉお? おおお?? おーっお、おおっ!」
変な声を上げながら、俺から離れていくそいつの後ろには……。
「コウジさんが困っているではありませんか。それにみんなのために仕事をしているのです。あなたはそんな仕事をしたことがないのですか? その仕事を待っている人達のことを考えたことはないのですか?」
声のトーンを変えずに滔々と語る鬼族の女。
俺に言い寄る女の後ろの襟首を掴む彼女の右手と右腕には、全く力が込められていないにもかかわらず。
思わず「姐御!」と言いそうになっちまう。
その女は手足を動かし、じだばだと抵抗する。
しかし全くものともしない。
「おにぎりの時間まで大人しく部屋の隅でお待ちくださいな」
とそのままプレハブの部屋の隅まで放り投げる。
その辺りにいる者達は慌てふためいて逃げていく。
その辺りでドスンと鈍い音がするも、彼女はそれを気にも留めない。
「……コウジさん、私、具材の数と量をチェックしに行ってきますね」
「お、おう……。あ、ゆ、指輪ないとあの扉開かないからっ」
そして何事もなかったかのように、優しく微笑んでこんなことを言う。
一瞬だけ、顔が火照ってしまった。
しかし気になることが一つある。
鬼族の女性は嫉妬深い、とカウラから言われた言葉。
戻ってきた時に聞いてみた。
「え? 嫉妬、ですか? 確かにカウラお婆様は言ってましたが……」
「さっき体押し付けられただろ? そんな感情持たなかったのかな、と……」
「ぷ、あははは」
声を上げて笑った彼女は初めて見たような気がする。
近くにいる奴らも彼女に見惚れるが、遠くにいる連中の耳には届いてないようだ。
馬鹿笑いとは程遠い。
なんかこう、空気を読んだというか、場を読んだ感じがする。
「あんなので嫉妬するわけがないじゃありませんか。それに、さっきのはどう見ても、コウジさんは被害者って感じがしましたよ? 相当お困りな顔してましたし。す、すいません、つい笑ってしまい……あはは」
そいつを突き放そう、突き飛ばそうとしてもびくともしなかった。
そんな相手を何食わぬ顔で平然と処理、だもんなぁ。
許嫁という実感よりも、この人についていきたいって気持ちが先に出た。
ちなみにその迫ってきた相手は、普通の馬よりも小さめだがポニーよりは大きい馬の体をした人馬族。
頭の位置は間違いなくそいつの方が高かったんだが……。
※※※※※ ※※※※※
考えてみれば、自分の指示通りに動いてくれるし余計なことは全くしない。
そのうち気を利かせて、俺が気付かないことや忘れかかってた在庫のチェックなどもやってくれる上、屋根裏部屋に来る冒険者達の様子を、常に目を光らせて観察してくれている。
そしてこいつがここに来てから、俺がこいつにツッコミを入れたり怒鳴ったりすることが一度もない。
今までの三人は相棒じゃなくて助っ人。
こいつこそ、まさに相棒って感じだな。
なのに、俺はまだこいつに何かをしてやったことが一度もない。
何か、とは何か?
知れたこと。
「なぁ。お前がここに来てからどんくらい経ったかな?」
「えっと……一か月くらい経ったかしら……。どうかされました?」
なんかこう、日常会話でも俺に丁寧語っぽい言葉遣いなんだよな。
それにしても、一か月も経ったか。
久々に自称何とかの押しかけ、売り込みがいない日でもある。
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「は……はいっ」
……何でこいつが顔を赤くするんだ。
なにかと勘違いしてやしないか?
まぁいいけどさ。
「そ、それで、え、えっと、お、お米研ぎしときますねっ!」
何かいつものような落ち着きが見えない。
嫌な予感がする。
一応、失敗を未然に防げるように監視してみる。
その予感はいきなり的中した。
「おいっ! そりゃ紙コップだ! 米は計量カップで量れよおいっ!」
「え? あ、あれ? えーっと……」
「これだこれっ! 紙コップに分量の印ついてねぇだろうが。あーびっくりした」
「す、すいません……。えっと、一杯、二杯、三杯、四杯、五杯……あ、失敗。えっと六杯」
「待て待て待て。五杯目入れるの失敗して入れ直すのはいいけど、それ五杯目のやり直しだぞ?」
「あ、あぅ……」
ひょっとして……。
突然のアクシデントがあったら、それにまるっきり弱いタイプか?!
しかもそのアクシデントは、万人にとってのそれでは動ずることがなく、自分にとってのアクシデントは他人に取ってとるに足らないことだったりする?
……それはある意味不安なような気がしないでもないが……。
普段の態度と子の取り乱しようの時間的割合が逆だったら、今までの助っ人とそんなに変わりはない。
だが現状においてのこいつは……可愛げがあるように見えるのは、俺が色眼鏡で見てしまっているからか?
まぁ……いいけど……。
いや。
いやいや、よくない。
炊飯器に収めてスイッチオンするまで油断はできん。
って、水を入れる前に混ぜるなー!
「え? あ、あ……す、すいませんっ!」
さらに顔が赤くなる。
こいつが今までと同じ助っ人のようなキャラだったら、すっかり赤鬼とか言って弄ってやるところなんだが……。
このまま仕事をさせたら、炊飯器クラッシュじゃ済まされないような気がする。
サプライズにならなくなるが、しょうがない。
「あのな、晩飯のメニューは、カレーにしてやるつもりだったんだよ」
カレーうどんはカレーが飛び散ることが多いから、普通のカレーにするつもりだった。
少しは褒美みたいなことしてやらないとなー、と考えてたんだが、驚かし過ぎたか。
「そ、そうだったんですか。ありがとうございます」
何と勘違いしてたんだ?
という意地悪な質問は、流石にかわいそうか。
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「ん?」
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