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私どっかで道間違えたかな?
閑話 ケイ視点
しおりを挟むコンコンコン
「失礼します。」
お嬢様に奥様からの手紙と旦那様からの伝言をお伝えしたあと、僕は旦那様の書斎に来ていた。
もちろん、理由はさっきの報告だ。
「はあ…今度はなんだ?」
「屋内でユマが刃物を、マリナが銃を使ったとみられます。」
「ユマとマリナだな。処分方法を決めておく。」
「以上です。では失礼しました。」
今回のこういうことが珍しいわけではない。
むしろよくあることだ。
そして処分は、大概軽いものだ。
この家はどちらかといえば特殊だ。
なぜなら、使用人やメイドに侍女らは、みな、孤児だった者や奴隷だった者ばかりだ。
旦那様曰く、そういう者の方が、何かしらの能力が長けている者が多いらしい。
実際、僕も元奴隷だ。
それに旦那様がいうに、記憶力に長けているらしい。
自分ではあり普通だと思うのだがな。
ちなみに奴隷になる前は、暗殺者をしていた。
基本は依頼を受けて、依頼主の命令を遂行していた。
この仕事は、適当に笑顔を見せて感情を出来るだけ殺しておけば、簡単に騙せていたので楽な仕事だった。
まあ、それがバレたので捕まい、奴隷商に売られたわけだが、生きているだけ良かったものだと思う。
普通は、殺されてもおかしくなかったからな。
それで運良く、旦那様に拾われたわけだ。
今が幸せなので特に過去のことは、後悔していない。
過去がなかったら、今がないわけだから。
他にも、マリナとリアは孤児だし、ユマとカリンは元同業者だ。
そんなわけで、この屋敷には、いろいろな者がいるのだ。
だが、いろんな者がいるからこそ、普通ならできないこともできる。
だから毎日忙しいが、楽しい。
そんな毎日を過ごせるここは、僕にとって天国のようにも感じれる。
この日々が毎日続けばいいな…
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