公爵令嬢に転生したけど友達づくりに励もうと思います。

ゆのん

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私どっかで道間違えたかな?

なんで〜?

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「ゲホッゲホッ…マリナ!?ゲホッゲホッ。どう…ゲホッ…した…ゲホッ…の…ゲホッ」
むせた、盛大にむせた。
「なんて言ってるのか聞き取れない~」
てか、この家には、まともな人間はいないのかい。
みんな扉をバンって開けるね。
「それよりお嬢様!大丈夫ですか?!」
「大丈夫、大丈夫!気管に紅茶が入っただけだから!」
そして、むせただけ。
「そうですか…」
と、一瞬安心したように見えたが、それもつかの間
「それにしてもお嬢様。公爵令嬢として、紅茶を吹き出すとは、はしたないですね。マナー講習入れときますね。」
ふぁ?!いやいやいやいや、なんで!やだよ!遊ぶ時間が減るじゃん!
「そんな目で見ても、前言撤回はいたしませんよ。」
いーやーだー!
「目で語らず、口で言えよ…」
は…!その手があったか…!てかだんだんユマ素がでてきたな…

バンッバンッ

今度は何!?
と思ったら、扉じゃなくて、ユマが両手を上げていた。
マリナが、2発ほど、ユマのすれすれを打ったようだ。拳銃で。
この世界にもあるんだ、拳銃。
「言葉遣いがなってないですね。侍女長に報告しておきますね。」
「大変申し訳ございませんでした。それだけはやめてください。お願いします。」
マリナは微笑んでいるけど、ユマが真っ青。
侍女長って怖かったっけ?
てか、侍女長って誰?
「ねえねえ、侍女長って誰?」
「ああ、お嬢様はまだ会ったことなかったですよね。彼女は今育休に入っているので、この屋敷にはいません。」
なるほど、なるほど。名前は教えてくれないのね。

「ところで、それ仕舞わない?」
拳銃ずっと手に持ってんじゃん。
「ああ、失礼しました。あと、中身は、発泡スチロールですので、打っても痛くはあるません。」
「嘘つけ、当たったら絶対痛い(ボソ)」
ユマがボソッと何かを言った。
「何か言いましたか?」
ユマに向かって微笑んでいるマリナが怖い。
ひえー。今日はみんな機嫌が悪いな~。

コンコンコン

おお、珍しくまともだ!
「はーい、どうぞ~」
「失礼します。」
あれ、ケイじゃん。
彼が来た瞬間、二人が何もなかったかのようにピシッとしている。

「おや?」
とそこで彼が見つけたのは、さっきマリナが打った発泡スチロールだった。
「これはこれは、どうしてこれが落ちているのですか?」
うわぁ、こっちも笑顔。
マリナは真っ青にして口パクパクさせているけど。
「これは、旦那様に報告させていただきますね。」
これもこれで怖いね。
「さらにもう一つ。」
あっ、あれは、ユマがわたしに投げてきた投げナイフ…
回収してなかったのかな…?
「そ…それのどこに問題が…?」
いや、回収はしていたようだ。
「いえ、ただ最近使った痕跡があったので。」
この執事こっわ!
「い…いえ最近使った覚えはありませんよ…多分ポッケから落ちたんだと思います…」
「本当ですか?」
ケイはユマの目をじっと見ていた。
ユマは必死で目を逸らしていた。
「こちらも旦那様に報告させていただきますね。」
どうなるのだろう、この子ら。

「おっと、要件を忘れるところでした。」
そうだね。別にマリナたちを怒りにここきたわけではないよね。
「お嬢様」
「はい⁉︎」
やば、ビビり過ぎた。
「旦那様より伝言と奥様よりお手紙です。」
「へ?内容は?」
ここ重要。
「まず、旦那様より、来週から領地に引っ越されるそうですので、お嬢様はどうなさいますかとのことです。」
「おお!行く行く!着いてくって伝えといて!よろ!」
うわぁ、すごく楽しみ!
「お嬢様…言葉遣いがなってないですねぇ。」
え…なんか怖い…
「監視役一人つけましょうか。」
え?監視役?
「ぐ…具体的にどんなの…?」
「そうですね…カリンでもつけましょうか。あの子の得意な武器がユマと同じで投げナイフが得意な子ですから、間違えた時にゴムのナイフが飛んでくる的な感じでどうでしょう?」
「カリン…?誰?」
「ユマの姉で、今育休に入っているのでいませんが、あと4日ほどで帰ってくる予定ですのですぐに会えますよ」
「あの噂の侍女長?」
「はい。」
今思ったけどみんな若いな。
侍女長が育休ってことはまだ10代後半から20代ぐらいでしょ。
やっぱみんな若いな。
てか、ユマが真っ青になるくらい怖い人なのかな?
ちなみに今後ろの二人はなぜか死にかけ。なんでだろう?
「そうですか…わかりました。」
ちょっと敬語を混ぜていこ。
「案外あっさりと引き下がるのですね。」
「だってカリンがどんな人か知らないので。」
人柄知ってたら、人によっては断る。
「そうですか。奥様からの手紙につきましては、こちらになります。」


開けるとそこには、忘れたかったことが書かれてあった。
簡単に言うと、
『明日、アリナ様主催の3~6歳児中心のお茶会あるから、参加してね。』
というものだった。ちなみにアリナ様とは、王妃様のこと。
ああああああ!いやだあああああああ!


今日は幸もあり、不幸もあった1日だった。
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