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開戦1
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150体のゴーレムを目の前に田代達は圧倒されていた。
その内の50体は田代達が前の世界で良く目にしていた素材で作られている。
「うわぁ、コンクリートだよ、これ」
陣野の言葉に田代達も「そうとしか見えない」と頷く。
聞けば火龍が住んでいる火山帯近くから上質の石灰が採れるらしく、それを焼き、魔力で錬成を繰り返して強固な素材を作り上げたらしい。
コンクリートに見えるが、似て非なるものだ。
通常の土魔法で作られたゴーレムは一般魔術耐性はあるのだが、やはり精霊術耐性が低いそうだ。しかし光龍の魔力から作られた魔導石の核を持ったゴーレムは、通常よりも機動力が優れているらしい。
それにこのコンクリゴーレムの魔導石には田代の『結界』の魔方陣も組み込まれたので研究者達の中から期待の声が上がっている。
既に進軍の準備は出来ており、国境を目指すことになった。
現在国境近くの村は住民を全員移動させ、軍を駐屯させている。
アンドリュースが即位後村人と対話しながら徐々に進めたことでもあった。
光龍との修行で田代はレベルが上がり魔力も増え魔力制御も上達したが、ゴーレム150体と坂下達、騎士や魔術師達をそこに運ぶには何回か行き来を繰り返さなければならなかった。
それも一日で終了し、その日田代はうんうん唸りながらも爆睡した。
戦争を始めるには騎士、魔術師共に合わせて千人と言う少数ではあるが、金剛精霊術団以外の精霊術師が失業したことが既に報告されているのと、やはり性能の上がったゴーレムに期待がかかっているのか、不安を感じている帝国人は殆ど居なかった。
田代達のみ周りの高揚感に不安になるものの、拳を握り気を引き締めた。
「メモルラル様!早馬にて一報が!」
ヴェズリー王国の王城に慌ただしい男の声が響く。
その男は近衛兵の中でも長く勤務している者だが、その青褪めた表情にも周りの者からは緊迫した様子は見られない。逆にその慌てふためく姿に見苦しいと思っている者達は何人か居た。
ヴェズリー王国はこの大陸では異質と呼ばれる国である。
精霊の存在を感じさせる唯一の国であり、精霊術師は絶対的強者であった。
長年その精霊に護られていると考えている国民達は貴族、平民問わず他国からの侵略等有り得ないと考えている。
如何に隣国のライソン帝国が大国になろうとも、ヴェズリー王国の方が上であると思っている。
それ故にヴェズリー王国の国民達はライソン帝国を野蛮人の国だと揶揄することが普通であった。
侵略、合併を繰り返して大国になったライソン帝国と、優雅さを尊び、文化的にも発展しているヴェズリー王国では格が違う、と思われている。
何故そこまで危機感が無いかと問われれば、ここ数年で精霊術師が精霊術を使えなくなってきている事実を知っているのが、上位貴族とほんのひと握りの上級平民だけであり、その件に関して箝口令が敷かれていたからだ。
その事実を知っている者達へのアピールに、氷結の精霊術師を王城に住まわせる策が取られているが、王族への不満は積もり、蓋を開けようとしていた。
特に現国王に寵妃が出来てから、国庫にまで手を着ける位の浪費が重ねられたことも大きな原因であった。
宰相のメモルラルは事ある毎に国王へ苦言を呈し諌めようとしたが、国王は聞く耳を持たなかった。
「税金を上げてしまえば良いではないか」
「それは得策ではありません。既に側妃イレーヌ様の浪費癖は市井にも噂として広がっております。ここで税金を上げれば反発を招きます!」
「我が最愛の妃にみすぼらしい姿をせよと申すのか?」
「既に十分満足頂ける程の物は揃っております!それに陛下のお姿を見て、王太子様と第二王子様まで贅沢になられて「五月蝿い!」陛下!」
「イレーヌが夜会に着ていくドレスを所望しておる。それに合わせたアクセサリーもな。分かったなら手配しておけ」
「……御意」
メモルラルはイレーヌを脳裏に浮かべる。
側妃として迎えられた伯爵令嬢だが、元は平民であった為、上辺だけの上品さから下品さを隠し切れていない。
これで妃である胆力や知力があればまだ問題にならなかったが、国王の傍に居る時の姿はまるで娼婦のそれである。
選ぶアクセサリー類もドレスとチグハグで、これでもかと言うぐらいゴテゴテと付け、買い付けの頻度も上がっていくので、国庫を圧迫し続けている。
それはもうメモルラルは勿論、文治を司る文官達の頭を悩ませた。
しかしイレーヌの身体は非常に魅力的であった。
ギリギリまで胸元を見せ、特に王国の男達が女を評価する基準になる臀部を強調する様なマーメイドラインのドレスを好んで纏っているイレーヌを、舐める様に見詰める武官達や近衛兵は多かった。
そこに文官と武官の対立まで起きることになる。
イレーヌに骨抜きにされる者達とは違い、武官や近衛兵の中には国を憂う者が存在し、それに目を付けていたライソン帝国の密偵からもメモルラルへクーデターを起こす様に提言があった。
その後密談が幾度もメモルラルと文官、一部の武官内で行われ、密偵を通じてアンドリュースと密約を交わすことになる。
密約の大まかな内容はこうである。
国境近郊の金山、ミスリル鉱山を含む領土の明け渡しを了承する代わりに、ライソン帝国とヴェズリー王国との国交復活。
ヴェズリー王国で増え続ける貧困層の受け入れ。
アナスタシア正妃暗殺の容疑者の受け渡し。
王政廃止後の王族の処遇はヴェズリー側のみが担うこと。
既に敗戦確定の内容である。
それだけメモルラル達は、王族と金剛精霊術師団による傍若無人振りに愛想が尽きているのだ。
例え金山とミスリル鉱山が奪われたとしても、交易に使える資源や物は他にもある。
自治権を持ち、帝国との国交復活と問題になっていた貧困層が片付いてしまえば国として存続出来るのだ。
その密約が成された理由の一つに、帝国の勇者召喚があった。
帝国から一部開示された勇者のスキルであれば金剛精霊術師団を制することが出来ると確信を得たからだ。
それに氷結の精霊術師以外の金剛精霊術師達が力を落としているのは確定的である。
金剛精霊術師団さえどうにか出来れば、後は敗戦を理由に王族排除へ動くだけだ。
静かなるクーデターと言ってもいい。
「騒々しいな。してどんな報せなんだ?」
メモルラルは自身の執務室へ近衛兵を迎え入れ、事の次第を聞くことにする。
「帝国との国境にゴーレムが大多数上空から現れたそうです!」
「なんと!砦の戦力は今どうなっている?」
把握しているメモルラルだが、知らない振りで近衛兵に尋ねる。
「騎士、傭兵合わせて200も居りません!後は一般魔術師が数名のみでございます!」
「氷結の精霊術師様は陛下が離さないだろう。それ以外の金剛精霊術師を至急派遣する。その事を国境まで伝えろ。」
「御意!」
近衛兵は来た時よりも慌てて走って行く。
その姿にメモルラルは「始まったか」と一言漏らし、出来るだけのんびりと金剛精霊術師団達に指令書を認めることにした。
突然舞い降りて来たゴーレム達に、軽口を叩きあっていた国境騎士達は驚きの余り腰を抜かした者も居た。
何せ予想もしてなかった上空からの侵略である。
当然砦の中にもゴーレムはその姿を見せ、砦内はパニックに陥った。
何とか早馬を王都に走らせたが、内側からゴーレムによって呆気なく開城された砦はその機能を失っている。
騎士や傭兵がゴーレムに向かって斬り付けるが、従来のゴーレムの動きではなかった。
難なく剣を受け止め払うゴーレムに王国騎士達は困惑する。
「一体何なんだ、このゴーレムは!」
王国から派遣された一般魔術師達もそれぞれの属性で攻撃するが、表面が灰色のゴーレムは一欠片も削ることが出来なかった。
他国から流れて来た傭兵は兎も角、今まで精霊術師の力に胡座をかいて自身の鍛錬を怠っていた騎士達、一般魔術師達の心は直ぐに折れた。
結局ゴーレムだけでほぼ鎮圧され、籠城していた一部の傭兵達もその日の夕方には大人しく捕縛されることとなった。
――――――――――――――――――
田代「俺達必要だった?」
陣野「私、まだ歌ってないのに…」
その内の50体は田代達が前の世界で良く目にしていた素材で作られている。
「うわぁ、コンクリートだよ、これ」
陣野の言葉に田代達も「そうとしか見えない」と頷く。
聞けば火龍が住んでいる火山帯近くから上質の石灰が採れるらしく、それを焼き、魔力で錬成を繰り返して強固な素材を作り上げたらしい。
コンクリートに見えるが、似て非なるものだ。
通常の土魔法で作られたゴーレムは一般魔術耐性はあるのだが、やはり精霊術耐性が低いそうだ。しかし光龍の魔力から作られた魔導石の核を持ったゴーレムは、通常よりも機動力が優れているらしい。
それにこのコンクリゴーレムの魔導石には田代の『結界』の魔方陣も組み込まれたので研究者達の中から期待の声が上がっている。
既に進軍の準備は出来ており、国境を目指すことになった。
現在国境近くの村は住民を全員移動させ、軍を駐屯させている。
アンドリュースが即位後村人と対話しながら徐々に進めたことでもあった。
光龍との修行で田代はレベルが上がり魔力も増え魔力制御も上達したが、ゴーレム150体と坂下達、騎士や魔術師達をそこに運ぶには何回か行き来を繰り返さなければならなかった。
それも一日で終了し、その日田代はうんうん唸りながらも爆睡した。
戦争を始めるには騎士、魔術師共に合わせて千人と言う少数ではあるが、金剛精霊術団以外の精霊術師が失業したことが既に報告されているのと、やはり性能の上がったゴーレムに期待がかかっているのか、不安を感じている帝国人は殆ど居なかった。
田代達のみ周りの高揚感に不安になるものの、拳を握り気を引き締めた。
「メモルラル様!早馬にて一報が!」
ヴェズリー王国の王城に慌ただしい男の声が響く。
その男は近衛兵の中でも長く勤務している者だが、その青褪めた表情にも周りの者からは緊迫した様子は見られない。逆にその慌てふためく姿に見苦しいと思っている者達は何人か居た。
ヴェズリー王国はこの大陸では異質と呼ばれる国である。
精霊の存在を感じさせる唯一の国であり、精霊術師は絶対的強者であった。
長年その精霊に護られていると考えている国民達は貴族、平民問わず他国からの侵略等有り得ないと考えている。
如何に隣国のライソン帝国が大国になろうとも、ヴェズリー王国の方が上であると思っている。
それ故にヴェズリー王国の国民達はライソン帝国を野蛮人の国だと揶揄することが普通であった。
侵略、合併を繰り返して大国になったライソン帝国と、優雅さを尊び、文化的にも発展しているヴェズリー王国では格が違う、と思われている。
何故そこまで危機感が無いかと問われれば、ここ数年で精霊術師が精霊術を使えなくなってきている事実を知っているのが、上位貴族とほんのひと握りの上級平民だけであり、その件に関して箝口令が敷かれていたからだ。
その事実を知っている者達へのアピールに、氷結の精霊術師を王城に住まわせる策が取られているが、王族への不満は積もり、蓋を開けようとしていた。
特に現国王に寵妃が出来てから、国庫にまで手を着ける位の浪費が重ねられたことも大きな原因であった。
宰相のメモルラルは事ある毎に国王へ苦言を呈し諌めようとしたが、国王は聞く耳を持たなかった。
「税金を上げてしまえば良いではないか」
「それは得策ではありません。既に側妃イレーヌ様の浪費癖は市井にも噂として広がっております。ここで税金を上げれば反発を招きます!」
「我が最愛の妃にみすぼらしい姿をせよと申すのか?」
「既に十分満足頂ける程の物は揃っております!それに陛下のお姿を見て、王太子様と第二王子様まで贅沢になられて「五月蝿い!」陛下!」
「イレーヌが夜会に着ていくドレスを所望しておる。それに合わせたアクセサリーもな。分かったなら手配しておけ」
「……御意」
メモルラルはイレーヌを脳裏に浮かべる。
側妃として迎えられた伯爵令嬢だが、元は平民であった為、上辺だけの上品さから下品さを隠し切れていない。
これで妃である胆力や知力があればまだ問題にならなかったが、国王の傍に居る時の姿はまるで娼婦のそれである。
選ぶアクセサリー類もドレスとチグハグで、これでもかと言うぐらいゴテゴテと付け、買い付けの頻度も上がっていくので、国庫を圧迫し続けている。
それはもうメモルラルは勿論、文治を司る文官達の頭を悩ませた。
しかしイレーヌの身体は非常に魅力的であった。
ギリギリまで胸元を見せ、特に王国の男達が女を評価する基準になる臀部を強調する様なマーメイドラインのドレスを好んで纏っているイレーヌを、舐める様に見詰める武官達や近衛兵は多かった。
そこに文官と武官の対立まで起きることになる。
イレーヌに骨抜きにされる者達とは違い、武官や近衛兵の中には国を憂う者が存在し、それに目を付けていたライソン帝国の密偵からもメモルラルへクーデターを起こす様に提言があった。
その後密談が幾度もメモルラルと文官、一部の武官内で行われ、密偵を通じてアンドリュースと密約を交わすことになる。
密約の大まかな内容はこうである。
国境近郊の金山、ミスリル鉱山を含む領土の明け渡しを了承する代わりに、ライソン帝国とヴェズリー王国との国交復活。
ヴェズリー王国で増え続ける貧困層の受け入れ。
アナスタシア正妃暗殺の容疑者の受け渡し。
王政廃止後の王族の処遇はヴェズリー側のみが担うこと。
既に敗戦確定の内容である。
それだけメモルラル達は、王族と金剛精霊術師団による傍若無人振りに愛想が尽きているのだ。
例え金山とミスリル鉱山が奪われたとしても、交易に使える資源や物は他にもある。
自治権を持ち、帝国との国交復活と問題になっていた貧困層が片付いてしまえば国として存続出来るのだ。
その密約が成された理由の一つに、帝国の勇者召喚があった。
帝国から一部開示された勇者のスキルであれば金剛精霊術師団を制することが出来ると確信を得たからだ。
それに氷結の精霊術師以外の金剛精霊術師達が力を落としているのは確定的である。
金剛精霊術師団さえどうにか出来れば、後は敗戦を理由に王族排除へ動くだけだ。
静かなるクーデターと言ってもいい。
「騒々しいな。してどんな報せなんだ?」
メモルラルは自身の執務室へ近衛兵を迎え入れ、事の次第を聞くことにする。
「帝国との国境にゴーレムが大多数上空から現れたそうです!」
「なんと!砦の戦力は今どうなっている?」
把握しているメモルラルだが、知らない振りで近衛兵に尋ねる。
「騎士、傭兵合わせて200も居りません!後は一般魔術師が数名のみでございます!」
「氷結の精霊術師様は陛下が離さないだろう。それ以外の金剛精霊術師を至急派遣する。その事を国境まで伝えろ。」
「御意!」
近衛兵は来た時よりも慌てて走って行く。
その姿にメモルラルは「始まったか」と一言漏らし、出来るだけのんびりと金剛精霊術師団達に指令書を認めることにした。
突然舞い降りて来たゴーレム達に、軽口を叩きあっていた国境騎士達は驚きの余り腰を抜かした者も居た。
何せ予想もしてなかった上空からの侵略である。
当然砦の中にもゴーレムはその姿を見せ、砦内はパニックに陥った。
何とか早馬を王都に走らせたが、内側からゴーレムによって呆気なく開城された砦はその機能を失っている。
騎士や傭兵がゴーレムに向かって斬り付けるが、従来のゴーレムの動きではなかった。
難なく剣を受け止め払うゴーレムに王国騎士達は困惑する。
「一体何なんだ、このゴーレムは!」
王国から派遣された一般魔術師達もそれぞれの属性で攻撃するが、表面が灰色のゴーレムは一欠片も削ることが出来なかった。
他国から流れて来た傭兵は兎も角、今まで精霊術師の力に胡座をかいて自身の鍛錬を怠っていた騎士達、一般魔術師達の心は直ぐに折れた。
結局ゴーレムだけでほぼ鎮圧され、籠城していた一部の傭兵達もその日の夕方には大人しく捕縛されることとなった。
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田代「俺達必要だった?」
陣野「私、まだ歌ってないのに…」
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