20 / 27
第二章 ー旅立ちー
旅立ち
しおりを挟む
朝がやってきた…
俺は大きな欠伸をして、ベットから降り着替えたのだが…。
「装備がピチピチだ…。」
まぁ、それもそのはずだ、この世界に来て早3年。
少しばかり背も伸びたし、筋肉もついた。
「仕方ない、せっかく空白様から貰ったものだけど、錬金術で改造しよう…。」
俺は、ピチピチのインナーとこれまで使っていた着替えの素材を使って、通気性もよく、伸縮性も兼ね備えた万能インナーを作った。
ズボンも少しサイズ変更して、防具類もサイズを合わせた。
「これでよし!」
ブーツを履いて、短剣はすぐに取りやすいように、腰の位置から胸の位置に逆さにして取り付けた。
次に、道中何があるか分からないので、ベットのシーツを使い、フード付きのマントを作って、ルームへ入れておいた。
「後は、出発するだけだな。」
俺は部屋を出て、一階へと降りた。
『おはようミツキ君。』
「おはようミツキ。」
「おはようございますミツキさん!」
すると、みんなはもう起きていて、ディーアとティアは直ぐに出るみたいだった。
「おはようございます、ディーアさん達はもう出発ですか?」
『あぁ、そろそろここに調査団が街から向かってる頃だろうしね。』
「寂しくなるけれど、また会いましょう。」
俺は、ディーアとティアにこれまでのお礼を言って、2人と握手をした。
「必ずまたあいましょう。本当にお世話になりました。」
ディーア達は手を振って旅立って行った。
「ミツキさん!外も明るくなりましたし、私達も出発しましょう!」
レイナは、そう言って、俺の手を掴んだ。
「そうですね、街までしっかり護衛します!」
俺達は、家を出て、荷馬車に馬を繋いだ。
「レイナさん、こっちは準備出来ました。」
俺がそう言うと、レイナが荷台から顔を出した。
「はい!いつでも行けますよ!」
俺は前に乗り、手綱を取った。
「じゃあ出勤します、道案内はお願いしますね。」
ゆっくりと馬が歩き出す、いよいよ旅が始まったのだ。
家を出て、森を抜けると、最初に来た湖が見えて来た。
(懐かしなぁ~ここで初めてディーアと出会ったんだっけ…)
湖から、また森に入り、小道を進む。
しばらく進むと、荷台からレイナが顔を出し、前に移って来た。
「たいくつじゃないですか?」
レイナは楽しそうにしている。
「いいえ、初めての景色で感動してたところです。」
俺は、3年間あの土地から離れた事は一度もなかった。
だからこそ、今は見る景色がどれもこれも新鮮で、とても楽しい。
すると、レイナが地図を見せてくれた。
「今、私達はこの森にいます。そして向かっている街が、ここから2日ほど進んだこの街、クオークの街です!」
(なるほど、2日はかかるのか…って事は初めての野宿だな。)
「ありがとうレイナ、この街はどんな街なんですか?」
レイナは地図をしまって教えてくれた。
「えーっと、確かクランドって名前の伯爵が治めている土地の1つの街で、色んな種族が暮らして居ます。」
(伯爵…。この世界は貴族制なのか、まぁ関わる気は無いけど…)
「そう言えば、冒険者も居るんでしたっけ?」
俺は、前にレイナが冒険者の話をしていたのを思いだした。
「はい!街には冒険者ギルドがあって、色んな依頼を受けて、お金を稼いでいるみたいですよ。」
(街についたらお金を稼がないとな。そうだ…)
「ちなみに、俺も冒険者になれますかね?」
俺が少し照れくさそうに言うと、ティアは笑いながら答えてくれた。
「えぇ、もちろん!ギルドで登録すれば問題無いと思います。ちなみに、冒険者ギルドはほとんどの街にあるみたいなので、なっておけば仕事とお金には困らないと思います!」
「なるほど、それは便利そうですね。ちなみに街の治安とかはどうなんでしょう?」
話を聞いている限りは、優しそうな街だけど…。
「うーんと、そうですね。喧嘩や強盗、盗みや殺人もたまにありますが、悪くはないと思います!」
(いや、十分悪いと思います。)
でも、考えてみればここは異世界、レイナが悪くないと言うのであれば、きっとそれが普通と言う事なんだろう。
「ちなみに、治安を守る組織とかは無いのですか?」
もし、警察的な方々がいるのなら、多少は安心だ。
「一応、兵士がいるのですが、基本的には自分の身は自分で守るのがルールですかね。それにあそこの兵士は、別の街に伯爵がいる事をいいことに、悪さをしていると言う噂もあります…。」
(それは面倒だな…。)
「なるほど、あまり関わらない方がいいですね。」
そうこうしている内に、俺達は森を抜け、草原に囲まれていた。
「おぉ!これは凄い、こんなに広いなんて。」
レイナは興奮している俺を見て、クスクスと笑っていた。
周りを見渡すと、色んな動物が走っている。
(なんかいいな、こう言うのって)
しばらく進むと、道が2つに分岐していた。
俺が気づくと、レイナがすぐに教えてくれる。
「ミツキさん、ここを左です。」
「分かりました。」
俺は言われた通りに曲がり、それから3時間ほど進んだ。
するとレイナが前方を指差して言った。
「ミツキさん、あの木陰でお昼にしませんか?」
(そう言えば今日は朝食食べてなかったっけ…)
俺は、内心しまった!と思っていた。
恐らくレイナも朝は食べてないはず…。
もう少し気を使うべきだった…。
「はい!あのーすいません、俺気が回らなくて。」
「いえ!気にしないで下さい、今日は急いで出たんですから!」
(いやぁ本当に申し訳ない。次から気をつけよ。)
「ありがとうございます。」
俺は、木陰に荷馬車を止めた。
レイナは手際よく調理の準備をしている。
俺も木箱を椅子がわりに運び、あらかじめ持ってきた焚き木に火を付けた。
それからレイナと相談し、鍋を使いたいと言う事だったので、魔法を使って竈を作ってあげた。
レイナが昼食を作ってくれている内に、バケツに魔法で水を溜め、馬にあげた。
それからエサも与え、ブラシで手入れをした。
あれこれしている内に、レイナが昼食を完成させた。
「出来ました!今日の昼食はシチューでーす!」
皿の中には野菜たっぷりのシチューが入っていた。
「美味そ~う!」
「では、食べましょう!」
俺は美味しくシチューをいただいた。
俺は大きな欠伸をして、ベットから降り着替えたのだが…。
「装備がピチピチだ…。」
まぁ、それもそのはずだ、この世界に来て早3年。
少しばかり背も伸びたし、筋肉もついた。
「仕方ない、せっかく空白様から貰ったものだけど、錬金術で改造しよう…。」
俺は、ピチピチのインナーとこれまで使っていた着替えの素材を使って、通気性もよく、伸縮性も兼ね備えた万能インナーを作った。
ズボンも少しサイズ変更して、防具類もサイズを合わせた。
「これでよし!」
ブーツを履いて、短剣はすぐに取りやすいように、腰の位置から胸の位置に逆さにして取り付けた。
次に、道中何があるか分からないので、ベットのシーツを使い、フード付きのマントを作って、ルームへ入れておいた。
「後は、出発するだけだな。」
俺は部屋を出て、一階へと降りた。
『おはようミツキ君。』
「おはようミツキ。」
「おはようございますミツキさん!」
すると、みんなはもう起きていて、ディーアとティアは直ぐに出るみたいだった。
「おはようございます、ディーアさん達はもう出発ですか?」
『あぁ、そろそろここに調査団が街から向かってる頃だろうしね。』
「寂しくなるけれど、また会いましょう。」
俺は、ディーアとティアにこれまでのお礼を言って、2人と握手をした。
「必ずまたあいましょう。本当にお世話になりました。」
ディーア達は手を振って旅立って行った。
「ミツキさん!外も明るくなりましたし、私達も出発しましょう!」
レイナは、そう言って、俺の手を掴んだ。
「そうですね、街までしっかり護衛します!」
俺達は、家を出て、荷馬車に馬を繋いだ。
「レイナさん、こっちは準備出来ました。」
俺がそう言うと、レイナが荷台から顔を出した。
「はい!いつでも行けますよ!」
俺は前に乗り、手綱を取った。
「じゃあ出勤します、道案内はお願いしますね。」
ゆっくりと馬が歩き出す、いよいよ旅が始まったのだ。
家を出て、森を抜けると、最初に来た湖が見えて来た。
(懐かしなぁ~ここで初めてディーアと出会ったんだっけ…)
湖から、また森に入り、小道を進む。
しばらく進むと、荷台からレイナが顔を出し、前に移って来た。
「たいくつじゃないですか?」
レイナは楽しそうにしている。
「いいえ、初めての景色で感動してたところです。」
俺は、3年間あの土地から離れた事は一度もなかった。
だからこそ、今は見る景色がどれもこれも新鮮で、とても楽しい。
すると、レイナが地図を見せてくれた。
「今、私達はこの森にいます。そして向かっている街が、ここから2日ほど進んだこの街、クオークの街です!」
(なるほど、2日はかかるのか…って事は初めての野宿だな。)
「ありがとうレイナ、この街はどんな街なんですか?」
レイナは地図をしまって教えてくれた。
「えーっと、確かクランドって名前の伯爵が治めている土地の1つの街で、色んな種族が暮らして居ます。」
(伯爵…。この世界は貴族制なのか、まぁ関わる気は無いけど…)
「そう言えば、冒険者も居るんでしたっけ?」
俺は、前にレイナが冒険者の話をしていたのを思いだした。
「はい!街には冒険者ギルドがあって、色んな依頼を受けて、お金を稼いでいるみたいですよ。」
(街についたらお金を稼がないとな。そうだ…)
「ちなみに、俺も冒険者になれますかね?」
俺が少し照れくさそうに言うと、ティアは笑いながら答えてくれた。
「えぇ、もちろん!ギルドで登録すれば問題無いと思います。ちなみに、冒険者ギルドはほとんどの街にあるみたいなので、なっておけば仕事とお金には困らないと思います!」
「なるほど、それは便利そうですね。ちなみに街の治安とかはどうなんでしょう?」
話を聞いている限りは、優しそうな街だけど…。
「うーんと、そうですね。喧嘩や強盗、盗みや殺人もたまにありますが、悪くはないと思います!」
(いや、十分悪いと思います。)
でも、考えてみればここは異世界、レイナが悪くないと言うのであれば、きっとそれが普通と言う事なんだろう。
「ちなみに、治安を守る組織とかは無いのですか?」
もし、警察的な方々がいるのなら、多少は安心だ。
「一応、兵士がいるのですが、基本的には自分の身は自分で守るのがルールですかね。それにあそこの兵士は、別の街に伯爵がいる事をいいことに、悪さをしていると言う噂もあります…。」
(それは面倒だな…。)
「なるほど、あまり関わらない方がいいですね。」
そうこうしている内に、俺達は森を抜け、草原に囲まれていた。
「おぉ!これは凄い、こんなに広いなんて。」
レイナは興奮している俺を見て、クスクスと笑っていた。
周りを見渡すと、色んな動物が走っている。
(なんかいいな、こう言うのって)
しばらく進むと、道が2つに分岐していた。
俺が気づくと、レイナがすぐに教えてくれる。
「ミツキさん、ここを左です。」
「分かりました。」
俺は言われた通りに曲がり、それから3時間ほど進んだ。
するとレイナが前方を指差して言った。
「ミツキさん、あの木陰でお昼にしませんか?」
(そう言えば今日は朝食食べてなかったっけ…)
俺は、内心しまった!と思っていた。
恐らくレイナも朝は食べてないはず…。
もう少し気を使うべきだった…。
「はい!あのーすいません、俺気が回らなくて。」
「いえ!気にしないで下さい、今日は急いで出たんですから!」
(いやぁ本当に申し訳ない。次から気をつけよ。)
「ありがとうございます。」
俺は、木陰に荷馬車を止めた。
レイナは手際よく調理の準備をしている。
俺も木箱を椅子がわりに運び、あらかじめ持ってきた焚き木に火を付けた。
それからレイナと相談し、鍋を使いたいと言う事だったので、魔法を使って竈を作ってあげた。
レイナが昼食を作ってくれている内に、バケツに魔法で水を溜め、馬にあげた。
それからエサも与え、ブラシで手入れをした。
あれこれしている内に、レイナが昼食を完成させた。
「出来ました!今日の昼食はシチューでーす!」
皿の中には野菜たっぷりのシチューが入っていた。
「美味そ~う!」
「では、食べましょう!」
俺は美味しくシチューをいただいた。
0
あなたにおすすめの小説
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
異世界転生してしまった。どうせ死ぬのに。
あんど もあ
ファンタジー
好きな人と結婚して初めてのクリスマスに事故で亡くなった私。異世界に転生したけど、どうせ死ぬなら幸せになんてなりたくない。そう思って生きてきたのだけど……。
異世界配信〜幼馴染みに捨てられた俺を導く神々の声(視聴者)
葉月
ファンタジー
コルネ村で、幼なじみであり恋人でもあったユリアナと、ささやかな幸福を分かち合って生きていたロイド。
だがある日、ユリアナは女神の愛子として目覚め、国王の命により王都へと連れ去られる。
突然、日常を奪われ、運命に引き裂かれたロイドは、抗う術も持たぬまま、否応なく大きな流れへと呑み込まれていく。
これは、奪われたものを取り戻すため、そして理不尽な運命に抗おうとする、一人の少年の物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる