異世界に落っこちたら溺愛された

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本編

【閑話】こんな休日も悪くないsideダルイズ

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久しぶりの休日、俺はアリルを誘って出かけることにした。場所はアリルが行きたがっていた茶葉専門店。各国の茶葉が集まる今人気の店だ。

店内はゆったりと落ち着いた雰囲気で所々にテーブルとソファが置いてあり試飲もできるようになっていた。


さすが専門店だけあってすごい数の茶葉だな…


ふと横にいるアリルを見ると陳列されている茶葉を見る目はキラキラと輝いておりとてもはしゃいでいた。


子供みたいにはしゃぐアリルは可愛いな


そんなことを考えらながら店内を見回っていると


「いらっしゃいませ。当店では各国の様々な茶葉を扱っております。気になった茶葉は試飲もできますよ」


愛想のいい店員が俺たちに話しかけてくる。


「アリル、何か気になる茶葉はあったか」

「ええ、コレとコレ…あとコレも」

「そんなに?」


両手いっぱいに茶缶を持つアリルが可愛すぎて笑っていたら少しムッとしながら顔を赤らめ「笑わないでくださいっ」と怒られた。


「悪かった悪かった…機嫌直せよ」

「もうっ」


そんな俺たちを微笑ましそうに笑う店員が「試飲しますか」と聞いてくる。


「あぁ、頼む」

「かしこまりました。ではこちらの席でお待ちください」


案内された席に座り少し待っていると先程の店員が数種類のティーポットとカップを持ちながらやってくる。


「お待たせしました。こちら、茶葉によっては専用のポットやカップがあります。その方が香りも味もより際立ち美味しく召し上がれます。当店はポットやカップも販売しておりますので合わせて購入される際はお安くしておきます。そしてこちらが手順表でございます。初めて飲む茶葉もこの表を見ながら入れてもらえれば美味しく味わうことが出来ます。それでは失礼します」

「あぁ、ありがとう」


なんとも商売の上手い店員だと関心しながら手順表をみる。あまり難しくないのでこれなら俺たちでもできるだろう

早速アリルが気になった茶葉を試飲してみる


1つ目は爽やかな香りでスッキリとした味わい。

2つ目はフルーティでほのかに香る甘い匂い

3つ目は少し癖のある味だがスパイシー


「どれも美味いが、俺は最後の茶葉が好きだ」

「そうですね、ルイズの好きそうな味でした。私は全部好きですが…全て買うと少し予算オーバーしそうなので最初に飲んだ茶葉にします。」


そうして俺たちは試飲して気に入った茶葉を購入し帰路に着いた。その日の夜、早速買ってきた茶葉を飲みながら2人の時間を楽しんだ。




数日後、俺は再びあの茶葉専門店に訪れてアリルが諦めた茶葉と専用のポット、カップを購入した。

最近仕事が忙しくてあまり構ってやれていなかったし、茶葉1つであんなに楽しそうなアリルの顔をみれるならいくらでも買ってやろうと思えるくらいだ。

買った茶葉をプレゼント用にラッピングしてもらい早足で邸に帰る。


「ルイズおかえりなさい、お疲れ様でした」

「ただいま」


笑顔で出迎えてくれたアリルにいつものようにキスをして抱きしめ堪能する。


「あれ…どこか寄ってきたんですか?」


俺の手にあった紙袋が気になったのだろう。首をこてんと傾けながら聞いてくる。


「これはアリルへのプレゼントだ」

「私への…開けてもいいですか?」

「もちろん」


リビングに移動し俺の渡した紙袋からラッピングされた箱を取り出す。そして丁寧に開けられた箱からは茶缶と専用のポットやカップがでてくる。


「これ…あの時買えなかった茶葉とポットですか?」

「気に入った茶葉だったんだろ?」


それを見てアリルが驚いた顔をしながら嬉しそうに俺に抱きつく。


「嬉しい…ありがとうルイズ」

「喜んでもらえて良かったよ」

「大切に飲みますね」


可愛い笑顔を振りまきながら大切そうに茶缶を撫でるアリルを俺は優しく抱きしめた。





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