異世界に落っこちたら溺愛された

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本編

【閑話】アサヒと美味しい休日sideフェル

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「アサヒ何をしておるのだ?」


なにやら笑顔でもぐもぐしているアサヒが気になり声をかけてとてとてとアサヒの元へ駆け寄るとテーブルの上にカラフルなものを並べていた。


「ん、フェルも食べる?」

「んっ!?…なんだこれはっ!」


我の声に気づいて振り向いたアサヒが食べかけのモノを我の目の前に差し出し口に突っ込む。見たこともない色をしたその食べ物を突っ込まれ反射的に食べると、口いっぱいに広がる幸せに我を忘れ思わず叫んでしまった。


「うまい!うまいなアサヒ!」

「んふふ、でしょ甘くて美味しいよね」

「なんという食べ物なのだ?」

「これはねシフォンケーキだよ。最近街で人気なケーキ屋さんがあってね、そこのケーキなの。この前レオンさんとデートした時、美味しそうだなぁってお店見てたら昨日レオンさんが買ってくれたんだっ」


ケーキを食べながらレオンの話をするアサヒはとても嬉しそうに笑ったが我はまたレオンの話しかと呆れた。

四六時中いつも一緒にいるのに、たまにの1人行動の時ですらアサヒはレオンのことばかり考えている。

いい加減毎度聞かされるこっちの身にもなってくれ…はぁと軽く溜息をついた。


「惚気はいいからもっとケーキとやらを我にもくれ」

「惚気たつもりはないんだけど…」


口を開けて待つ我にアサヒはフォークで1口サイズに切り分けたケーキを食べさせる。


「うむ、うまい!気に入った!またレオンに買ってこさせよう」

「その気持ちわかるよ~、毎日でも食べたい美味しさだよね!…でもあんまり食べ過ぎるのも身体に良くないから程々にしなきゃね」

「そうなのか、でも我は神獣だから心配ないぞ。」

「そうなの!?やっぱり神獣ってすごい存在だよね。こういう所は異世界って感じ…」


アサヒは感心しながら我の頭を優しく撫でる。そしてしばらくすると「ふわふわで気持ちい」と言って頬ずりしてくる。


「はわぁ…幸せってこういうことを言うだよねきっと…」


なんともまぁ自堕落な気もするがたまにはこんな日があってもいいかと思った。


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