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二人で幸せ倍にしよう
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――アキラサイド――
「あっ、まみ……や、またっ」
「いーよ?」
「待って、イク……あ、イって、ん、はぁ、まッ」
何度もケツイキできるようになったのは間宮のテクニックのおかげではない。もちろん過去の男でもない。自分でたくさん調べて開発したからだ。
会社の後輩の間宮と付き合って半年になるが、あまりにも体力がありすぎて、いつも先に果ててしまっていた。最中に賢者になるとなかなかエグいもので……。ネットで色々解決法を検索していたらケツイキにたどり着いた、というわけだ。
「中すご、いつもやば……んっ、イク。出していい?」
「出して、ぁ、ッ……」
中でドクドクと果てたのを感じ取ってまたそれでも腹筋を浮き立たせながらケツイキをしてしまう。抜くよという声がしたから脱力して天井を見つめる。ズルッと抜かれた感覚でも俺はまたビクビクしてしまう。
「抜いただけでも?」
間宮は少し笑いながら、でも嬉しそうに俺を撫でてくれる。撫でられるだけでもイってしまうことをわかっていてわざとやってくる間宮が嫌い。
「……お前、意地悪」
前でイってないから賢者にならずに、ずっと気持ちいい。バリネコではないから正直自分も間宮をイカせてやりたいところ。だってこんなにふわふわになって気持ちいいこと、経験しないなんて損じゃん?
「そんなになる? 演技じゃないよね……?」
「いや、演技だとしたら、俺役者できるわ」
「ふーん、そっか……」
間宮は納得せずに後処理を始めた。納得していないなら、絶好のチャンスじゃないか?
「なあ、試してみる?」
「何を?」
ゴムを外してくるっと結びながらチラッと俺をみる。
「ケツイキ」
このワードを言う前に俺は想像してニヤついてしまった。それに気がついた間宮は一瞬にして青ざめる。
「いやいや、それは才能というか、アキラさんだからで」
「違うよ、俺も最初は気持ち悪かったもん」
ティッシュやタオルでベタつきを拭い取った間宮に詰め寄ると、バランスを崩してベッドに仰向けになる。すかさず間宮の脚の間に入り込んで、膝を固定する。
「ア、キラさん? 信じた、うん。大丈夫」
「何が? わからないでしょ?」
俺は話しながらベッドに転がっていたローションの蓋を開け、適量を手に馴染ませる。
「準備、しないと……大惨事、って聞いた」
その通りだけど誰に聞いたの、間宮。俺は言ってないよ? でもその言葉が出るってことは受け入れたってことだよね。よし、風呂行こう。
「待って、アキラさんっ。ねぇ、本気?」
間宮の手を掴んで勢いよく立ち上がった俺を上目遣いで見つめてくる。なんだよ、その受けみたいな顔。
「本気。ほら、風呂行くよ」
◇
いつもの自分の準備の仕方を伝え、物を渡してから洗面所で待っていると、多分大丈夫と照れながら身体を拭く。
間宮の手を引いてまたベッドに戻ると、さっきとは打って変わってこじんまり座り込む。
「ほ、本当にする……の?」
弱々しく俺の腕を掴んで縋るような目で見てくる。そんな顔されたら、逆効果。抱きたくなってくる。
「痛かったら言って? 我慢しない、ね?」
コクリと小さく頷くといつも俺がする体勢になる。顔が見たいからと仰向けで自分で脚を持つのが俺流。同じことしてんのかわいいな。
風呂の前にしたことと同じことを繰り返す。ローションを指に馴染ませて、自分が初めてした時を思い出しながら、ゆっくり中指を入れる。もちろん前をいじってあげながらね。
「う、わ。なんか気持ちわり」
「失礼だな、俺にいつもやってるくせに」
――間宮サイド――
なんでこんなことになっているんだろう。というかなんで俺、ちゃんと準備しちゃってんの?
正直なところ、アキラさんの痙攣みたいなの信じられないし、ケツイキ? なんて簡単にできるものじゃないでしょ、と少し疑っている。いや、かなり疑っている。ならせっかくだし、教えてもらってもいいか、なんて思ってしまった。
「待って、ア、キラさんっ」
「痛い?」
首を横に振る。痛くないけどなんだろうこれ。勝手にモノがピクピク反応してしまう。後ろだけで萎えてしまうかもとアキラさんは前をいじってくれるけど、萎える様子がない。
「ここ、わかる? これ前立腺ね」
中指でトントンとノックされると同じタイミングでモノも揺れてしまう。うわなんか出そう。擦られてるからさらにやばい。
「ん……はぁ、わ、なにっ?」
前立腺ねと教えてくれた所の少し奥を優しく撫でられるとピリピリっと電気が走ったような感覚があった。モノもチリっとして腹筋や尻も勝手に動く。
「間宮のいいところ、ここかもね」
優しく撫でていたのに今度は少し押されて、数秒後にゆっくり放された。すると勝手に腿がビクッと震えて、弱く声が漏れてしまった。
「ちょっと感じた?」
いたって真面目な顔で質問してくるアキラさんのソコも大きくそそり立っている。さっき前でイってないもんな。
「なん、か、ゾワって……恥ずい」
両手で顔を隠すと、アキラさんはふふっと優しく笑って人差し指にするね、と中指を抜いた。
「っあ……いや、なんかやば」
「ひひ、いいね。この後波が来るよ、ぐわっと」
波って何、いつもアキラさんがのけぞるやつ? そんで俺のを離さないやつ? 俺が? いや、そんな、まさか。
その後指を二本にしても痛くなくて、アキラさんめっちゃテクニシャンじゃん、と感心していた。それと同時になんでずっと受けでいてくれたんだろうという疑問も生じた。
「ん……あ、これ、あ、やば、アキラさっ」
自分の意思とは関係なく身体が震えて、一気に熱くなる。波って、これ? と両手の隙間からアキラさんを見ると、なんとも言えない優しいお兄さんの顔で微笑んでいた。それと同時に、ああこの後俺抱かれるんだ、となぜか納得してしまった。
「イケたね? 後ろ、気持ちいいでしょ?」
「はぁ、うん、これは、、、うん」
「ひひ、腰動いてる。もう少し解そうね?」
うわ、顔熱い。恥ずかしいのになぜかもう一度、と身体は求めてしまう。アキラさんは二本の指を器用に動かしながら俺の腿にキスをして、胸もいじってくる。今まで感じたことないのに、胸も気持ちがいい。
「感度上がるでしょ? ケツイキはハマるよ」
意地悪そうな笑顔でニヤつきながら、指を抜いた。ちなみに抜かれるまでに何度かケツイキをしたらしい。自覚はまだできないけどあのグワっとしたのがそうなんだろう。
「挿れてみよっか」
恥ずかしすぎて声が出ずに頷くだけになってしまう。優しいキスをしてくれてから、ゆっくりと充てがわれた。
「力抜いて? ゆっくり息吐いて」
「ふ……ぅ、ん゛」
「上手じゃん」
挿入ってる? 圧迫されるけど痛くないし、むしろさっきのいいところに当たる。え? 待って。さっきと同じ感覚きた。
「アキっ、待っ、あ、やば、これやば」
「あれ? まだ挿れただけなのに、いいところ当たった?」
コクコク頷くとかわいいと言いながら俺の顔を撫でた。こんなに優しく包み込まれるような扱い、されたことない。恥ずかしいけど心が満たされる。
「あ、急に、はやっ! アキラさんっ、あっ、だ……めッ」
またガクガクと勝手に身体が痙攣する。いつものアキラさんの状態に俺がなっているのを俯瞰で想像してしまい、もっと恥ずかしくなる。
「レン、才能あるんじゃない? かわいいよ」
「や……だ、んっ、なん、でッ」
息を詰まらせて身体を震わすと、またイケたね、と手を握ってくれた。
それから何回イったかわからないけど、途中からイクって言えるようになった。言うとアキラさんが褒めてくれて、よしよしって撫でてくれる。テクニシャンのアキラさんになら、抱かれても、いいかも……なんて。
そしたら、二人で倍気持ちいいことできるもんね。
終
「あっ、まみ……や、またっ」
「いーよ?」
「待って、イク……あ、イって、ん、はぁ、まッ」
何度もケツイキできるようになったのは間宮のテクニックのおかげではない。もちろん過去の男でもない。自分でたくさん調べて開発したからだ。
会社の後輩の間宮と付き合って半年になるが、あまりにも体力がありすぎて、いつも先に果ててしまっていた。最中に賢者になるとなかなかエグいもので……。ネットで色々解決法を検索していたらケツイキにたどり着いた、というわけだ。
「中すご、いつもやば……んっ、イク。出していい?」
「出して、ぁ、ッ……」
中でドクドクと果てたのを感じ取ってまたそれでも腹筋を浮き立たせながらケツイキをしてしまう。抜くよという声がしたから脱力して天井を見つめる。ズルッと抜かれた感覚でも俺はまたビクビクしてしまう。
「抜いただけでも?」
間宮は少し笑いながら、でも嬉しそうに俺を撫でてくれる。撫でられるだけでもイってしまうことをわかっていてわざとやってくる間宮が嫌い。
「……お前、意地悪」
前でイってないから賢者にならずに、ずっと気持ちいい。バリネコではないから正直自分も間宮をイカせてやりたいところ。だってこんなにふわふわになって気持ちいいこと、経験しないなんて損じゃん?
「そんなになる? 演技じゃないよね……?」
「いや、演技だとしたら、俺役者できるわ」
「ふーん、そっか……」
間宮は納得せずに後処理を始めた。納得していないなら、絶好のチャンスじゃないか?
「なあ、試してみる?」
「何を?」
ゴムを外してくるっと結びながらチラッと俺をみる。
「ケツイキ」
このワードを言う前に俺は想像してニヤついてしまった。それに気がついた間宮は一瞬にして青ざめる。
「いやいや、それは才能というか、アキラさんだからで」
「違うよ、俺も最初は気持ち悪かったもん」
ティッシュやタオルでベタつきを拭い取った間宮に詰め寄ると、バランスを崩してベッドに仰向けになる。すかさず間宮の脚の間に入り込んで、膝を固定する。
「ア、キラさん? 信じた、うん。大丈夫」
「何が? わからないでしょ?」
俺は話しながらベッドに転がっていたローションの蓋を開け、適量を手に馴染ませる。
「準備、しないと……大惨事、って聞いた」
その通りだけど誰に聞いたの、間宮。俺は言ってないよ? でもその言葉が出るってことは受け入れたってことだよね。よし、風呂行こう。
「待って、アキラさんっ。ねぇ、本気?」
間宮の手を掴んで勢いよく立ち上がった俺を上目遣いで見つめてくる。なんだよ、その受けみたいな顔。
「本気。ほら、風呂行くよ」
◇
いつもの自分の準備の仕方を伝え、物を渡してから洗面所で待っていると、多分大丈夫と照れながら身体を拭く。
間宮の手を引いてまたベッドに戻ると、さっきとは打って変わってこじんまり座り込む。
「ほ、本当にする……の?」
弱々しく俺の腕を掴んで縋るような目で見てくる。そんな顔されたら、逆効果。抱きたくなってくる。
「痛かったら言って? 我慢しない、ね?」
コクリと小さく頷くといつも俺がする体勢になる。顔が見たいからと仰向けで自分で脚を持つのが俺流。同じことしてんのかわいいな。
風呂の前にしたことと同じことを繰り返す。ローションを指に馴染ませて、自分が初めてした時を思い出しながら、ゆっくり中指を入れる。もちろん前をいじってあげながらね。
「う、わ。なんか気持ちわり」
「失礼だな、俺にいつもやってるくせに」
――間宮サイド――
なんでこんなことになっているんだろう。というかなんで俺、ちゃんと準備しちゃってんの?
正直なところ、アキラさんの痙攣みたいなの信じられないし、ケツイキ? なんて簡単にできるものじゃないでしょ、と少し疑っている。いや、かなり疑っている。ならせっかくだし、教えてもらってもいいか、なんて思ってしまった。
「待って、ア、キラさんっ」
「痛い?」
首を横に振る。痛くないけどなんだろうこれ。勝手にモノがピクピク反応してしまう。後ろだけで萎えてしまうかもとアキラさんは前をいじってくれるけど、萎える様子がない。
「ここ、わかる? これ前立腺ね」
中指でトントンとノックされると同じタイミングでモノも揺れてしまう。うわなんか出そう。擦られてるからさらにやばい。
「ん……はぁ、わ、なにっ?」
前立腺ねと教えてくれた所の少し奥を優しく撫でられるとピリピリっと電気が走ったような感覚があった。モノもチリっとして腹筋や尻も勝手に動く。
「間宮のいいところ、ここかもね」
優しく撫でていたのに今度は少し押されて、数秒後にゆっくり放された。すると勝手に腿がビクッと震えて、弱く声が漏れてしまった。
「ちょっと感じた?」
いたって真面目な顔で質問してくるアキラさんのソコも大きくそそり立っている。さっき前でイってないもんな。
「なん、か、ゾワって……恥ずい」
両手で顔を隠すと、アキラさんはふふっと優しく笑って人差し指にするね、と中指を抜いた。
「っあ……いや、なんかやば」
「ひひ、いいね。この後波が来るよ、ぐわっと」
波って何、いつもアキラさんがのけぞるやつ? そんで俺のを離さないやつ? 俺が? いや、そんな、まさか。
その後指を二本にしても痛くなくて、アキラさんめっちゃテクニシャンじゃん、と感心していた。それと同時になんでずっと受けでいてくれたんだろうという疑問も生じた。
「ん……あ、これ、あ、やば、アキラさっ」
自分の意思とは関係なく身体が震えて、一気に熱くなる。波って、これ? と両手の隙間からアキラさんを見ると、なんとも言えない優しいお兄さんの顔で微笑んでいた。それと同時に、ああこの後俺抱かれるんだ、となぜか納得してしまった。
「イケたね? 後ろ、気持ちいいでしょ?」
「はぁ、うん、これは、、、うん」
「ひひ、腰動いてる。もう少し解そうね?」
うわ、顔熱い。恥ずかしいのになぜかもう一度、と身体は求めてしまう。アキラさんは二本の指を器用に動かしながら俺の腿にキスをして、胸もいじってくる。今まで感じたことないのに、胸も気持ちがいい。
「感度上がるでしょ? ケツイキはハマるよ」
意地悪そうな笑顔でニヤつきながら、指を抜いた。ちなみに抜かれるまでに何度かケツイキをしたらしい。自覚はまだできないけどあのグワっとしたのがそうなんだろう。
「挿れてみよっか」
恥ずかしすぎて声が出ずに頷くだけになってしまう。優しいキスをしてくれてから、ゆっくりと充てがわれた。
「力抜いて? ゆっくり息吐いて」
「ふ……ぅ、ん゛」
「上手じゃん」
挿入ってる? 圧迫されるけど痛くないし、むしろさっきのいいところに当たる。え? 待って。さっきと同じ感覚きた。
「アキっ、待っ、あ、やば、これやば」
「あれ? まだ挿れただけなのに、いいところ当たった?」
コクコク頷くとかわいいと言いながら俺の顔を撫でた。こんなに優しく包み込まれるような扱い、されたことない。恥ずかしいけど心が満たされる。
「あ、急に、はやっ! アキラさんっ、あっ、だ……めッ」
またガクガクと勝手に身体が痙攣する。いつものアキラさんの状態に俺がなっているのを俯瞰で想像してしまい、もっと恥ずかしくなる。
「レン、才能あるんじゃない? かわいいよ」
「や……だ、んっ、なん、でッ」
息を詰まらせて身体を震わすと、またイケたね、と手を握ってくれた。
それから何回イったかわからないけど、途中からイクって言えるようになった。言うとアキラさんが褒めてくれて、よしよしって撫でてくれる。テクニシャンのアキラさんになら、抱かれても、いいかも……なんて。
そしたら、二人で倍気持ちいいことできるもんね。
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