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Ep.25 空のしずく、走る音(前)≪曇りのち雨≫
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代表リレーが、もうすぐ始まる。朝より気温がひと段落して、空は薄い牛乳を溶かしたみたいに白く濁っていた。風が湿っている。グラウンドの砂はまだ乾いているのに、靴底がほんの少し重く感じた。
青テントの下で朱里がタオルを首にかけ、シューズの紐を結び直していた。結び目の作り方に癖があって、最後に親指で“きゅっ”と押さえている。
アカツキがその動きを見守るように首を傾げ、幕の外の空を仰いだ。
『空が、不安がってる』
朱里の手がほんの一拍だけ止まる。目だけがテントの影から、こちらを探した気がした。けれどすぐ戻る。結び目が、もう一度“きゅっ”と鳴る。
(……天気の話か。午後は崩れるって、朝の放送でも言ってた)
白河は向こうの黄色テントでストレッチをしている様子が見える。スイが肩でふんわりと膨らみ、羽先で空気のよどみを払っている。
少し離れた白のテントでは、神代がリレー用のシューズを整え、タイム表を確認していた。立っているだけで空気の芯が整う。遠目でも周囲の視線が、静かにそこへ集まるのが分かる。——空気の中心にいる感じ。俺とは、違う種類の“見られ方”。
ふいに、肩にぴとっと重み。ケロスケが頬を軽く突く。
『湿度上がってる。気圧も下がり気味。お前の心拍数とリンクしてる』
(気象予報士カエルになったのか?)
『感情センサーだよ。お前ん中、雲厚め』
冗談みたいなのに、否定しにくい。俺は笑ってごまかした。笑いながら、喉の奥が少しひりつく。半分は形だけ、半分は図星。あれから不安は晴れそうにない。
「リレー、見とけよ」
朱里が立ち上がる。タオルを首にかけ直してテントを出る直前に、ふと振り返った。軽い調子の声なのに、瞳の奥はいつもより静かで熱い。
「うん。応援してる」
簡単な言葉。けど、それしか出なかった。笑って頷く朱里の肩から、アカツキがトッと降りて尻尾を泳がせる。まるで『行ってこい』とでも言うように。
◇
出走者待機の列が、メインストレートに沿って伸びる。目が合った白河が軽く手を上げると、俺も口の形だけで「がんばれ」と返す。
朱里はランニングシューズの踵を地面に二度打ってから、こちらを振り返り、眉尻をほんの少しだけ上げた。明るい顔。なのに、その奥に沈んだものが見える気がした。このリレーでチームの勝敗が決まる。勝ちに行く熱が上がっている——でも、その下に、繊細な何かが沈んでいるような気がする。
理由は分からない。ただ、目が離せなかった。
蛇の気配は遠い。けれど、消えたわけじゃない。一度刺さった小さな棘は、そう簡単に抜けないらしい。皮膚の奥に沈んだまま、微かに呼吸している気がする。
手首を撫でる。あの掴まれたときの感触が、まだ形を保っていた。
出走者の並ぶ列、その後方に神代の姿が見える。足首を回し、呼吸を整えながら他チームのアンカーたちと短く言葉を交わしていた。肩口の白い気配が、光に溶けるように動いた。——見えるけど、見ない。もう、見ない。
『気圧下がってる。お前の不安のせいかもな』
(俺のせい?)
『半分な。もう半分は、あの蛇のせい』
胸の奥で、体育倉庫の匂いがよみがえる。指先が、先ほどまで残っていた体温の形を辿ろうとして止まる。手を静かに握り締めた。
忘れようとすると、恐怖の輪郭だけ鮮明になる。やめろ。今はリレーだ。
スターターピストルが鳴る。
曇り空に跳ね返った音が低く湿って、少し遅れて胸の奥まで届いた。
◇
白河の一走はいつも通り滑らかだった。前半は抑え、折り返しで一気に加速していく。スイが背中をそっと押すのが見える。ほんのひと押し。観客の声が波になって追いかける。黄色の歓声が大きくなって、白と赤が続く。青は三走でどこまで詰められるだろうか。
俺の手のひらは応援の拍手の形をしているのに、手のひらの真ん中だけが冷たい。汗の温度より、迷いの温度だ。今どの色を応援しているのか、自分でも分からない。“普通”でいろ、と自分に言い聞かせるたび、拍手が空振りになる。
バトンが渡るたび、空の色がわずかに濁っていく。風向きが変わった。アカツキがテントの梁から顔を出し、白の待機列の神代へ目だけを細く向ける。
朱里は隣の青待機列で脚を伸ばし、肩を回し、呼吸を整えている。動きはいつも通りなのに、空気の密度が違った。まるで周囲のざわめきが、彼の周囲だけ一歩引いているように見える。
軽やかさの奥に、ひとつ芯が通っている。力というより、意志の形。その輪郭が、いつもより少しだけ際立って見えた。まるで、空気の方が、彼を目立たせようとしているみたいだ。
そのすぐ隣——白のラインには神代がいる。互いの肩越しにわずかに視線が触れた、その瞬間。
朱里が神代に何か言った。遠くて聞こえない。けれど、空気の輪郭が変わるのは分かった。
“火と氷”なんて言い方は安っぽいけど……でも、そんな感じだった。二人の間には、打ち消し合うみたいな温度差ができている。朱里の目はまっすぐで、神代の目は静か。その奥に、見えない炎が一本、細く走っていた。
あの二人は対照的に見えて、どこか似てるのかもしれない。見えるものの奥で、違う温度を隠してるところが。そんな考えが、唐突に浮かんでは消え、俺の居場所が半歩分、後ろへ下がる感じがした。
頬に冷たいものが落ちた。反射的に顔を上げる。
続いてもう一粒。雲が低くなっていた。何かの合図のように、音を立てずに落ちた雨。
『来るぞ』
ケロスケの声がいつもより小さい。最初は数えるほどだったが、すぐに細い粒が連なって、空から降りてくる。
走者の背に小さく弾けて、砂に吸い込まれて濃い色を残していく。音というより、手触りで分かる雨。
観覧席がざわりと揺れ、教員が慌ててマイクで「危険があれば中断します」と言ったけれど、でも走者たちは誰も止まらない。止められない。
砂の匂いが濡れた土の匂いに変わる。歓声が雨のノイズに溶けて、世界が一枚、柔らかくなる。視界が細かい粒で曇る。
(大丈夫。これは、ただの雨。……たぶん)
『たぶん、じゃない。湊、呼吸整えろ。これは、自然だけのやつじゃない』
(あ……これ、俺のせい?)
『半分な。あと半分は——』
(もういい、言うなって)
言われなくても分かる。
胸の奥が、きゅっと狭まる。体育倉庫の中で見た光の線が、頭の裏でまた走る。
“見られた”という感覚が、まだ抜けていない。怖い、のか。違う。怖いだけじゃない。息苦しさと、体のどこかが熱を欲しがる感じ。矛盾してる。なのに、正しい気もする。
ずっと胸の中で波紋を立て続けている。雨はそれに触れて、形を持ったみたいに見えた。
テントの梁の陰で、アカツキが一度だけこちらを見た。
朱里は青の最後尾で肩を回しながら、振り返らずに顎だけ、ほんの少し上げる。——行ってこい、の合図に見えた。
次の瞬間、白い幕の影がふっと揺れて、狐が音もなく降りてきた。尻尾の火は、雨に溶けるくらい小さい。
アカツキは地面に降り立つと、俺の膝のあたりに鼻先を押しつけ、猫が甘えるようにすり寄ってきた。毛先がしっとり濡れて、雨の匂いが微かに移る。
思わずしゃがむ。視線が同じ高さになった。
『湊、手冷たい』
(……大丈夫だよ)
『大丈夫じゃない時の匂い、知ってる』
尻尾がそっと俺の手首に触れた。火傷はしない温度。冷えた手をぬるま湯に浸したようにじんわりと、熱が皮膚からゆっくり入ってくる。心拍の拍子が、半歩だけ落ち着く。
『ここ、空洞になってる』
アカツキの鼻先が、胸の真ん中に軽く触れる。
『埋めるの、ちょっとだけ手伝う』
『……勝手に優しくすんなよ』
ケロスケが小声で舌打ちする。
『勝たせたいから、優しくする。それに——湊、冷えすぎ』
『熱、上げすぎるなよ』
ポケットの中でケロスケが釘を刺す。
『わかってるって。貸し出しは三呼吸ぶん』
三つ、数える。
吸って、止めて、吐く。
火の匂いが雨に薄まり、胸の泡立ちが、静かな湯気みたいにほぐれていく。
『……嫉妬は、ちょっとするけどね』
(え?)
『湊に優しくすると、主が拗ねる』
(拗ねるのかよ)
『拗ねる。だから今だけ』
(……アカツキを取ったりしないから、安心してよ)
そう心の中で言うと、アカツキは一瞬だけ目を細めて、口の端をわずかに上げた。なにか含みを持たせたような笑い方。意味が掴めずに瞬きをしている間に、彼はそっと尻尾を引いた。
尾の温もりが離れる。アカツキは一度だけ幕の外を見やり、朱里の方へ視線を投げてから、軽く身をひねってテントの梁の上に戻った。尾の火が一度だけぱち、と明るく瞬いて、すぐに雨色の明度に落ちる。
自分の手のひらに残る熱が、まだ鼓動と同じ速さで揺れていた。
小さく息を吐く。
(……もう大丈夫)
小さく言葉に出したら、喉の乾きが少しだけ引いた。
◇
青テントの下で朱里がタオルを首にかけ、シューズの紐を結び直していた。結び目の作り方に癖があって、最後に親指で“きゅっ”と押さえている。
アカツキがその動きを見守るように首を傾げ、幕の外の空を仰いだ。
『空が、不安がってる』
朱里の手がほんの一拍だけ止まる。目だけがテントの影から、こちらを探した気がした。けれどすぐ戻る。結び目が、もう一度“きゅっ”と鳴る。
(……天気の話か。午後は崩れるって、朝の放送でも言ってた)
白河は向こうの黄色テントでストレッチをしている様子が見える。スイが肩でふんわりと膨らみ、羽先で空気のよどみを払っている。
少し離れた白のテントでは、神代がリレー用のシューズを整え、タイム表を確認していた。立っているだけで空気の芯が整う。遠目でも周囲の視線が、静かにそこへ集まるのが分かる。——空気の中心にいる感じ。俺とは、違う種類の“見られ方”。
ふいに、肩にぴとっと重み。ケロスケが頬を軽く突く。
『湿度上がってる。気圧も下がり気味。お前の心拍数とリンクしてる』
(気象予報士カエルになったのか?)
『感情センサーだよ。お前ん中、雲厚め』
冗談みたいなのに、否定しにくい。俺は笑ってごまかした。笑いながら、喉の奥が少しひりつく。半分は形だけ、半分は図星。あれから不安は晴れそうにない。
「リレー、見とけよ」
朱里が立ち上がる。タオルを首にかけ直してテントを出る直前に、ふと振り返った。軽い調子の声なのに、瞳の奥はいつもより静かで熱い。
「うん。応援してる」
簡単な言葉。けど、それしか出なかった。笑って頷く朱里の肩から、アカツキがトッと降りて尻尾を泳がせる。まるで『行ってこい』とでも言うように。
◇
出走者待機の列が、メインストレートに沿って伸びる。目が合った白河が軽く手を上げると、俺も口の形だけで「がんばれ」と返す。
朱里はランニングシューズの踵を地面に二度打ってから、こちらを振り返り、眉尻をほんの少しだけ上げた。明るい顔。なのに、その奥に沈んだものが見える気がした。このリレーでチームの勝敗が決まる。勝ちに行く熱が上がっている——でも、その下に、繊細な何かが沈んでいるような気がする。
理由は分からない。ただ、目が離せなかった。
蛇の気配は遠い。けれど、消えたわけじゃない。一度刺さった小さな棘は、そう簡単に抜けないらしい。皮膚の奥に沈んだまま、微かに呼吸している気がする。
手首を撫でる。あの掴まれたときの感触が、まだ形を保っていた。
出走者の並ぶ列、その後方に神代の姿が見える。足首を回し、呼吸を整えながら他チームのアンカーたちと短く言葉を交わしていた。肩口の白い気配が、光に溶けるように動いた。——見えるけど、見ない。もう、見ない。
『気圧下がってる。お前の不安のせいかもな』
(俺のせい?)
『半分な。もう半分は、あの蛇のせい』
胸の奥で、体育倉庫の匂いがよみがえる。指先が、先ほどまで残っていた体温の形を辿ろうとして止まる。手を静かに握り締めた。
忘れようとすると、恐怖の輪郭だけ鮮明になる。やめろ。今はリレーだ。
スターターピストルが鳴る。
曇り空に跳ね返った音が低く湿って、少し遅れて胸の奥まで届いた。
◇
白河の一走はいつも通り滑らかだった。前半は抑え、折り返しで一気に加速していく。スイが背中をそっと押すのが見える。ほんのひと押し。観客の声が波になって追いかける。黄色の歓声が大きくなって、白と赤が続く。青は三走でどこまで詰められるだろうか。
俺の手のひらは応援の拍手の形をしているのに、手のひらの真ん中だけが冷たい。汗の温度より、迷いの温度だ。今どの色を応援しているのか、自分でも分からない。“普通”でいろ、と自分に言い聞かせるたび、拍手が空振りになる。
バトンが渡るたび、空の色がわずかに濁っていく。風向きが変わった。アカツキがテントの梁から顔を出し、白の待機列の神代へ目だけを細く向ける。
朱里は隣の青待機列で脚を伸ばし、肩を回し、呼吸を整えている。動きはいつも通りなのに、空気の密度が違った。まるで周囲のざわめきが、彼の周囲だけ一歩引いているように見える。
軽やかさの奥に、ひとつ芯が通っている。力というより、意志の形。その輪郭が、いつもより少しだけ際立って見えた。まるで、空気の方が、彼を目立たせようとしているみたいだ。
そのすぐ隣——白のラインには神代がいる。互いの肩越しにわずかに視線が触れた、その瞬間。
朱里が神代に何か言った。遠くて聞こえない。けれど、空気の輪郭が変わるのは分かった。
“火と氷”なんて言い方は安っぽいけど……でも、そんな感じだった。二人の間には、打ち消し合うみたいな温度差ができている。朱里の目はまっすぐで、神代の目は静か。その奥に、見えない炎が一本、細く走っていた。
あの二人は対照的に見えて、どこか似てるのかもしれない。見えるものの奥で、違う温度を隠してるところが。そんな考えが、唐突に浮かんでは消え、俺の居場所が半歩分、後ろへ下がる感じがした。
頬に冷たいものが落ちた。反射的に顔を上げる。
続いてもう一粒。雲が低くなっていた。何かの合図のように、音を立てずに落ちた雨。
『来るぞ』
ケロスケの声がいつもより小さい。最初は数えるほどだったが、すぐに細い粒が連なって、空から降りてくる。
走者の背に小さく弾けて、砂に吸い込まれて濃い色を残していく。音というより、手触りで分かる雨。
観覧席がざわりと揺れ、教員が慌ててマイクで「危険があれば中断します」と言ったけれど、でも走者たちは誰も止まらない。止められない。
砂の匂いが濡れた土の匂いに変わる。歓声が雨のノイズに溶けて、世界が一枚、柔らかくなる。視界が細かい粒で曇る。
(大丈夫。これは、ただの雨。……たぶん)
『たぶん、じゃない。湊、呼吸整えろ。これは、自然だけのやつじゃない』
(あ……これ、俺のせい?)
『半分な。あと半分は——』
(もういい、言うなって)
言われなくても分かる。
胸の奥が、きゅっと狭まる。体育倉庫の中で見た光の線が、頭の裏でまた走る。
“見られた”という感覚が、まだ抜けていない。怖い、のか。違う。怖いだけじゃない。息苦しさと、体のどこかが熱を欲しがる感じ。矛盾してる。なのに、正しい気もする。
ずっと胸の中で波紋を立て続けている。雨はそれに触れて、形を持ったみたいに見えた。
テントの梁の陰で、アカツキが一度だけこちらを見た。
朱里は青の最後尾で肩を回しながら、振り返らずに顎だけ、ほんの少し上げる。——行ってこい、の合図に見えた。
次の瞬間、白い幕の影がふっと揺れて、狐が音もなく降りてきた。尻尾の火は、雨に溶けるくらい小さい。
アカツキは地面に降り立つと、俺の膝のあたりに鼻先を押しつけ、猫が甘えるようにすり寄ってきた。毛先がしっとり濡れて、雨の匂いが微かに移る。
思わずしゃがむ。視線が同じ高さになった。
『湊、手冷たい』
(……大丈夫だよ)
『大丈夫じゃない時の匂い、知ってる』
尻尾がそっと俺の手首に触れた。火傷はしない温度。冷えた手をぬるま湯に浸したようにじんわりと、熱が皮膚からゆっくり入ってくる。心拍の拍子が、半歩だけ落ち着く。
『ここ、空洞になってる』
アカツキの鼻先が、胸の真ん中に軽く触れる。
『埋めるの、ちょっとだけ手伝う』
『……勝手に優しくすんなよ』
ケロスケが小声で舌打ちする。
『勝たせたいから、優しくする。それに——湊、冷えすぎ』
『熱、上げすぎるなよ』
ポケットの中でケロスケが釘を刺す。
『わかってるって。貸し出しは三呼吸ぶん』
三つ、数える。
吸って、止めて、吐く。
火の匂いが雨に薄まり、胸の泡立ちが、静かな湯気みたいにほぐれていく。
『……嫉妬は、ちょっとするけどね』
(え?)
『湊に優しくすると、主が拗ねる』
(拗ねるのかよ)
『拗ねる。だから今だけ』
(……アカツキを取ったりしないから、安心してよ)
そう心の中で言うと、アカツキは一瞬だけ目を細めて、口の端をわずかに上げた。なにか含みを持たせたような笑い方。意味が掴めずに瞬きをしている間に、彼はそっと尻尾を引いた。
尾の温もりが離れる。アカツキは一度だけ幕の外を見やり、朱里の方へ視線を投げてから、軽く身をひねってテントの梁の上に戻った。尾の火が一度だけぱち、と明るく瞬いて、すぐに雨色の明度に落ちる。
自分の手のひらに残る熱が、まだ鼓動と同じ速さで揺れていた。
小さく息を吐く。
(……もう大丈夫)
小さく言葉に出したら、喉の乾きが少しだけ引いた。
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