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第1章
09.リリスの城にて②
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緋魅狐と大鬼一族が越してきた。
2000人を超える新たな仲間が加わったので、俺は農場の他に、牧場を作ることにした。
食肉生産のために和牛、豚、鶏を【ノアの方舟】から放った。
ニワトリからは卵も供給されるだろう。
乳製品を生産するためにホルスタイン、羊毛を刈るために羊も忘れなかった。
魔族の生活では甘味が圧倒的に不足している。
果物やサツマイモなどの生産を増やしてほしいとの要望が後を絶たないとシャルロットが頭を抱えていたので、サトウキビ畑を作り、砂糖を生産することにした。
小麦、卵、牛乳、バターがあれば様々なお菓子も作れるはずだ。
「どんどん街が発展していくね。森の中を放浪しながら暮らしていた種族も、続々と庇護を求めに来ているって聞くし、こりゃ居住区を拡張する必要があるな」
城の主塔から、城下の様子を眺めながら俺が言う。
「ここに来て働けば、明日の食い扶持を心配する必要はないし、魔獣に襲われる危険もないからの。まだまだ移住希望者は集まって来るぞ。開発予定地は多めに見積もっておくがよかろう」
「四天王のうちの三人が揃っているうえに、サタンくんまでいるんだから、当然といえば当然だよね!」
「野良のドワーフやホワイトエルフの顔もあるというのが収穫でありんす。異世界の様々な作物や果物や薬草……酒造りや薬の研究開発には、ここは夢の国でありんしょうな」
リリス、ロキア、緋魅狐も嬉しそうにしている。
仲が悪いのではと心配していたのだけれど、どうやらそうでもないみたいだ。
「四天王といえば、あと一人いるわけだけど、どんな人なの?」
いま一番、気になることを聞いた。
これだけ目立つことをやっているのだ。
間違いなく、ここへ来る。
「古代龍で、名前をアモンという」
「魔法属性は火、風、水、土の4つだよ、サタンくん」
「先代の魔王様が倒された後、いちばん新魔王になりたがっておりんした」
絶対、めんどくさい相手だ!
「突然、街を襲ったりしないよね?」
「アモンにとって重要なのは、自分が最強であるということの証明よ。もしアモンがここに現れても、標的になるのはサタンじゃ。安心せい!」
「安心できるか!!!」
「サタンくんなら大丈夫! ボクよりも、全然強いんだからさ♡」
ロキアが俺の腕に絡みついてきた。
「まあ、アモンがちょっかいを出して来たら、アチキも黙っておりんせん。ロキアもそのつもりのようですし、リリス? ぬしも魔王様の手助けをするのでありんしょう?」
「ここは妾の城で、近くにはルシファー様の神殿がある。誰であろうと、この地で暴れる者に容赦はせん」
「――だそうでありんす。ですから魔王様、気兼ねなく『魔族の生活向上計画』を進めておくんなんし」
リリスとロキアも笑顔で頷いた。
2000人を超える新たな仲間が加わったので、俺は農場の他に、牧場を作ることにした。
食肉生産のために和牛、豚、鶏を【ノアの方舟】から放った。
ニワトリからは卵も供給されるだろう。
乳製品を生産するためにホルスタイン、羊毛を刈るために羊も忘れなかった。
魔族の生活では甘味が圧倒的に不足している。
果物やサツマイモなどの生産を増やしてほしいとの要望が後を絶たないとシャルロットが頭を抱えていたので、サトウキビ畑を作り、砂糖を生産することにした。
小麦、卵、牛乳、バターがあれば様々なお菓子も作れるはずだ。
「どんどん街が発展していくね。森の中を放浪しながら暮らしていた種族も、続々と庇護を求めに来ているって聞くし、こりゃ居住区を拡張する必要があるな」
城の主塔から、城下の様子を眺めながら俺が言う。
「ここに来て働けば、明日の食い扶持を心配する必要はないし、魔獣に襲われる危険もないからの。まだまだ移住希望者は集まって来るぞ。開発予定地は多めに見積もっておくがよかろう」
「四天王のうちの三人が揃っているうえに、サタンくんまでいるんだから、当然といえば当然だよね!」
「野良のドワーフやホワイトエルフの顔もあるというのが収穫でありんす。異世界の様々な作物や果物や薬草……酒造りや薬の研究開発には、ここは夢の国でありんしょうな」
リリス、ロキア、緋魅狐も嬉しそうにしている。
仲が悪いのではと心配していたのだけれど、どうやらそうでもないみたいだ。
「四天王といえば、あと一人いるわけだけど、どんな人なの?」
いま一番、気になることを聞いた。
これだけ目立つことをやっているのだ。
間違いなく、ここへ来る。
「古代龍で、名前をアモンという」
「魔法属性は火、風、水、土の4つだよ、サタンくん」
「先代の魔王様が倒された後、いちばん新魔王になりたがっておりんした」
絶対、めんどくさい相手だ!
「突然、街を襲ったりしないよね?」
「アモンにとって重要なのは、自分が最強であるということの証明よ。もしアモンがここに現れても、標的になるのはサタンじゃ。安心せい!」
「安心できるか!!!」
「サタンくんなら大丈夫! ボクよりも、全然強いんだからさ♡」
ロキアが俺の腕に絡みついてきた。
「まあ、アモンがちょっかいを出して来たら、アチキも黙っておりんせん。ロキアもそのつもりのようですし、リリス? ぬしも魔王様の手助けをするのでありんしょう?」
「ここは妾の城で、近くにはルシファー様の神殿がある。誰であろうと、この地で暴れる者に容赦はせん」
「――だそうでありんす。ですから魔王様、気兼ねなく『魔族の生活向上計画』を進めておくんなんし」
リリスとロキアも笑顔で頷いた。
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