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第6章
115,ランクとスキルとアルと
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孤児院エリザに子供達が入居するまでにオレは基本的にノータッチだった。
なぜなら孤児院の建設はどこら辺にどの程度の建物を建てるかをエリザベートさんと話し合った後はエンタッシュが指揮を執り行っていたし、奴隷の子達の確保はエリザベートさんと賛同者――現孤児院エリザ職員達により行われた。
オレは金を出しただけって感じだ。あーあとは場所も提供したかな?
まぁそんなわけで計画してしまったあとはやることがなかった。
いや正確には孤児院エリザに関してやることがなかっただけでやることは実はいっぱいあったわけだが。
「というわけで、アル!」
「畏まりました」
まさにツーカーというに相応しい打てば響く対応。
さすがアルだ。完璧完璧。
さっそく用意された馬車にレーネさんも乗り込んで一路冒険者ギルドへ出発進行!
まぁ簡単に言えば孤児院エリザの計画を詰めていたので受けてた依頼が期限ぎりぎりだったので報告に行くということだ。
結果から言うとまだ腱鞘炎になっていなかったギルドマスターの計らいもあり、無事Dランクにランクアップすることができた。もちろんアルも。
レーネさんはそのままだ。
その時に聞いた話ではDランクといっても限りなくCランクに近いDだそうだ。
あと1つ依頼をこなしてもらえばCランク昇格試験を受けられるそうな。
本来のDランク昇格試験はなしだったのでどんな試験なのかちょっと興味がある。
Cランク試験の傾向と対策を立てられるかもしれないし。
しかし聞いてみるとちょっと当てが外れたようだ。試験内容はCランク試験からはいくつかランダムで選ばれるらしい。
運が悪いと長期拘束――3週間程度――される試験もあるらしい。
短いと1日もかからないらしいけど。
ただやはり短い方が難易度が高いらしく、日数と難易度のつりあいは取れているとのこと。
時間がかからないけど難しい試験か、時間はかかるが割と簡単な試験か。
まぁ結局ランダムだから選べないけど。
ちなみにアサルトウルフの討伐数は結局4桁には届かなかった。でもぎりぎりだったので相当驚かれていたけどね。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【さてじゃあさっさと後1つ依頼をこなして昇格試験を受けちゃいましょうか】
【そうですね。ワタリさんの実力ならC程度の依頼なら楽勝でしょう】
【おだてても何もでませんよ~?】
【ふふ】
レーネさんの評価は当然の帰結でもある。
魔結晶4つ持ちを倒す前ですらCランク程度の依頼なら楽勝だったのに、あれからBaseLvがかなり上がったからポイントを大量に獲得できている。
現在のオレのステータスは――。
========
名前:ワタリ・キリサキ BaseLv:37 性別:女 年齢:6 職業:魔法使いLv27
装備:黒狼石の短剣 笹百合のミスリルの篭手[火耐Lv5 風耐Lv5] 鬼百合のミスリルの靴[麻痺耐Lv5 毒耐Lv5] 鈴蘭のミスリルの胸当て[鈍化耐Lv5 石化耐Lv5 幻覚耐Lv5] 黄百合のミスリルベルト[土耐Lv5 水耐Lv5] 月陽のネックレス 狐の木彫りのペンダント
HP:200/200
MP:138/138#(+1)[+7]
筋力:35
器用:35
敏捷:65<+30>
魔力:36<+1>
回復力:110#(+1)[+14]
運:5
状態:健康
所有:アル#(従者) ネーシャ#(奴隷) その他
所持職業:町民Lv1 戦士Lv1 冒険者Lv1 治療師Lv12 魔法使いLv27
残りポイント:0
所持スキル
成長率増加Lv10 スキルリセット ステータス還元
ウイユベール共通語翻訳#(自動筆記翻訳付き) 鑑定 クラスチェンジ
王族の不文律
筋力増加Lv5 敏捷増加Lv5 器用増加Lv5
魔力増加Lv5 回復力増加Lv10
HP増加Lv5 MP増加Lv10
鈍器スキルLv1
初級魔法:体力回復 中級魔法:水 中級魔法:風
単独転移Lv1 複数転移Lv1
気配察知Lv1
毒回復 麻痺回復 石化回復
詠唱破棄
回復力強化Lv3
アイテムボックス拡張Lv4 PT編成
========
すごいだろう?
4つ持ちの後に行った超効率の狩りによりBaseLvが37にまで上がり、魔法いっぱい使ったからか魔法使いもLv27になった。
そのおかげで回復力に対する恩恵がすごいことになっているが、王族の不文律使用の為に回復力増加をLv10まで取得しているので素で3桁に突入してしまった。
まぁ魔法使いなのに魔力に恩恵がないのがいまいち釈然としないが気にしてはいけない。
魔法も魔法使いのLvが上がったからかいっぱい使ったからかわからないが、中級魔法が水と風で取得できたので取っておいた。
火と土はほとんど使っていなかったせいなのかリストにはなかった。やはり使用回数が有力だろう。
体力回復についても同様だ。
魔法が中級になってどう変わったかと言うと、そこそこの強さの氷の槍を初級だとMP50くらい消費しないと作れなかったのが30くらいで作れるようになった。
でも消費MPを下げた場合――消費1とか5とか――最低でも10は消費するようになってしまっている。
これらから導ける答えは魔法には等級に応じて得意とする消費MP帯が存在するということだろう。
初級なら1~10くらいまで得意で、中級なら10~60くらいが得意だろうか。
得意じゃないMP帯になるとどうしても消費MPが増えてしまう傾向にあるようだ。
消費MP10以上を主力としているオレにとっては中級くらいがベストといえる。
それ以上の消費MPで使う場合は王族の不文律なんかと併用した方がいいと思うし。
ちなみに初級魔法も中級と同時に取得できるがメインが中級帯なので外している。
そうそう王族の不文律といえば詠唱破棄。
中級魔法を2つ取得した時にリストに出現しました。
もちろん詠唱省略Lv3を取ってないと出てきません。
しかも必要ポイントが75。
75ですよ75。
あほですかね?
MP増加Lv10で合計必要ポイントが91ですよ?
詠唱省略Lv3までとあわせると132。もう意味不明のポイント量ですよこれ。
最上位の魔眼のデメリット打消しに必須とはいえ、詠唱省略Lv3で困ることはなかったからかなり迷ったけど結局取得することにした。
魔眼を使うような時はどう考えてもピンチかそれに近い状態だろう。
その時にいちいちスキルリセットなどはしていられない。結局は常に取得しておく必要があるのだ。
ちなみに詠唱破棄を取らなければ増加系スキルでHP以外ならLv10まで1つ取れちゃう。おまけにお釣りも結構出ちゃう。
まぁスキルリセットもあるし、そこまで深く考えなくてもいいだろう。
結局王族の不文律を使うことを前提にスキル取得しているので間違っていないはずだ。
それだけ王族の不文律には期待している。
なんせ効果中は魔法打ち放題だし。
連続使用を可能とするために回復力強化Lv3も取得している。
回復力強化は様々な場面で役に立つし、取っておいて損はない。
MP回復然り、スタミナ回復然り。
Lv3だとステータスの合計値が2倍になるので素で3桁突入したオレにとっては凄まじいことになる。
素で110だから220ですよ。220。
ちょっと試しに使ってみた時には魔眼の使用可能時間が相当延びていた。
はっきりいってあるとないとでは雲泥の差だ。
スタミナ回復の速度も倍以上に違う。
3桁超えたステータスって効果が超怖い。
ちなみにがっつり入手したポイントでもかなり足りなくてアイテムボックス拡張を下げたり、盾系のスキルを外したりポイントのやりくりを結構している。
アイテムボックスも盾もアルがいるので問題ないし、もう完全にオレのスキルって魔法と魔眼に特化しているといっても過言ではないのではないだろうか。
あーいや一応近接戦も可能ではあるけどね。
近接といえば鈍器スキルだがほとんど使っていないから当然ながらLvは1のままだ。
こいつもきっと成長率増加Lv10の影響を受けているだろうから使いまくればすぐに上がってくれるだろうがやはりどうしても魔法の方が便利で楽だ。
それに近寄られたらアルとレーネさんがどうとでもしてしまうし、はっきりいってちゃんと言っておかないと鈍器の出番はないのだ。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
今回スキルを取得したのは当然オレだけではない。
アルもがっつりBaseLvが上がったのでポイントをばっちり入手している。
溜めていた分も合わせてポイントが180にもなったそうだ。
それで何を取るのだろうとワクワクしながら聞いたら――。
「アイテムボックスを拡張したく存じます」
これである。
アルのアイテムボックスはすでにLv3。
最低でもLv5にはしたいらしく、頑として譲らないので許可した。
まぁアルのポイントなんだしアルの好きなようにしていいわけだし、否やはない。
アイテムボックスを拡張するのは元々決めていたことだし。
Lv5まではね?
なんとアルのリストにはLv6が出現していたのだ。
オレのにはLv5までしか出てなかった。
BaseLvがばりばりにあがった今でもLv5までしか出ていない。
アルはどうやらLv6の条件を満たしたようだ。どんな条件かはわからないけれど。
ちなみに必要ポイントは50。
そこそこ大目である。
まぁ当然ながらアルはLv6にしたいと主張したわけだけど、Lv5でも十分だと思うんだよね。
実際Lv5で100種類99個入るのだし。
Lv6になったら一体どのくらい増えるのか知らないけどLv5でも十分だろう……。
屋敷か海鳥亭に置いておけるわけだし。
それでもやっぱりアルは譲ってくれなかったので結局アルのアイテムボックスはLv6まで拡張されることになった。
アルは鑑定が使えないので当然どの程度拡張されたのかはわからない……と思われたが!
アルにはなんとなくわかるらしい。アル専用職業の影響だろうか……。
大体種類的に5倍。個数的には3倍ちょいくらいらしい。
つまり種類500、個数300くらいだろうか。
ちょっと拡張幅が急激に上がってますよ?
アイテムボックス拡張Lv4では50種類40個だった。
Lv5で100種類99個。
Lv6で500種類300個。
明らかに増加幅が多い。
しかも驚くなかれ、なんとLv7がリストに出ているそうだ。
しかし必要ポイントは100。
100である。倍である。
100って!
一応聞いてみたのだが、アルの答えは予想通りだった。
「答えは是。取得したく存じます」
当然残りのポイントでは足りないので溜める方向になったのだけど、これ以上拡張する必要性があるのだろうか……。
アルは一体何を目指してしまっているのだろう……。
ちょっと不安な今日この頃なのだった。
なぜなら孤児院の建設はどこら辺にどの程度の建物を建てるかをエリザベートさんと話し合った後はエンタッシュが指揮を執り行っていたし、奴隷の子達の確保はエリザベートさんと賛同者――現孤児院エリザ職員達により行われた。
オレは金を出しただけって感じだ。あーあとは場所も提供したかな?
まぁそんなわけで計画してしまったあとはやることがなかった。
いや正確には孤児院エリザに関してやることがなかっただけでやることは実はいっぱいあったわけだが。
「というわけで、アル!」
「畏まりました」
まさにツーカーというに相応しい打てば響く対応。
さすがアルだ。完璧完璧。
さっそく用意された馬車にレーネさんも乗り込んで一路冒険者ギルドへ出発進行!
まぁ簡単に言えば孤児院エリザの計画を詰めていたので受けてた依頼が期限ぎりぎりだったので報告に行くということだ。
結果から言うとまだ腱鞘炎になっていなかったギルドマスターの計らいもあり、無事Dランクにランクアップすることができた。もちろんアルも。
レーネさんはそのままだ。
その時に聞いた話ではDランクといっても限りなくCランクに近いDだそうだ。
あと1つ依頼をこなしてもらえばCランク昇格試験を受けられるそうな。
本来のDランク昇格試験はなしだったのでどんな試験なのかちょっと興味がある。
Cランク試験の傾向と対策を立てられるかもしれないし。
しかし聞いてみるとちょっと当てが外れたようだ。試験内容はCランク試験からはいくつかランダムで選ばれるらしい。
運が悪いと長期拘束――3週間程度――される試験もあるらしい。
短いと1日もかからないらしいけど。
ただやはり短い方が難易度が高いらしく、日数と難易度のつりあいは取れているとのこと。
時間がかからないけど難しい試験か、時間はかかるが割と簡単な試験か。
まぁ結局ランダムだから選べないけど。
ちなみにアサルトウルフの討伐数は結局4桁には届かなかった。でもぎりぎりだったので相当驚かれていたけどね。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【さてじゃあさっさと後1つ依頼をこなして昇格試験を受けちゃいましょうか】
【そうですね。ワタリさんの実力ならC程度の依頼なら楽勝でしょう】
【おだてても何もでませんよ~?】
【ふふ】
レーネさんの評価は当然の帰結でもある。
魔結晶4つ持ちを倒す前ですらCランク程度の依頼なら楽勝だったのに、あれからBaseLvがかなり上がったからポイントを大量に獲得できている。
現在のオレのステータスは――。
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名前:ワタリ・キリサキ BaseLv:37 性別:女 年齢:6 職業:魔法使いLv27
装備:黒狼石の短剣 笹百合のミスリルの篭手[火耐Lv5 風耐Lv5] 鬼百合のミスリルの靴[麻痺耐Lv5 毒耐Lv5] 鈴蘭のミスリルの胸当て[鈍化耐Lv5 石化耐Lv5 幻覚耐Lv5] 黄百合のミスリルベルト[土耐Lv5 水耐Lv5] 月陽のネックレス 狐の木彫りのペンダント
HP:200/200
MP:138/138#(+1)[+7]
筋力:35
器用:35
敏捷:65<+30>
魔力:36<+1>
回復力:110#(+1)[+14]
運:5
状態:健康
所有:アル#(従者) ネーシャ#(奴隷) その他
所持職業:町民Lv1 戦士Lv1 冒険者Lv1 治療師Lv12 魔法使いLv27
残りポイント:0
所持スキル
成長率増加Lv10 スキルリセット ステータス還元
ウイユベール共通語翻訳#(自動筆記翻訳付き) 鑑定 クラスチェンジ
王族の不文律
筋力増加Lv5 敏捷増加Lv5 器用増加Lv5
魔力増加Lv5 回復力増加Lv10
HP増加Lv5 MP増加Lv10
鈍器スキルLv1
初級魔法:体力回復 中級魔法:水 中級魔法:風
単独転移Lv1 複数転移Lv1
気配察知Lv1
毒回復 麻痺回復 石化回復
詠唱破棄
回復力強化Lv3
アイテムボックス拡張Lv4 PT編成
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すごいだろう?
4つ持ちの後に行った超効率の狩りによりBaseLvが37にまで上がり、魔法いっぱい使ったからか魔法使いもLv27になった。
そのおかげで回復力に対する恩恵がすごいことになっているが、王族の不文律使用の為に回復力増加をLv10まで取得しているので素で3桁に突入してしまった。
まぁ魔法使いなのに魔力に恩恵がないのがいまいち釈然としないが気にしてはいけない。
魔法も魔法使いのLvが上がったからかいっぱい使ったからかわからないが、中級魔法が水と風で取得できたので取っておいた。
火と土はほとんど使っていなかったせいなのかリストにはなかった。やはり使用回数が有力だろう。
体力回復についても同様だ。
魔法が中級になってどう変わったかと言うと、そこそこの強さの氷の槍を初級だとMP50くらい消費しないと作れなかったのが30くらいで作れるようになった。
でも消費MPを下げた場合――消費1とか5とか――最低でも10は消費するようになってしまっている。
これらから導ける答えは魔法には等級に応じて得意とする消費MP帯が存在するということだろう。
初級なら1~10くらいまで得意で、中級なら10~60くらいが得意だろうか。
得意じゃないMP帯になるとどうしても消費MPが増えてしまう傾向にあるようだ。
消費MP10以上を主力としているオレにとっては中級くらいがベストといえる。
それ以上の消費MPで使う場合は王族の不文律なんかと併用した方がいいと思うし。
ちなみに初級魔法も中級と同時に取得できるがメインが中級帯なので外している。
そうそう王族の不文律といえば詠唱破棄。
中級魔法を2つ取得した時にリストに出現しました。
もちろん詠唱省略Lv3を取ってないと出てきません。
しかも必要ポイントが75。
75ですよ75。
あほですかね?
MP増加Lv10で合計必要ポイントが91ですよ?
詠唱省略Lv3までとあわせると132。もう意味不明のポイント量ですよこれ。
最上位の魔眼のデメリット打消しに必須とはいえ、詠唱省略Lv3で困ることはなかったからかなり迷ったけど結局取得することにした。
魔眼を使うような時はどう考えてもピンチかそれに近い状態だろう。
その時にいちいちスキルリセットなどはしていられない。結局は常に取得しておく必要があるのだ。
ちなみに詠唱破棄を取らなければ増加系スキルでHP以外ならLv10まで1つ取れちゃう。おまけにお釣りも結構出ちゃう。
まぁスキルリセットもあるし、そこまで深く考えなくてもいいだろう。
結局王族の不文律を使うことを前提にスキル取得しているので間違っていないはずだ。
それだけ王族の不文律には期待している。
なんせ効果中は魔法打ち放題だし。
連続使用を可能とするために回復力強化Lv3も取得している。
回復力強化は様々な場面で役に立つし、取っておいて損はない。
MP回復然り、スタミナ回復然り。
Lv3だとステータスの合計値が2倍になるので素で3桁突入したオレにとっては凄まじいことになる。
素で110だから220ですよ。220。
ちょっと試しに使ってみた時には魔眼の使用可能時間が相当延びていた。
はっきりいってあるとないとでは雲泥の差だ。
スタミナ回復の速度も倍以上に違う。
3桁超えたステータスって効果が超怖い。
ちなみにがっつり入手したポイントでもかなり足りなくてアイテムボックス拡張を下げたり、盾系のスキルを外したりポイントのやりくりを結構している。
アイテムボックスも盾もアルがいるので問題ないし、もう完全にオレのスキルって魔法と魔眼に特化しているといっても過言ではないのではないだろうか。
あーいや一応近接戦も可能ではあるけどね。
近接といえば鈍器スキルだがほとんど使っていないから当然ながらLvは1のままだ。
こいつもきっと成長率増加Lv10の影響を受けているだろうから使いまくればすぐに上がってくれるだろうがやはりどうしても魔法の方が便利で楽だ。
それに近寄られたらアルとレーネさんがどうとでもしてしまうし、はっきりいってちゃんと言っておかないと鈍器の出番はないのだ。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
今回スキルを取得したのは当然オレだけではない。
アルもがっつりBaseLvが上がったのでポイントをばっちり入手している。
溜めていた分も合わせてポイントが180にもなったそうだ。
それで何を取るのだろうとワクワクしながら聞いたら――。
「アイテムボックスを拡張したく存じます」
これである。
アルのアイテムボックスはすでにLv3。
最低でもLv5にはしたいらしく、頑として譲らないので許可した。
まぁアルのポイントなんだしアルの好きなようにしていいわけだし、否やはない。
アイテムボックスを拡張するのは元々決めていたことだし。
Lv5まではね?
なんとアルのリストにはLv6が出現していたのだ。
オレのにはLv5までしか出てなかった。
BaseLvがばりばりにあがった今でもLv5までしか出ていない。
アルはどうやらLv6の条件を満たしたようだ。どんな条件かはわからないけれど。
ちなみに必要ポイントは50。
そこそこ大目である。
まぁ当然ながらアルはLv6にしたいと主張したわけだけど、Lv5でも十分だと思うんだよね。
実際Lv5で100種類99個入るのだし。
Lv6になったら一体どのくらい増えるのか知らないけどLv5でも十分だろう……。
屋敷か海鳥亭に置いておけるわけだし。
それでもやっぱりアルは譲ってくれなかったので結局アルのアイテムボックスはLv6まで拡張されることになった。
アルは鑑定が使えないので当然どの程度拡張されたのかはわからない……と思われたが!
アルにはなんとなくわかるらしい。アル専用職業の影響だろうか……。
大体種類的に5倍。個数的には3倍ちょいくらいらしい。
つまり種類500、個数300くらいだろうか。
ちょっと拡張幅が急激に上がってますよ?
アイテムボックス拡張Lv4では50種類40個だった。
Lv5で100種類99個。
Lv6で500種類300個。
明らかに増加幅が多い。
しかも驚くなかれ、なんとLv7がリストに出ているそうだ。
しかし必要ポイントは100。
100である。倍である。
100って!
一応聞いてみたのだが、アルの答えは予想通りだった。
「答えは是。取得したく存じます」
当然残りのポイントでは足りないので溜める方向になったのだけど、これ以上拡張する必要性があるのだろうか……。
アルは一体何を目指してしまっているのだろう……。
ちょっと不安な今日この頃なのだった。
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