42 / 46
失われた書と守護の国
家族と合流
しおりを挟む
サミエ達にタブラで連絡したゾンは、その後すぐに己の姿を変装用の魔道具を使って別人へと変えた。
「俺はまだいいがな。お前達は手配書が回ってるらしい」
「手配書!?」
犯罪者になったつもりなどさらさらないが、先ほどゾン達に探されていると言われたのはこの事かと痛感する。
見つかったら即連行されそうでとても嫌な気分になった。
「さすがに行方不明者とかの手配書だろう?」
「見つけ次第丁重におもてなししろ、だとさ」
カカカと笑うゾンに、ティウとジルヴァラはお互いの顔を見合わせる。
どう丁重なのか聞き出したい所だが、ティウに関しては手配書がなくても顔が割れている。結界の反撃で破壊されていたとはいえ、ティウの像すら建っていたくらいだ。
「お母さん達はミズガルにいるの?」
「ああ、他種族に変装して宿にいるそうだ。新しい魔道具は細かく設定できていいな」
ノアの趣味全開の品だが、その点には納得できる。
ティウは同意しながら自分の左手首を見て驚愕した。
「な、ない! じーちゃんから貰ったバングルがない!」
あわあわと慌てるティウに、ゾンは笑った。
「お前のは結界を止める時に破壊されていたぞ」
「え? え? え?」
混乱しながらも青ざめるティウに、ゾンは笑いながら新しいのを差し出した。
「予備だ。次は無理矢理結界を止めたりするんじゃないぞ」
そう言いながらゾンはティウの左手首にパチンとバングルを嵌める。
「あ、ありがとう……気をつけるね……」
ノアの魔道具はかなり高級品だ。このバングル一つで国一つ買えるほどの金額がすることもあるので、ティウは青ざめたままだった。
そんなティウの頭をぐりぐりと撫でるゾンに、ジルヴァラが声をかけた。
「ここからみんなでミズガルに入るのか?」
「俺がサミエ達を飛んで連れてきてもいいんだが、それだともう一回あっちに戻らなきゃならんし、その間の状況が把握できなくなるしで都合が悪いからな。俺達が行くしかないだろう」
「確かに……」
「と言うわけで、全員姿を消す魔法を使ってだな。ミズガルに乗り込むぞ」
「みんな宿にいるの?」
「宿じゃなくて、協力者の家だな。宿はお前達が泊まっていただろう? だから警戒されてて使えない」
「わ、分かった……」
宿の人達に申し訳ないことをしてしまったとティウは落ち込む。
アルドリックを救うための作戦を練るのもそうだが、百年ぶりに会う両親達に怒られないかティウはドキドキしていた。
(街や結界の状況も気になるし、アルドリックさんが無事かも気になるけど……)
怒るサミエの恐ろしさを思い出し、ティウは竦み上がる。
「……お前等どうでもいいが、サミエに怯えすぎじゃねぇか?」
「な、なんでわかったの!? ……って、お前等?」
どういうことかとティウは横にいるジルヴァラを見る。するとジルヴァラも何やら顔色を悪くしている。
「ど、どうしたの?」
「いや~会えばわかるんじゃねぇか?」
ニヤニヤと笑うゾンに首を傾げるが、今はそんな呑気なことを言っていられない。
ティウ達は全員人族に変化し、姿を消す魔法を使う。そしてドラゴンに変じたゾンの背に乗って、ティウ達はミズガルへと戻っていった。
*
戻ってくる最中に空の上から結界を見たが、ほぼ三分の一ほど崩れていたのが分かった。
遠目から分かるほどに結界の周囲では、一つ、また一つとほろほろ崩れていく様を見守る住人達であふれかえっていた。
ゾンが旋回し、ゆっくりと下降しはじめた。目的地の家が見えてきたようだ。
そこは住宅街の一角で、貴族の家の一つだということが外観でわかる。緑に囲まれた大きな家には、表には家を取り囲むように守る護衛達の姿が見えたからだ。
ゾンに促されるままフードを目深に被り、家の裏口の近くにある物置の死角に身体を滑り込ませ、隠れるように家の前で待機する。
するとすぐに裏口から案内役が来てくれ、そのまま家の中に入ることができた。
表には護衛達が家の周囲を警戒していたのに、家の中はがらんとしていて人気が無かった。
「ゾン様、ノア様達がお待ちです」
「ああ、無理を言ってすまねぇな」
執事と思わしき壮年の男性がゾンに頭を下げ、こちらですと案内してくれた。
大きな扉の前に立ち、扉をコンコンと叩く。すると、中から声がした。
「なんだい?」
「ゾン様がいらっしゃいました」
「分かった。通してくれる?」
ガチャン、と大きな音を立てて両扉が開く。すると中は食堂のようで、豪華で大きなテーブルの端に、ノアとサミエ、そしてマーニの姿が見えた。
「ティウ!」
ふわりと空を飛んでマーニがティウに抱きつく。
「お父さん!」
ぼろぼろ涙を流しながら、マーニはティウの頬を撫で、おでこに頬にとキスの雨を降らせた。
「お父さんごめんなさい……」
「無事でよかった……」
「うん」
ぎゅうぎゅう抱きしめてくる父だが、その背格好はティウと同じくらいだ。
誰もが父と言われても否定したくなるその姿は少年である。精霊族の彼の本体は別の所にあり、今は仮の姿としてサミエと一緒に旅をしていた。
ティウと同じ顔をした少年が、ぼろぼろ泣きながらティウを離さない。
その姿は双子の生き別れの兄妹が再会したかのようだった。
「ようやく起きたのね。ねぼすけさん」
「お、お母さん……」
「よく顔を見せて頂戴。私の最高傑作」
ティウとマーニが感動の抱擁をしている様をうっとり見ているこの女性こそがサミエで、ティウの母親だ。
魔神族とエルフの血を引く、グラマラスで妖艶な女性。ティウとは似ても似つかないが、その顔はどことなくノアに似ている。鞭を愛用する怒らせたら大変怖い人物だった。
「顔色は良いわね。真っ青な顔をして眠り続けていたから心配していたのよ」
「お母さん……ごめんなさい」
「アタクシのマーニを泣かせ続けた罪は重いから覚悟するのね?」
「ひぃん……」
「あらやだ。怯えた顔も可愛いわ」
マーニ一筋、夫を溺愛しているサミエは、全てにおいて夫が一番なのである。
ティウはその夫そっくりの娘で、マーニが溺愛している。ティウとマーニが戯れている図をうっとりと眺めながら「アタクシの最高傑作」と称するのがサミエの口癖だった。
「それはそうと……そこの駄犬」
「うぐっ」
「アタクシのマーニに何かしてみなさい? また啼かすわよ」
「……ッ!」
ジルヴァラの尻尾がひゅんと股の間に入ったような……気がした。
「ティウが眠った後、心配したマーニがお前さんの隣で添い寝しようとしてジルがたたき出したことがあんだよ」
「え?」
「そしたらマーニがびえびえ泣いてな。サミエの鞭がティウの部屋をボロボロにしたんだ」
「あ……だから部屋の物が変わってたのね……」
ゾンの説明にティウが納得した。起きてすぐ、自分の部屋なのに見覚えのない家具に驚いた事を思い出す。
「サミエ、ここは借り物なんだから暴れないでくれ。まったく……結界の暴走を止めて、もう一度眠ってしまったと聞いた時は肝が冷えたよ」
苦笑しながらノアもティウを抱きしめてくれる。ごめんなさい……とくぐもったティウの声に、ノアは笑った。
「とにかく無事で良かった」
「うん……でも……」
「王子の末裔の事だね?」
「私のせいで処刑されるって……」
「ティウのせいじゃないよ。彼らは各々が迂闊な行動ばかりしていたからね、その結果だ」
「……………」
しゅんと肩を落とすティウだったが、すぐに顔を上げてサミエを見た。
「お母さん、アルドリックさんを助けるにはどうしたらいいと思う?」
「…………助けたいの?」
「私のせいで処刑されるなんて、聞いていられないよ」
「ふうん? 同じ顔をしているから情が湧いたのではなくって?」
その言葉にティウは首を横に振る。シュガストとアルドリックは別人だと強調させた。
「アルドリックさんは美味しいご飯をおごってくれた優しい人!」
「…………そうきたか」
「こればっかりは仕方ない。我々の性だからね」
「仕方ない子ねぇ。でもどう転んだって犠牲は出るわ。誰も傷つかないなんて、そんな虫のいい話はこの世にないもの」
「え……?」
「この場を静める方法は一つしかないわ。もちろん結界の再修復はダメよ。アタクシの最高傑作をこれ以上犠牲にするなら、この国を滅ぼしてでも止めるわね」
「アッ、ハイ……」
青ざめて片言になるティウに、サミエは妖艶に微笑んだ。
「アナタが犠牲にならず、民衆の憤りを静めて結界を消去する……でも犠牲が出るのは仕方ないと思うの。だって処刑すると公言してしまったのだもの」
ウフフと妖艶に微笑むサミエに青ざめたティウは、思わずゾン達に助けを求めるように見るのだった。
「俺はまだいいがな。お前達は手配書が回ってるらしい」
「手配書!?」
犯罪者になったつもりなどさらさらないが、先ほどゾン達に探されていると言われたのはこの事かと痛感する。
見つかったら即連行されそうでとても嫌な気分になった。
「さすがに行方不明者とかの手配書だろう?」
「見つけ次第丁重におもてなししろ、だとさ」
カカカと笑うゾンに、ティウとジルヴァラはお互いの顔を見合わせる。
どう丁重なのか聞き出したい所だが、ティウに関しては手配書がなくても顔が割れている。結界の反撃で破壊されていたとはいえ、ティウの像すら建っていたくらいだ。
「お母さん達はミズガルにいるの?」
「ああ、他種族に変装して宿にいるそうだ。新しい魔道具は細かく設定できていいな」
ノアの趣味全開の品だが、その点には納得できる。
ティウは同意しながら自分の左手首を見て驚愕した。
「な、ない! じーちゃんから貰ったバングルがない!」
あわあわと慌てるティウに、ゾンは笑った。
「お前のは結界を止める時に破壊されていたぞ」
「え? え? え?」
混乱しながらも青ざめるティウに、ゾンは笑いながら新しいのを差し出した。
「予備だ。次は無理矢理結界を止めたりするんじゃないぞ」
そう言いながらゾンはティウの左手首にパチンとバングルを嵌める。
「あ、ありがとう……気をつけるね……」
ノアの魔道具はかなり高級品だ。このバングル一つで国一つ買えるほどの金額がすることもあるので、ティウは青ざめたままだった。
そんなティウの頭をぐりぐりと撫でるゾンに、ジルヴァラが声をかけた。
「ここからみんなでミズガルに入るのか?」
「俺がサミエ達を飛んで連れてきてもいいんだが、それだともう一回あっちに戻らなきゃならんし、その間の状況が把握できなくなるしで都合が悪いからな。俺達が行くしかないだろう」
「確かに……」
「と言うわけで、全員姿を消す魔法を使ってだな。ミズガルに乗り込むぞ」
「みんな宿にいるの?」
「宿じゃなくて、協力者の家だな。宿はお前達が泊まっていただろう? だから警戒されてて使えない」
「わ、分かった……」
宿の人達に申し訳ないことをしてしまったとティウは落ち込む。
アルドリックを救うための作戦を練るのもそうだが、百年ぶりに会う両親達に怒られないかティウはドキドキしていた。
(街や結界の状況も気になるし、アルドリックさんが無事かも気になるけど……)
怒るサミエの恐ろしさを思い出し、ティウは竦み上がる。
「……お前等どうでもいいが、サミエに怯えすぎじゃねぇか?」
「な、なんでわかったの!? ……って、お前等?」
どういうことかとティウは横にいるジルヴァラを見る。するとジルヴァラも何やら顔色を悪くしている。
「ど、どうしたの?」
「いや~会えばわかるんじゃねぇか?」
ニヤニヤと笑うゾンに首を傾げるが、今はそんな呑気なことを言っていられない。
ティウ達は全員人族に変化し、姿を消す魔法を使う。そしてドラゴンに変じたゾンの背に乗って、ティウ達はミズガルへと戻っていった。
*
戻ってくる最中に空の上から結界を見たが、ほぼ三分の一ほど崩れていたのが分かった。
遠目から分かるほどに結界の周囲では、一つ、また一つとほろほろ崩れていく様を見守る住人達であふれかえっていた。
ゾンが旋回し、ゆっくりと下降しはじめた。目的地の家が見えてきたようだ。
そこは住宅街の一角で、貴族の家の一つだということが外観でわかる。緑に囲まれた大きな家には、表には家を取り囲むように守る護衛達の姿が見えたからだ。
ゾンに促されるままフードを目深に被り、家の裏口の近くにある物置の死角に身体を滑り込ませ、隠れるように家の前で待機する。
するとすぐに裏口から案内役が来てくれ、そのまま家の中に入ることができた。
表には護衛達が家の周囲を警戒していたのに、家の中はがらんとしていて人気が無かった。
「ゾン様、ノア様達がお待ちです」
「ああ、無理を言ってすまねぇな」
執事と思わしき壮年の男性がゾンに頭を下げ、こちらですと案内してくれた。
大きな扉の前に立ち、扉をコンコンと叩く。すると、中から声がした。
「なんだい?」
「ゾン様がいらっしゃいました」
「分かった。通してくれる?」
ガチャン、と大きな音を立てて両扉が開く。すると中は食堂のようで、豪華で大きなテーブルの端に、ノアとサミエ、そしてマーニの姿が見えた。
「ティウ!」
ふわりと空を飛んでマーニがティウに抱きつく。
「お父さん!」
ぼろぼろ涙を流しながら、マーニはティウの頬を撫で、おでこに頬にとキスの雨を降らせた。
「お父さんごめんなさい……」
「無事でよかった……」
「うん」
ぎゅうぎゅう抱きしめてくる父だが、その背格好はティウと同じくらいだ。
誰もが父と言われても否定したくなるその姿は少年である。精霊族の彼の本体は別の所にあり、今は仮の姿としてサミエと一緒に旅をしていた。
ティウと同じ顔をした少年が、ぼろぼろ泣きながらティウを離さない。
その姿は双子の生き別れの兄妹が再会したかのようだった。
「ようやく起きたのね。ねぼすけさん」
「お、お母さん……」
「よく顔を見せて頂戴。私の最高傑作」
ティウとマーニが感動の抱擁をしている様をうっとり見ているこの女性こそがサミエで、ティウの母親だ。
魔神族とエルフの血を引く、グラマラスで妖艶な女性。ティウとは似ても似つかないが、その顔はどことなくノアに似ている。鞭を愛用する怒らせたら大変怖い人物だった。
「顔色は良いわね。真っ青な顔をして眠り続けていたから心配していたのよ」
「お母さん……ごめんなさい」
「アタクシのマーニを泣かせ続けた罪は重いから覚悟するのね?」
「ひぃん……」
「あらやだ。怯えた顔も可愛いわ」
マーニ一筋、夫を溺愛しているサミエは、全てにおいて夫が一番なのである。
ティウはその夫そっくりの娘で、マーニが溺愛している。ティウとマーニが戯れている図をうっとりと眺めながら「アタクシの最高傑作」と称するのがサミエの口癖だった。
「それはそうと……そこの駄犬」
「うぐっ」
「アタクシのマーニに何かしてみなさい? また啼かすわよ」
「……ッ!」
ジルヴァラの尻尾がひゅんと股の間に入ったような……気がした。
「ティウが眠った後、心配したマーニがお前さんの隣で添い寝しようとしてジルがたたき出したことがあんだよ」
「え?」
「そしたらマーニがびえびえ泣いてな。サミエの鞭がティウの部屋をボロボロにしたんだ」
「あ……だから部屋の物が変わってたのね……」
ゾンの説明にティウが納得した。起きてすぐ、自分の部屋なのに見覚えのない家具に驚いた事を思い出す。
「サミエ、ここは借り物なんだから暴れないでくれ。まったく……結界の暴走を止めて、もう一度眠ってしまったと聞いた時は肝が冷えたよ」
苦笑しながらノアもティウを抱きしめてくれる。ごめんなさい……とくぐもったティウの声に、ノアは笑った。
「とにかく無事で良かった」
「うん……でも……」
「王子の末裔の事だね?」
「私のせいで処刑されるって……」
「ティウのせいじゃないよ。彼らは各々が迂闊な行動ばかりしていたからね、その結果だ」
「……………」
しゅんと肩を落とすティウだったが、すぐに顔を上げてサミエを見た。
「お母さん、アルドリックさんを助けるにはどうしたらいいと思う?」
「…………助けたいの?」
「私のせいで処刑されるなんて、聞いていられないよ」
「ふうん? 同じ顔をしているから情が湧いたのではなくって?」
その言葉にティウは首を横に振る。シュガストとアルドリックは別人だと強調させた。
「アルドリックさんは美味しいご飯をおごってくれた優しい人!」
「…………そうきたか」
「こればっかりは仕方ない。我々の性だからね」
「仕方ない子ねぇ。でもどう転んだって犠牲は出るわ。誰も傷つかないなんて、そんな虫のいい話はこの世にないもの」
「え……?」
「この場を静める方法は一つしかないわ。もちろん結界の再修復はダメよ。アタクシの最高傑作をこれ以上犠牲にするなら、この国を滅ぼしてでも止めるわね」
「アッ、ハイ……」
青ざめて片言になるティウに、サミエは妖艶に微笑んだ。
「アナタが犠牲にならず、民衆の憤りを静めて結界を消去する……でも犠牲が出るのは仕方ないと思うの。だって処刑すると公言してしまったのだもの」
ウフフと妖艶に微笑むサミエに青ざめたティウは、思わずゾン達に助けを求めるように見るのだった。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
氷河期世代のおじさん異世界に降り立つ!
本条蒼依
ファンタジー
氷河期世代の大野将臣(おおのまさおみ)は昭和から令和の時代を細々と生きていた。しかし、工場でいつも一人残業を頑張っていたがとうとう過労死でこの世を去る。
死んだ大野将臣は、真っ白な空間を彷徨い神様と会い、その神様の世界に誘われ色々なチート能力を貰い異世界に降り立つ。
大野将臣は異世界シンアースで将臣の将の字を取りショウと名乗る。そして、その能力の錬金術を使い今度の人生は組織や権力者の言いなりにならず、ある時は権力者に立ち向かい、又ある時は闇ギルド五竜(ウーロン)に立ち向かい、そして、神様が護衛としてつけてくれたホムンクルスを最強の戦士に成長させ、昭和の堅物オジサンが自分の人生を楽しむ物語。
完結 シシルナ島物語 少年薬師ノルド/ 荷運び人ノルド 蠱惑の魔剣
織部
ファンタジー
ノルドは、古き風の島、正式名称シシルナ・アエリア・エルダで育った。母セラと二人きりで暮らし。
背は低く猫背で、隻眼で、両手は動くものの、左腕は上がらず、左足もほとんど動かない、生まれつき障害を抱えていた。
母セラもまた、頭に毒薬を浴びたような痣がある。彼女はスカーフで頭を覆い、人目を避けてひっそりと暮らしていた。
セラ親子がシシルナ島に渡ってきたのは、ノルドがわずか2歳の時だった。
彼の中で最も古い記憶。船のデッキで、母セラに抱かれながら、この新たな島がゆっくりと近づいてくるのを見つめた瞬間だ。
セラの腕の中で、ぽつりと一言、彼がつぶやく。
「セラ、ウミ」
「ええ、そうよ。海」
ノルドの成長譚と冒険譚の物語が開幕します!
カクヨム様 小説家になろう様でも掲載しております。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
万物争覇のコンバート 〜回帰後の人生をシステムでやり直す〜
黒城白爵
ファンタジー
異次元から現れたモンスターが地球に侵攻してくるようになって早数十年。
魔力に目覚めた人類である覚醒者とモンスターの戦いによって、人類の生息圏は年々減少していた。
そんな中、瀕死の重体を負い、今にもモンスターに殺されようとしていた外神クロヤは、これまでの人生を悔いていた。
自らが持つ異能の真価を知るのが遅かったこと、異能を積極的に使おうとしなかったこと……そして、一部の高位覚醒者達の横暴を野放しにしてしまったことを。
後悔を胸に秘めたまま、モンスターの攻撃によってクロヤは死んだ。
そのはずだったが、目を覚ますとクロヤは自分が覚醒者となった日に戻ってきていた。
自らの異能が構築した新たな力〈システム〉と共に……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる