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失われた書と守護の国
助けに行く前に
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「処刑されそう」というゾンの言葉に、ティウが慌てた。
王子の末裔ということは、アルドリックの事だろう。
驚きすぎてティウは立ち上がろうとしたが、背後からジルヴァラががっしりと腕を回して固定していたのでビクともしなかった。
「しょ、処刑……!? どうして!?」
「お前の結界がな、そろそろ崩壊しそうなんだ」
「私の……結界が?」
確かに遠目から見てもそろそろ崩れそうだとは思っていたが、それも数年ほど先の話だと思っていた。
「王子の末裔が以前から結界が崩壊すると叫んでいたのがまずかった。お前が倒れた時に民衆の攻撃に結界が反応して反撃していただろう? それはあの王子の末裔が何かしたんだと言いがかりを付けられてな……王が激怒して、明日の正午に処刑決行だという話だ」
「確か石を投げつけられて暴走を……でも、あの時、私が止めたよね?」
「あ~……その後から結界がボロボロ崩れだしたのが誰からの目にも見えるようになってだな……」
ゾンは明後日の方向を見て、後頭部をボリボリと掻いた。
「……ひーちゃん、何かした?」
「なんで俺だと思うんだよ」
「私の結界に何かできるとしたら、ひーちゃんかじーちゃんのどっちかだもん!」
「んぐ……サミエはどーなんだよ」
「お母さんはしないよ。だって極度の面倒くさがりだもの! だから何もしなくても耳に入ってくる情報だけ欲しがるじゃない」
堂々と言い放つティウに、ゾンは「あいつめ……」とどこか恨めしそうに言った。
「…………そういえば、結界に向かってゾンのじーさんがなんか吠えてた」
「吠えてた? ひーちゃんが?」
ティウの背後でぼそりと呟いたジルヴァラの言葉を拾い、ティウがキッとゾンを睨む。
「ひーちゃん!」
「あ~怒るな怒るな。お前と結界の繋がりが分かったから、ちょっと細工したんだよ」
「何をしたの!?」
「だってお前、百年も眠り続ける羽目になったんだぞ? それに守られている奴らは結界を神聖視して大事にしているかと思えば独り占めしやがって。かと思えばおこぼれに預かれねー奴らは結界いらねえとか平気でぬかしやがったんだ。キレんだろ普通に!」
「ひーちゃん……」
大切な曾孫が百年も眠り続ける羽目になった原因に、ゾンも苛立ちを感じていたのだ。
「アイツらはティウの結界をいらないとほざいたんだ。だったら消す手伝いをしてもいいよなぁ?」
開き直ったゾンの態度と、ティウ後ろでゾンに同意してうんうんと頷くジルヴァラとの態度を見て、ティウは反省した。
(二人をこんなに追い詰めちゃったのは自分なんだ……)
勝手な事をして周囲に心配をかけ、結界という産物を残したせいで起こる問題……ダメだと口を酸っぱくして言われていた言葉がティウの心に突き刺さる。
「アルドリックさんを助けに行く!」
「待て待て待て! どうしてそうなるんだ! 人族の争いなんぞお前には関係ないだろうが!」
「大ありだよ! 私の結界のせいでこうなってるんでしょう!? だったら私が……」
「ダメに決まっているだろう!」
ゾンに頭ごなしに怒鳴られて、ティウは怯んだ。
「お前が目覚めたと噂になって、アイツらは血眼になってお前を探しているんだぞ! また結界を強要されてみろ! 次は死ぬかもしれないんだぞ!!」
「そうだティウ。絶対にダメだ!」
二人の言葉にティウは涙目になる。こんなにも心配をかけて、二人を傷付けたのは自分だ。
でも、自分のせいで無関係のアルドリックが処刑されそうだと聞いて、黙っていられるはずもない。
「私が結界を作ったせいで、アルドリックさんは何も悪くないのに処刑されそうなんだよ!? だったら自分でケリをつける!」
私は行くから! とジルヴァラの腕の中から逃げようとするティウを、離すものかとジルヴァラは抵抗する。
「ジル! 離して!!」
「ダメだ! どうしてあんな奴を助けようとするんだ……どうして、やっぱりあいつに似てるからなのか!?」
「え?」
ジルヴァラの言う「あいつ」はシュガストの事だと分かった。当時を思い出してしまい、ティウの顔に陰を作った。
「ティウ……あいつはもういないんだ。だから……」
「違う! アルドリックさんはシュガストじゃない! 百年も経ってるってもう分かってる!」
「ティウ……じゃあどうして……」
困惑するジルヴァラが、ハッと何かに気付いた顔をした。
「まさか……今度をあいつを……?」
「え?」
「あいつが好きなのか?」
「え? え? 何のこと?」
唐突なジルヴァラの言葉にティウが困惑していると、事の成り行きを見守っていたゾンが気付いたらしい。
「今度は王子の末裔が好きなのかと聞いているようだな。どうなんだ?」
「えーー!?」
アルドリックさんを好き!? そう叫んだティウは、間髪を入れず叫んだ。
「アルドリックさんは美味しいご飯をおごってくれた人だよ! 何言ってるの!?」
大真面目に答えたティウに、ジルヴァラとゾンは目が点になった。
「あんなに美味しいお店を教えてくれた人が悪い人なはずない!」
「待て待て待て待て! 落ち着け!! 飯に釣られるな!!」
本気で慌てるゾンに、ジルヴァラも慌てている。
「他にもきっと、美味しいお店を知ってるはずだよ!!」
握りこぶしを作って力説するティウに、ゾンは早々に白旗を上げた。
「あ~……ダメだ、そうだった……ティウは飯だった……」
頭を抱えるゾンに、ジルヴァラが吠える。
「ゾン!」
「犬助、お前も百年もノアと住んでたなら分かるだろ。俺達の特性を……」
「ぐ……」
ゾンの言う『特性』とは『賢者の一族』の事だ。
気になったことに対して首を突っ込まずにはいられないその性分。
謎を納得のいくまで暴いて解読し、遺伝書録としてまとめたくなるのはもう血の成せる技だ。
この遺伝書録を造り上げたゾンだからこそ、その意味が重くのし掛かっているのだろう。
「二人が心配して怒ってくれているのは分かってるよ。でもね、私のこの気持ちにも……自分が蒔いた種は、私が刈り取らなきゃいけないって分かってるの」
「ティウ……」
「でも、私一人じゃアルドリックさんを助けられない……。巻き込んでごめんね……これで最後にするから、力を貸してほしいの!」
ティウの言葉に、ゾンは腹の底から吐き出すような大きな溜息を吐いた。
「まあ、一人で何とかしようとしなかっただけ合格か」
ゾンはティウの頭をぐりぐりと撫でる。
「最後じゃなくていい。困ったことがあったら言え。家族なんだから」
「ひーちゃん……」
「ゾン! 正気か!?」
「あ~あ~吠えるな犬助。どのみち結界はすぐにでも消したいんだよ。こいつのためにもな」
「え……?」
「俺達の魔法は一族の血に共鳴して、無効化できるんだよ。だから俺はあの時、ティウの結界魔法に魔力を乗せた咆吼で共鳴させたんだ」
「共鳴……?」
「ティウの結界は色々な種類の魔法が……こう、くっついて結界になっているだろう?」
ゾンが己の両手で結界の繋がりを示すように握手するように組む。
「俺達一族は互いの血が濃くてな。遺伝書録という魔法で情報を共有している。だからこの魔法の繋がりも、俺達が刺激を与えると自分の魔力と錯覚して、こう……」
ゾンは組んだ両手をパッと離した。
「離れるんだよ。俺がやったのはそれな。ただ結界が強力すぎて、力と力を引き離すのにちょっと時間がかかるんだ」
「あ、ああ……」
ゾンが簡単に説明してくれるが、やってる事は異次元のような話だった。
「確かに放っておけば結界は消えるんだが、今すぐ消したい理由がな、記憶を維持するための魔力すら犠牲にしちまってる。つまり、ティウの魔力は底がついて今ギリギリだ」
「なっ……」
これにティウとジルヴァラが驚愕する。
「遺伝書録は子孫が続く限り血が持つ魔力を媒体にして維持できるが、個人の魔力だけで結界が百年も持つなんて前代未聞だ。ティウが眠り続けた理由もそれが原因だろう」
「そんな……」
「魔法ってもんは力の維持にも魔力が必要だ。ノアが作る魔道具は魔石で代用しているが……こいつが目覚めたのも、生きるに必要な最低限の魔力すら無くなりかけたんだろう。本能で結界を崩したから、崩壊し始めたんだ」
そこまでゾンが言うと、ティウを抱きしめているジルヴァラの腕にさらに力がこもった。もう絶対に離さないという意思が見えて、ティウはいたたまれなくなる。
苦しいなんて、言えるはずもなかった。
「だからこそ自分の気持ちにケリを付けさせて、完全に結界を解くんだ。それが力を貸す条件だ。分かったな?」
「ひーちゃん……うん。心配かけてごめんね……」
泣きそうになるティウに、ゾンは笑ってティウの頭を優しく撫でた。
「さて、じゃあサミエに連絡するか」
「お母さん?」
「ああ。こういうもめ事はあいつが専門だからな」
そうニヤリと笑うゾンに、ティウとジルヴァラは顔を見合わせたのだった。
王子の末裔ということは、アルドリックの事だろう。
驚きすぎてティウは立ち上がろうとしたが、背後からジルヴァラががっしりと腕を回して固定していたのでビクともしなかった。
「しょ、処刑……!? どうして!?」
「お前の結界がな、そろそろ崩壊しそうなんだ」
「私の……結界が?」
確かに遠目から見てもそろそろ崩れそうだとは思っていたが、それも数年ほど先の話だと思っていた。
「王子の末裔が以前から結界が崩壊すると叫んでいたのがまずかった。お前が倒れた時に民衆の攻撃に結界が反応して反撃していただろう? それはあの王子の末裔が何かしたんだと言いがかりを付けられてな……王が激怒して、明日の正午に処刑決行だという話だ」
「確か石を投げつけられて暴走を……でも、あの時、私が止めたよね?」
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ゾンは明後日の方向を見て、後頭部をボリボリと掻いた。
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「なんで俺だと思うんだよ」
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堂々と言い放つティウに、ゾンは「あいつめ……」とどこか恨めしそうに言った。
「…………そういえば、結界に向かってゾンのじーさんがなんか吠えてた」
「吠えてた? ひーちゃんが?」
ティウの背後でぼそりと呟いたジルヴァラの言葉を拾い、ティウがキッとゾンを睨む。
「ひーちゃん!」
「あ~怒るな怒るな。お前と結界の繋がりが分かったから、ちょっと細工したんだよ」
「何をしたの!?」
「だってお前、百年も眠り続ける羽目になったんだぞ? それに守られている奴らは結界を神聖視して大事にしているかと思えば独り占めしやがって。かと思えばおこぼれに預かれねー奴らは結界いらねえとか平気でぬかしやがったんだ。キレんだろ普通に!」
「ひーちゃん……」
大切な曾孫が百年も眠り続ける羽目になった原因に、ゾンも苛立ちを感じていたのだ。
「アイツらはティウの結界をいらないとほざいたんだ。だったら消す手伝いをしてもいいよなぁ?」
開き直ったゾンの態度と、ティウ後ろでゾンに同意してうんうんと頷くジルヴァラとの態度を見て、ティウは反省した。
(二人をこんなに追い詰めちゃったのは自分なんだ……)
勝手な事をして周囲に心配をかけ、結界という産物を残したせいで起こる問題……ダメだと口を酸っぱくして言われていた言葉がティウの心に突き刺さる。
「アルドリックさんを助けに行く!」
「待て待て待て! どうしてそうなるんだ! 人族の争いなんぞお前には関係ないだろうが!」
「大ありだよ! 私の結界のせいでこうなってるんでしょう!? だったら私が……」
「ダメに決まっているだろう!」
ゾンに頭ごなしに怒鳴られて、ティウは怯んだ。
「お前が目覚めたと噂になって、アイツらは血眼になってお前を探しているんだぞ! また結界を強要されてみろ! 次は死ぬかもしれないんだぞ!!」
「そうだティウ。絶対にダメだ!」
二人の言葉にティウは涙目になる。こんなにも心配をかけて、二人を傷付けたのは自分だ。
でも、自分のせいで無関係のアルドリックが処刑されそうだと聞いて、黙っていられるはずもない。
「私が結界を作ったせいで、アルドリックさんは何も悪くないのに処刑されそうなんだよ!? だったら自分でケリをつける!」
私は行くから! とジルヴァラの腕の中から逃げようとするティウを、離すものかとジルヴァラは抵抗する。
「ジル! 離して!!」
「ダメだ! どうしてあんな奴を助けようとするんだ……どうして、やっぱりあいつに似てるからなのか!?」
「え?」
ジルヴァラの言う「あいつ」はシュガストの事だと分かった。当時を思い出してしまい、ティウの顔に陰を作った。
「ティウ……あいつはもういないんだ。だから……」
「違う! アルドリックさんはシュガストじゃない! 百年も経ってるってもう分かってる!」
「ティウ……じゃあどうして……」
困惑するジルヴァラが、ハッと何かに気付いた顔をした。
「まさか……今度をあいつを……?」
「え?」
「あいつが好きなのか?」
「え? え? 何のこと?」
唐突なジルヴァラの言葉にティウが困惑していると、事の成り行きを見守っていたゾンが気付いたらしい。
「今度は王子の末裔が好きなのかと聞いているようだな。どうなんだ?」
「えーー!?」
アルドリックさんを好き!? そう叫んだティウは、間髪を入れず叫んだ。
「アルドリックさんは美味しいご飯をおごってくれた人だよ! 何言ってるの!?」
大真面目に答えたティウに、ジルヴァラとゾンは目が点になった。
「あんなに美味しいお店を教えてくれた人が悪い人なはずない!」
「待て待て待て待て! 落ち着け!! 飯に釣られるな!!」
本気で慌てるゾンに、ジルヴァラも慌てている。
「他にもきっと、美味しいお店を知ってるはずだよ!!」
握りこぶしを作って力説するティウに、ゾンは早々に白旗を上げた。
「あ~……ダメだ、そうだった……ティウは飯だった……」
頭を抱えるゾンに、ジルヴァラが吠える。
「ゾン!」
「犬助、お前も百年もノアと住んでたなら分かるだろ。俺達の特性を……」
「ぐ……」
ゾンの言う『特性』とは『賢者の一族』の事だ。
気になったことに対して首を突っ込まずにはいられないその性分。
謎を納得のいくまで暴いて解読し、遺伝書録としてまとめたくなるのはもう血の成せる技だ。
この遺伝書録を造り上げたゾンだからこそ、その意味が重くのし掛かっているのだろう。
「二人が心配して怒ってくれているのは分かってるよ。でもね、私のこの気持ちにも……自分が蒔いた種は、私が刈り取らなきゃいけないって分かってるの」
「ティウ……」
「でも、私一人じゃアルドリックさんを助けられない……。巻き込んでごめんね……これで最後にするから、力を貸してほしいの!」
ティウの言葉に、ゾンは腹の底から吐き出すような大きな溜息を吐いた。
「まあ、一人で何とかしようとしなかっただけ合格か」
ゾンはティウの頭をぐりぐりと撫でる。
「最後じゃなくていい。困ったことがあったら言え。家族なんだから」
「ひーちゃん……」
「ゾン! 正気か!?」
「あ~あ~吠えるな犬助。どのみち結界はすぐにでも消したいんだよ。こいつのためにもな」
「え……?」
「俺達の魔法は一族の血に共鳴して、無効化できるんだよ。だから俺はあの時、ティウの結界魔法に魔力を乗せた咆吼で共鳴させたんだ」
「共鳴……?」
「ティウの結界は色々な種類の魔法が……こう、くっついて結界になっているだろう?」
ゾンが己の両手で結界の繋がりを示すように握手するように組む。
「俺達一族は互いの血が濃くてな。遺伝書録という魔法で情報を共有している。だからこの魔法の繋がりも、俺達が刺激を与えると自分の魔力と錯覚して、こう……」
ゾンは組んだ両手をパッと離した。
「離れるんだよ。俺がやったのはそれな。ただ結界が強力すぎて、力と力を引き離すのにちょっと時間がかかるんだ」
「あ、ああ……」
ゾンが簡単に説明してくれるが、やってる事は異次元のような話だった。
「確かに放っておけば結界は消えるんだが、今すぐ消したい理由がな、記憶を維持するための魔力すら犠牲にしちまってる。つまり、ティウの魔力は底がついて今ギリギリだ」
「なっ……」
これにティウとジルヴァラが驚愕する。
「遺伝書録は子孫が続く限り血が持つ魔力を媒体にして維持できるが、個人の魔力だけで結界が百年も持つなんて前代未聞だ。ティウが眠り続けた理由もそれが原因だろう」
「そんな……」
「魔法ってもんは力の維持にも魔力が必要だ。ノアが作る魔道具は魔石で代用しているが……こいつが目覚めたのも、生きるに必要な最低限の魔力すら無くなりかけたんだろう。本能で結界を崩したから、崩壊し始めたんだ」
そこまでゾンが言うと、ティウを抱きしめているジルヴァラの腕にさらに力がこもった。もう絶対に離さないという意思が見えて、ティウはいたたまれなくなる。
苦しいなんて、言えるはずもなかった。
「だからこそ自分の気持ちにケリを付けさせて、完全に結界を解くんだ。それが力を貸す条件だ。分かったな?」
「ひーちゃん……うん。心配かけてごめんね……」
泣きそうになるティウに、ゾンは笑ってティウの頭を優しく撫でた。
「さて、じゃあサミエに連絡するか」
「お母さん?」
「ああ。こういうもめ事はあいつが専門だからな」
そうニヤリと笑うゾンに、ティウとジルヴァラは顔を見合わせたのだった。
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