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本編
第四十二話 独りぼっちの夕食と泥だらけの通信
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「ありえません……。絶対に、ありえません!」
王宮から北の塔へと戻る一本道。エレナは真っ赤な顔で、ブツブツと独り言を呟きながら早歩きで進んでいた。すれ違う衛兵が「大丈夫か?」と怪訝な顔を向けるが、今の彼女には気にする余裕などない。
脳内でリフレインするのは、食堂でのマーガレットの叫び声だ。
『それはプロポーズって言うんですわよ!』
「プロポーズだなんて……。あれは単なる、空腹の訴えです。シルヴィス様は食に対する執着が人一倍強い方ですから、美味しいご飯が食べられなくなることを危惧されただけ……」
自分に言い聞かせるように言葉を紡ぐが、胸の鼓動は一向に収まらない。かつてシルヴィスに言われた言葉が甘い毒のように全身を駆け巡っていく。
思えば、エレナはシルヴィスに対して忠誠心以上の何かを感じていた。だが、そのたびに自身がメイドであり、平民である事実を突きつけられ、その気持ちに蓋をしていた。
傍仕えとしてベアトリスに認められ、シルヴィスの侍女として王宮からも認められた。今後も、シルヴィスの近くにはいたい。でもそれは、侍女という役割だけに囚われる必要はないのではないか。例えばそう、恋人、とか……。
そのあたりで、エレナは考えるのを辞めた。自分は平民で、シルヴィスは貴族。ベアトリスも言っていた。貴族と平民の差はそう簡単にどうにかなるものではない。ましてや私は、侍女になれたのだ。平民でありながら、貴族の隣に立つことを許された。それで十分じゃないか。
いつの日か、ベアトリスに言ったことを思い出す。
『いつか必ず、誰にも文句を言わせない……お隣に立っても恥ずかしくない女性になってみせます』
このまま研鑽を続ければ、いずれはシルヴィス様の隣にいても恥ずかしくない女性になれる。そう、恥ずかしくない、侍女に。
「……っ、もう! また考えてる! 仕事、仕事をしましょう!」
エレナは頭を振って雑念を追い払うと、逃げるように塔の扉を開けた。
「ただいま戻りました!」
勢いよく声を上げる。しかし、返ってくるのは静寂だけ。
「キュウ……」
出迎えてくれたのは、エントランスの冷たい床で退屈そうに寝そべっていたシフォンだけだった。いつもの、「遅いぞ」という不機嫌な声も、「腹が減った」という要求もない。エレナは膝をつき、シフォンを抱き上げた。その温もりだけが、今の彼女の救いだった。
「……寂しいですね、シフォン」
「キュッ」
「でも、シルヴィス様も戦っていらっしゃるのです。私たちが弱音を吐いてはいけませんね」
エレナは気合を入れ直し、キッチンへと向かった。一人分の夕食。手早く済ませることもできたが、なんとなく温かいものが恋しくて、彼女は鍋を取り出した。
今夜のメニューは『具だくさんのクラムチャウダー』。厚手の鍋でベーコンと玉ねぎ、さいの目に切ったジャガイモと人参をバターでじっくり炒める。野菜が透き通ってきたら小麦粉を振り入れ、粉っぽさがなくなるまで炒め合わせる。そこへ、少しずつ牛乳を加え、ダマにならないよう丁寧に伸ばしていく。
最後に、白ワインで蒸したアサリを汁ごと投入し、弱火でコトコト煮込む。仕上げに生クリームを一回し。濃厚なクリームの香りと、磯の香りが混ざり合い、キッチンを満たしていく。
「……出来ましたよ」
誰もいないリビングのテーブルに、スープ皿を一つ置く。椅子に座り、スプーンで熱々のスープを口に運ぶ。
「……」
美味しい。アサリの旨味が溶け出したクリーミーなスープは、ジャガイモのほくほくとした食感と相まって、身体の芯から温まる味だ。完璧な味付けだ。それなのに――。
「……味が、しませんね」
向かいの席を見る。いつもなら、そこでシルヴィスが「熱い」だの「貝の殻が邪魔だ」だの文句を言いながら、それでも美味しそうに食べているはずなのに。
食事とは、味だけで決まるものではない。誰と食べるか、その空間の温度も含めて味なのだと、エレナは痛感した。
その時だった。ブゥン、ブゥン。リビングの飾り棚に置いてあった水晶玉が、低い音と共に青白く明滅し始めた。
「えっ……!?」
それは、シルヴィスが「緊急用だ」と言って設置していった、長距離通信用の魔道具だった。エレナはスプーンを放り出し、水晶玉へ駆け寄った。
「は、はい! こちら北の塔、エレナです!」
手をかざすと、水晶玉の中にノイズ混じりの映像が浮かび上がった。
『……あー、聞こえるか? エレナ』
「シルヴィス様!」
映像の中のシルヴィスは、泥だらけだった。銀髪は湿気でぺったりと張り付き、頬には煤がついている。背景には、鬱蒼とした湿地帯の木々と、紫色の毒々しい霧が見える。
「ご無事ですか!? お怪我は!?」
『うるさい、耳元で叫ぶな。……怪我はない。討伐も順調だ。ただ、この湿地帯の環境が最悪でな。結界を張っていても、泥の臭いが染み付いてくる』
彼は心底嫌そうに顔をしかめた。その表情を見て、エレナは安堵で力が抜けそうになった。元気そうだ。いつもの偏屈な彼だ。
『それより、用件は別だ』
「はい、なんでしょうか?」
エレナが身を乗り出すと、シルヴィスは深刻な顔で告げた。
『……飯が、不味い』
「はい?」
『携帯食料の干し肉が、まるで革靴を食っているようだ。こんなものを食べていたら、魔力が枯渇する前に精神が死ぬ』
「……」
エレナはポカンとし、やがて吹き出した。
「ふ、ふふっ! もう、そんなことですか? 緊急連絡かと思って肝を冷やしましたよ」
『俺にとっては死活問題だ! ……お前、今何を食っていた?』
「え? クラムチャウダーですが……」
『詳しく言え。具材は? 隠し味は?』
なぜか尋問が始まった。エレナが苦笑しながら、アサリの出汁と発酵バターのコク、ホクホクのジャガイモについて詳細に説明すると、水晶玉の向こうでゴクリと喉が鳴る音が聞こえた。
『……覚えてろよ。帰ったら、そのチャウダーを鍋ごと食ってやる』
「はい。一番大きな寸胴鍋で作ってお待ちしております」
『それと、カツサンドだ。あとオムライス。それから……』
食べたいものリストを並べ立てる主人に、エレナの胸の孤独感は霧散していた。この人は、遠い戦場にいても、こうしてエレナを必要としてくれる。
『……あー、それとな』
ひとしきり文句を言った後、シルヴィスは少し言い淀み、視線を逸らした。
『王宮で、変な噂が流れているらしいな』
ドキン。エレナの心臓が跳ねた。
「う、噂とは……」
『俺が結婚するとかいう、根も葉もない話だ。騎士団の連中が冷やかしを入れてきやがって鬱陶しい』
「そ、そうでしたか……」
シルヴィスは不機嫌そうに鼻を鳴らした。
『帰ったら、その辺りの雑音も片付ける。……だから、お前は塔で大人しく待っていろ』
「片付ける、とは……?」
『文字通りの意味だ。……通信を切るぞ。魔獣の気配が近づいてきた』
ブツン。唐突に映像が消え、水晶玉はただの石に戻った。残されたエレナは、熱を持った頬を両手で包んだ。
「雑音を片付ける……。それって、噂を否定するということでしょうか。それとも……」
『どう考えても、相手はアンタでしょ』
マーガレットの言葉が蘇る。期待してはいけない。けれど、否定しきれない甘い予感が、胸の奥でくすぶっていた。
エレナは冷めかけたクラムチャウダーを再び口に運んだ。
「……やっぱり、少し味が足りない気がします」
塩気が足りないわけではない。足りないのは、あの偏屈で愛おしい主人の「美味い」という一言なのだ。
エレナは窓の外、南の空を見上げた。
「早く帰ってきてくださいね。……シルヴィス様」
独りぼっちの食卓で、侍女の帰還を待つ夜は、まだ始まったばかりだった。
王宮から北の塔へと戻る一本道。エレナは真っ赤な顔で、ブツブツと独り言を呟きながら早歩きで進んでいた。すれ違う衛兵が「大丈夫か?」と怪訝な顔を向けるが、今の彼女には気にする余裕などない。
脳内でリフレインするのは、食堂でのマーガレットの叫び声だ。
『それはプロポーズって言うんですわよ!』
「プロポーズだなんて……。あれは単なる、空腹の訴えです。シルヴィス様は食に対する執着が人一倍強い方ですから、美味しいご飯が食べられなくなることを危惧されただけ……」
自分に言い聞かせるように言葉を紡ぐが、胸の鼓動は一向に収まらない。かつてシルヴィスに言われた言葉が甘い毒のように全身を駆け巡っていく。
思えば、エレナはシルヴィスに対して忠誠心以上の何かを感じていた。だが、そのたびに自身がメイドであり、平民である事実を突きつけられ、その気持ちに蓋をしていた。
傍仕えとしてベアトリスに認められ、シルヴィスの侍女として王宮からも認められた。今後も、シルヴィスの近くにはいたい。でもそれは、侍女という役割だけに囚われる必要はないのではないか。例えばそう、恋人、とか……。
そのあたりで、エレナは考えるのを辞めた。自分は平民で、シルヴィスは貴族。ベアトリスも言っていた。貴族と平民の差はそう簡単にどうにかなるものではない。ましてや私は、侍女になれたのだ。平民でありながら、貴族の隣に立つことを許された。それで十分じゃないか。
いつの日か、ベアトリスに言ったことを思い出す。
『いつか必ず、誰にも文句を言わせない……お隣に立っても恥ずかしくない女性になってみせます』
このまま研鑽を続ければ、いずれはシルヴィス様の隣にいても恥ずかしくない女性になれる。そう、恥ずかしくない、侍女に。
「……っ、もう! また考えてる! 仕事、仕事をしましょう!」
エレナは頭を振って雑念を追い払うと、逃げるように塔の扉を開けた。
「ただいま戻りました!」
勢いよく声を上げる。しかし、返ってくるのは静寂だけ。
「キュウ……」
出迎えてくれたのは、エントランスの冷たい床で退屈そうに寝そべっていたシフォンだけだった。いつもの、「遅いぞ」という不機嫌な声も、「腹が減った」という要求もない。エレナは膝をつき、シフォンを抱き上げた。その温もりだけが、今の彼女の救いだった。
「……寂しいですね、シフォン」
「キュッ」
「でも、シルヴィス様も戦っていらっしゃるのです。私たちが弱音を吐いてはいけませんね」
エレナは気合を入れ直し、キッチンへと向かった。一人分の夕食。手早く済ませることもできたが、なんとなく温かいものが恋しくて、彼女は鍋を取り出した。
今夜のメニューは『具だくさんのクラムチャウダー』。厚手の鍋でベーコンと玉ねぎ、さいの目に切ったジャガイモと人参をバターでじっくり炒める。野菜が透き通ってきたら小麦粉を振り入れ、粉っぽさがなくなるまで炒め合わせる。そこへ、少しずつ牛乳を加え、ダマにならないよう丁寧に伸ばしていく。
最後に、白ワインで蒸したアサリを汁ごと投入し、弱火でコトコト煮込む。仕上げに生クリームを一回し。濃厚なクリームの香りと、磯の香りが混ざり合い、キッチンを満たしていく。
「……出来ましたよ」
誰もいないリビングのテーブルに、スープ皿を一つ置く。椅子に座り、スプーンで熱々のスープを口に運ぶ。
「……」
美味しい。アサリの旨味が溶け出したクリーミーなスープは、ジャガイモのほくほくとした食感と相まって、身体の芯から温まる味だ。完璧な味付けだ。それなのに――。
「……味が、しませんね」
向かいの席を見る。いつもなら、そこでシルヴィスが「熱い」だの「貝の殻が邪魔だ」だの文句を言いながら、それでも美味しそうに食べているはずなのに。
食事とは、味だけで決まるものではない。誰と食べるか、その空間の温度も含めて味なのだと、エレナは痛感した。
その時だった。ブゥン、ブゥン。リビングの飾り棚に置いてあった水晶玉が、低い音と共に青白く明滅し始めた。
「えっ……!?」
それは、シルヴィスが「緊急用だ」と言って設置していった、長距離通信用の魔道具だった。エレナはスプーンを放り出し、水晶玉へ駆け寄った。
「は、はい! こちら北の塔、エレナです!」
手をかざすと、水晶玉の中にノイズ混じりの映像が浮かび上がった。
『……あー、聞こえるか? エレナ』
「シルヴィス様!」
映像の中のシルヴィスは、泥だらけだった。銀髪は湿気でぺったりと張り付き、頬には煤がついている。背景には、鬱蒼とした湿地帯の木々と、紫色の毒々しい霧が見える。
「ご無事ですか!? お怪我は!?」
『うるさい、耳元で叫ぶな。……怪我はない。討伐も順調だ。ただ、この湿地帯の環境が最悪でな。結界を張っていても、泥の臭いが染み付いてくる』
彼は心底嫌そうに顔をしかめた。その表情を見て、エレナは安堵で力が抜けそうになった。元気そうだ。いつもの偏屈な彼だ。
『それより、用件は別だ』
「はい、なんでしょうか?」
エレナが身を乗り出すと、シルヴィスは深刻な顔で告げた。
『……飯が、不味い』
「はい?」
『携帯食料の干し肉が、まるで革靴を食っているようだ。こんなものを食べていたら、魔力が枯渇する前に精神が死ぬ』
「……」
エレナはポカンとし、やがて吹き出した。
「ふ、ふふっ! もう、そんなことですか? 緊急連絡かと思って肝を冷やしましたよ」
『俺にとっては死活問題だ! ……お前、今何を食っていた?』
「え? クラムチャウダーですが……」
『詳しく言え。具材は? 隠し味は?』
なぜか尋問が始まった。エレナが苦笑しながら、アサリの出汁と発酵バターのコク、ホクホクのジャガイモについて詳細に説明すると、水晶玉の向こうでゴクリと喉が鳴る音が聞こえた。
『……覚えてろよ。帰ったら、そのチャウダーを鍋ごと食ってやる』
「はい。一番大きな寸胴鍋で作ってお待ちしております」
『それと、カツサンドだ。あとオムライス。それから……』
食べたいものリストを並べ立てる主人に、エレナの胸の孤独感は霧散していた。この人は、遠い戦場にいても、こうしてエレナを必要としてくれる。
『……あー、それとな』
ひとしきり文句を言った後、シルヴィスは少し言い淀み、視線を逸らした。
『王宮で、変な噂が流れているらしいな』
ドキン。エレナの心臓が跳ねた。
「う、噂とは……」
『俺が結婚するとかいう、根も葉もない話だ。騎士団の連中が冷やかしを入れてきやがって鬱陶しい』
「そ、そうでしたか……」
シルヴィスは不機嫌そうに鼻を鳴らした。
『帰ったら、その辺りの雑音も片付ける。……だから、お前は塔で大人しく待っていろ』
「片付ける、とは……?」
『文字通りの意味だ。……通信を切るぞ。魔獣の気配が近づいてきた』
ブツン。唐突に映像が消え、水晶玉はただの石に戻った。残されたエレナは、熱を持った頬を両手で包んだ。
「雑音を片付ける……。それって、噂を否定するということでしょうか。それとも……」
『どう考えても、相手はアンタでしょ』
マーガレットの言葉が蘇る。期待してはいけない。けれど、否定しきれない甘い予感が、胸の奥でくすぶっていた。
エレナは冷めかけたクラムチャウダーを再び口に運んだ。
「……やっぱり、少し味が足りない気がします」
塩気が足りないわけではない。足りないのは、あの偏屈で愛おしい主人の「美味い」という一言なのだ。
エレナは窓の外、南の空を見上げた。
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