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1章 日常って大事だね。
仲良し3人+ 1
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僕ら3人は、いつの間にか仲良くなって、気づけば幼い頃からずっと一緒にいた。
陽葵はその名前の通り、いつだって前向きに僕と栞を引っ張ってくれる。
僕は昔から、彼女のその太陽みたいな笑顔が僕の心を照らしてくれるんだ。
いつもその笑顔を見るとなんでもできる気がした。
時折、友達の健斗がひょいと顔を出して四人になることもあるけれど、僕たちはいつだって陽葵を中心にした親友のような関係だ。この三人だけの空気感こそが、僕たちの日常の真ん中でかけがえない時間。
父さんから「今日は少し遅くなる。陽葵ちゃんによろしくな」という、なんの変哲もないメールが届いた。
うちの父さんは、僕のことより、陽葵のことを気に入ってるんじゃないかって思うことがよくある。
「実の息子の夕飯のことくらい、たまには心配しろよ」
スマホの画面を眺めながら、僕はそんなふうに独り言をつぶやいて思わず笑った。
でも、何も言わずにいてくれるのはありがたいと思っている。
校門で待っていた健斗が、「おせーぞ!」と笑いながら手を振ってきた。
「悪い悪い。今日は健斗のおごりか? 高いアイスでもいい?」
僕が冗談めかして言うと、陽葵も「やった! じゃあ私も!」と元気よく手を挙げる。
「ハーゲンダッツのクッキーアンドバニラで!」
「陽葵、少しは遠慮したら?」
栞が呆れたように言ったけれど、すぐに僕と健斗の反応を確認しながらクスクスと笑った。
「……じゃあ、私は抹茶味にしようかしら」
「本当は抹茶がいいけど…。おごりなら健斗が選んでいいぞ。ハーゲンダッツの中でな!」
僕がそう言うと、健斗は「おい、俺の財布が死ぬだろ!」と悲鳴を上げる。
そんな賑やかなやり取りをしながら、僕たちは連れ立ってコンビニへと向かった。
陽葵はその名前の通り、いつだって前向きに僕と栞を引っ張ってくれる。
僕は昔から、彼女のその太陽みたいな笑顔が僕の心を照らしてくれるんだ。
いつもその笑顔を見るとなんでもできる気がした。
時折、友達の健斗がひょいと顔を出して四人になることもあるけれど、僕たちはいつだって陽葵を中心にした親友のような関係だ。この三人だけの空気感こそが、僕たちの日常の真ん中でかけがえない時間。
父さんから「今日は少し遅くなる。陽葵ちゃんによろしくな」という、なんの変哲もないメールが届いた。
うちの父さんは、僕のことより、陽葵のことを気に入ってるんじゃないかって思うことがよくある。
「実の息子の夕飯のことくらい、たまには心配しろよ」
スマホの画面を眺めながら、僕はそんなふうに独り言をつぶやいて思わず笑った。
でも、何も言わずにいてくれるのはありがたいと思っている。
校門で待っていた健斗が、「おせーぞ!」と笑いながら手を振ってきた。
「悪い悪い。今日は健斗のおごりか? 高いアイスでもいい?」
僕が冗談めかして言うと、陽葵も「やった! じゃあ私も!」と元気よく手を挙げる。
「ハーゲンダッツのクッキーアンドバニラで!」
「陽葵、少しは遠慮したら?」
栞が呆れたように言ったけれど、すぐに僕と健斗の反応を確認しながらクスクスと笑った。
「……じゃあ、私は抹茶味にしようかしら」
「本当は抹茶がいいけど…。おごりなら健斗が選んでいいぞ。ハーゲンダッツの中でな!」
僕がそう言うと、健斗は「おい、俺の財布が死ぬだろ!」と悲鳴を上げる。
そんな賑やかなやり取りをしながら、僕たちは連れ立ってコンビニへと向かった。
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