陽葵の笑顔に僕は夢中だ。

僕らは間違いなく誰かを愛していた。
守りたかった。必要とされたかった。家族になりたかった。

その想いは、善意も、執着も、依存も、犠牲も区別しないまま絡み合い、
やがて取り返しのつかない悲劇へと辿り着く。

誰かのために選んだ行動が、別の誰かを壊し、
それでもまた別の誰かを救ってしまう――
そんな歪な連鎖の果てに残ったのは…。

それは正しい愛ではない。
健全な救いでもない。
でも僕ら確かにそれを愛だと思うんだ。

これは、
愛することで壊れた物語。
そして、誰にも祝福されない愛の形…。
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