Pleasure,Treasure

雛瀬智美

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Pleasure

Preasure,Treasure&極上Dr.特別番外編(2)

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飲みに行った時のことは菫子には伝えたが、
内容は胸に秘めている。
(沙矢ちゃんと間違えるって、よほど疲れてたんやろか。
抱きつかれそうになったからいささか乱暴に引き剥がして水をぶっかけてやった。
あの風情はあれから見てない。こないだもオレ様やった)
過去に思考を飛ばしているが
後部座席の賑やかさには心が和む。
フェラーリは、乗り心地が最高だ。
座席も高級感溢れていて座り心地いいし運転技術も優れているからだろう。
「免許取って何年なん?」
ちょうど赤信号で停止した。 
「高校を卒業した時に取ったから9年。初心者マークついてた頃は、誰も乗せなかったな」
「免許取った時期は同じやね。けど、自動二輪免許も取ってたししばらくバイクに乗ってたんよ。
車の方はずっとペーパーやったからペードラ講習通った」
車に乗っている期間は三年くらいだ。
10年近く乗っている奴の方が慣れている。
「バイクか」
車が走り出す。
「バイク、すごくかっこよかったの!
 色々あってもう乗るのやめちゃったんですけどね」
「事故ってん。それから1年は乗ってたんやけど、車に乗ることにしてバイクは手放した」
「後遺症もなく回復してよかった」
青の一言にやはり情がある男なんだと思う。
(初対面の菫子の頭を撫でて慈しん️だくらいやし、
愛情は深い奴なんやろな。知らんけど)
「ご飯食べながら取っておきの話してあげるわ!」
菫子が意気揚々と発した。
(ああ……あれな)
 
 フェラーリなんて乗ったのは初めてやったが、
 運転手は安全運転を厳守し、軽やかに街を駆け抜けた。
 パスタやピザなどを取り扱うイタリアンのチェーン店にたどり着き
 案内された禁煙席に座る。混んでいるが、静かな場所よりいいかもしれない。
 全員がそろって顔を合わせるのは初めてのことで、
 打ち解けているように見えてもやはり緊張感はある。
 沙矢ちゃんと菫子は二年前、菫子と青は一年前、俺は半年前にそれぞれが
 初対面をしているが全員揃っての対面は初めてだった。
 俺は、青と連絡先を交換はしていたものの菫子と沙矢ちゃんは
 二年越しの出逢いだ。
 念願の再会で女の子同士楽しそうで癒されているのは
 男性陣二人とものようだった。
 タブレットでそれぞれが注文をする。
 俺達二人に先に注文させてくれ、後で藤城夫妻の方に渡した。
「涼は喫煙者だったことはないのか? 今はもちろん吸えないが」 
 意外な質問をされる。
「未成年の時に吸ったことあったけどすぐやめた。
 成人してからも吸っとらん。
 マナーが悪い相手以外は一緒におるやつが喫煙してても特に気にせん」
「すげぇな。俺なんて……。
 涼はメンタル的にも強そうだな。
 強くて優しくて関西弁なんて最強じゃないか」
「最強って何やねん。俺なんての続き聞かせてくれや」
 青はちょっと怯んだ。
「沙矢にも言ったことなかったが
 一か月だけ未成年の頃、喫煙していた。
 医者を目指す人間がおかしいだろ。
 それから二十歳になるまで一年半は吸わなかったが、
 今年の三月まで喫煙者だったよ」
「煙草を始めたきっかけは欲求不満やろ」
 菫子が、俺を横から見て焦っている。
 沙矢ちゃんは、瞬きしていた。
「よくわかるな」
「10代で喫煙なんてツレの影響か、それしかないやろ。
 それからはちゃんと成人まで吸わんかったのはえらいやん」
「……ああ、怒られたから。
 好きな相手に嫌な思いさせてまで吸いたくもなかった。
 成人してからも相手の側で吸うことはなかったよ」
「青は、ベランダに出たり窓を開けて吸ってたよね。
 私を気遣ってくれてるの嬉しかった」
 菫子は、なぜかむせこんでいる。
「大丈夫か?つわりやないよな?」
「まだだと思う」
 青はきっぱり断言した。
「……つわりとかじゃなくて」
「ああ……」
 俺は口元を押さえた。
(菫子は、沙矢ちゃんの発言で把握したようだ。
 間違ってない思うで)
「私は青の吸った煙草を口にしたり……
 少し大人ぶってました。
 吸殻だから味はしなかったけど」
(なるほど……天然の相手は大変やな。ガス抜きにはなってくれた感じか?)
「も、もうええで……その辺で」
(初っ端からディープやな。
 気になってることをずけずけ言ってええかな)
「あのね……お話を変えるんだけど、
 涼ちゃんはバイクで事故して数日目を覚まさなくて
 本当にあの時はどうしようかと思ったのよ」
「目覚めるきっかけがあったの?」
 菫子が話を変えてくれた。
「大けがはしたけど命には別条がなかった。
 目覚めないほうがおかしいと当時の医者にも言われて……。
 菫子と家族には散々心配かけた。今でもあほやったって思う」
「愛の力で目覚めさせた?」
「青さん、そうです。
 涼ちゃんのお母さんのアドバイスでキスをしてみたら、
 見事に目を覚ましてくれたんですよ」
「それはすごい……」
 頼んだ料理がテーブルに届いた。
 それぞれの席の前に置かれた料理からはいい匂いが漂っている。
「ピザ、シェアしようや」
「涼ちゃんの分が減っちゃうわよ。
 私、パスタだし」
「大きめの頼んだからええよ。
 菫子、お腹空いてるやろ」
「あの二人、仲良しだな」
「素敵。二人ともかわいい」
 俺と菫子のやり取りを見ていた青と沙矢ちゃんが話している。
(ゆるふわやな)
 料理を食べ終えてひといきをついた四人だが、
 俺はまだ話し足りない気がしていた。
「さっき、スキンシップを気持ち悪いって言ってたよな」
「……同性の友人同士でしたことはない」
4月の時には肩貸してやったけどな。
「ハグはきょうだい間や友達同士でもするやろ。
 さっきも沙矢ちゃんは菫子を
 ぎゅーしとったで」
 暑苦しい接触やないやろ。
 勘弁とは思ったけど、スキンシップに嫌悪したわけやない。
 弟や妹もおるし、菫子が大事にしている二人の弟分とも
 触れ合ったりするのは変と思ったことはない。
「沙矢ちゃん、さっき菫子を抱きしめてくれたやん。
 今まで同性の友達にもしてたことやろ?」
「してましたよ。友達を愛しく思う気持ちは、
 愛する人への気持ちとは別ですもの」 
 それが至極当たり前のことのように話す。
「ちなみに青と女友達以外、ハグしたことある?」
 沙矢ちゃんは青と顔を見合わせる。
「青の親友をハグしました」
「それって……」
「異性です。そうしてあげたかったから」
(ここまで踏み込んでよかったんやろか。
 あの時のもらい事故で関係ない他人に思えんくなったし)
「嫉妬する必要もない相手だった」
「青はその親友さんとハグはしてなかったん?」 
「……友人にそれはできない」
(今はこれ以上触れたらあかん気がするし、つっこまんとこ。
 せやけど)
「涼ちゃんは暑苦しいけど、
 とてもまっすぐな愛情を向けてくれる人なんですよ。
 でも人それぞれでコミュニケーションの取り方は違うから気にしないでください」
「同性もやけど友人関係の人間に恋愛感情は抱かんし、
 純粋な親愛でハグするだけやで」
 ハグやないけど肩に腕を回した。
(さっきのし返しや)
 青は、驚きに目を瞠っている。
「青?」
 沙矢ちゃんは青の手に自分の手を重ねた。
「……少し席を外す。沙矢、ごめん。
 信頼できる二人だから、彼らと少し待っていてほしい。
 二人ともすまないが頼む」
(なんか……泣きそうな顔してなかったか?)
 沙矢ちゃんは、瞳を揺らし最愛の夫を見送っていた。
「涼ちゃん、ぐいぐいいきすぎよ」
「涼さんはきっとコミュニケーション能力が半端ないし、
 自然と人と距離をつめられる人なんですよね。
 少しも嫌な感じはありませんでした」
(べた褒めやん……)
「菫子の言う通り人によってコミュニケーションの取り方は
 違うん当たり前やのに、ちょっと気遣えんかったな。
 沙矢さんがそう言ってくれてほっとしたけど」
「涼さんにお願いがあるんです。
 青と友達になってあげてください。
 しがらみなしで分かち合える関係の人、いないから」
「抱擁(ハグ)や肩抱いたり暑苦しいやつやで……
 苦手な人間はほんまにあかんやろ」
(今更、引いても白々しいやろか)
「男の人達のことは気にしないわ。
 私は沙矢ちゃんと友達になってるし」
 女性同士、微笑み合っている。
「お待たせしました」
 戻ってきた青は椅子に座らずこちらを見ている。
「え……!?」
 戻ってきた青の目の色が変わっていて菫子は衝撃を受けていた。
「案外、茶目っ気あるんやな。
 ブルーのカラコン、似合ってるで」
「……違います。さっきまでがカラーコンタクトでした」
 沙矢ちゃんは配偶者やから当然知っていた。
「青さんは、目の色も青だったんですね!」
  菫子が歓声をあげる。
(俺様御曹司は心を開く意思表示をしたんやろか?)
「茶色い髪に青い瞳……、外国の血が入ってるんやな」
(茶色い髪に似合う目の色や。
 顔立ちは同じだが……目の色が違うだけで印象が変わる)
「子供の頃以来、外でこの姿は見せたことがない。
 今までこの姿を知るのは身内と沙矢だけだった。
 だけど……二人になら見せてもいいかと思ったから」
 菫子は奥に座っている。
 椅子から立つと青が背中に腕を回してきた。
 四センチの身長差なので背を屈めたりはない。
「さっきは悪かったな。奇妙な縁だが俺と
 友人として付き合ってもらえるとうれしい」
 沙矢ちゃんは感激で涙を流している。
(大げさや……)
「暑苦しいで?」
「いいに決まってる」
(……さっきは気色悪い言うてたのにこの変化はすごいな。
 今度はそっちからハグしにきた)
「よっしゃ。これからはマブダチやで」
「涼ちゃん、古い!」
「親友って言い方よりええんやない」
「……ありがとう」
 青ではなく沙矢ちゃんがお礼を伝えてきた。
「お兄さん、異性の親友と
 沙矢ちゃんがハグしたのに嫉妬せんかったのすごいな」
「お兄さんってのはやめろ」
「俺もしてもええ? 俺は菫子のことしか見てへんし大丈夫やろ。
 そっちが菫子の頭を撫でたのと同じ感覚や」
 きっちり説明してやった。
 青と俺や菫子は三つ学年が違うし、
 沙矢ちゃんは俺らと四つ離れている。
「うん。涼さんはお兄ちゃんみたいな感じがする」
「沙矢ちゃんは天然よね。
 こんなのノックアウトされるに決まってるわよ。
 涼ちゃんは二つ下に妹と9つ下の弟がいるの。弟分もいるしみんなに慕われてる。
 私だってどういう意味かわかってるからね」
(菫子は俺の元恋人とも友達として付き合える
 器のでかさもある。こんなことで動じないのだろう。 
 青い瞳の王子さまもきっと)
 そんなやりとりをして外に出た。
 菫子は俺の隣を歩いている。
 沙矢ちゃんと青が立ち止まったので距離が開いた。
「沙矢、きっとあの時は俺とのことを察して
 すべてを受け止めたんだろ。
 大丈夫だと思ったんじゃなくて、俺のことを考えた。
 そうじゃないのか?」
「……その通りよ。
 嫉妬の必要はなくても複雑な気持ちはあったわ」
 離れた場所にいるが、まったく聞こえないわけでもない。
 青の低音は聞こえづらくても沙矢ちゃんの声は届く。
 菫子は頭(かぶり)を振るう。
 背を屈め菫子の肩を抱きしめた。
 沙矢ちゃんがゆっくりと近づいてきた。
「青は車に乗っているそうです。おめめ、目立ちますしね」
(沙矢ちゃんから抱きついたら、
 出来上がりかけた関係は空中分解する。
 それはないのだが)
「菫子と仲良うしたってな。
 中々、一緒に遊ぶ友達もおらへんから」
「はい。涼さんも青とマブダチで」
「……あの人、ほんまに手ぇかかるよな。マブダチに任しとき」
 もはや年上に思えない。
 沙矢ちゃんの背中に腕を回した。
 ついでに頭をわしゃわしゃかき混ぜてやった。 
「年が近いお兄ちゃん欲しかったのかも。 
 あ、いえ青のお姉さんの旦那さんは
 24歳も歳違うからパパみたいだし」
 さっ、と腕を離した。
(沙矢ちゃんは小柄な菫子を抱きしめたくなったんやろか。
 意識してないから俺の背中にも腕を回そうとしたんやろな)
 今度は菫子から沙矢ちゃんに抱きついていた。
「あれ、涼にぃって呼んでやるといいと思う」
「あれって何や。時々扱いが雑なんですけど」
「涼にぃ……青のことよろしくお願いします!」
「時々しばくかもしれへんよ」
ボソッとつぶやくと沙矢ちゃんは笑顔になった。
菫子にいたってはお腹を抱えて笑っている。
「青、任務は完了したで。
 俺は別に嫉妬深い器のちっさい野郎やないし、
 そっちも」
(どうせ頭を撫でてるし)
「菫子さんは小さいから正面から抱擁(ハグ)はしづらい。
 涼と同じようになるが」
「……それはしゃあない。
 時期的に踵の高い靴は履けんし」
(たかが親愛のハグで前準備が必要なん)
 菫子は上目遣いに青をにらみつけていた。
 上から耳元にささやく。
「夢のことでも思い出したんか?」
 菫子は、小さく頷く。
「藤城先輩、沙矢ちゃんを大事にしなさいよ。
 あんたみたいなドSの側にいてくれるのは、あの子しかいないわよ」
「先輩? 大学も違うよな」
「細かいこと言わないでよね! 」
 青は唇をゆがめた笑みを浮かべた後で菫子の腕を引いた。
 浮いた踵から靴が脱げないよう支えている。
 次は菫子の頭を撫でた。
「気をつけろと言ったのに」
 青は一瞬何かに気づいて目を眇めた。
 菫子を優しく地面に下ろし俺の方に視線を向ける。
 素知らぬ顔をした。
「さっきのは医師としての発言だ。
 俺個人としてお前をとがめるには説得力のかけらもなかった」
「……、でしょうねえ」
「一人目の主治医になれないのは申し訳ない。
 また次の機会に力になるよ」
「申し訳ないってこともないから。
 とりあえず愛想尽かされんようにせんとな。そっちもやで」
「多分、そっちより可能性は高い気がする」
「……弱気やな」
 沙矢ちゃんはにこにこと微笑み青の腕をとった。
「今更、そんなことしないわよ?」
(尻に敷かれとる!)
 フェラーリで、駅まで送ってもらい二人と別れた。
 菫子は沙矢さんをうちに誘ったらしく、
 ケーキを作るとはりきっている。
「二週間後の土曜日ね」
「ええよ」
「お祝いのケーキだからがんばらなくちゃ」
「お祝い……うちに来てくれるのそんなに嬉しいんや」
「だって2年ぶりにやっと会えたしね!」
菫子はとても感激しているようだ。
「青さんは沙矢ちゃんをうちに送った後、出勤するんだって。
 涼ちゃんが物足りないなら席を外してもいいわよ」
「……来んでええし」
(物足りないって、どういう意味や……)
「女の子同士で語り合いたかったら、出てくるけど」
「いてくれなくちゃ駄目よ」
 尻に敷かれてるのは俺もやったわ。
「青さんに勘違いされたじゃない! なんなの!」
「なんか困ることでもあったんか? 」
しれっととぼけた。
「……別に」
首筋に小さな赤を残したのは、幼稚な独占欲。
大事な時期にそんなにしょっちゅう抱けるわけない。
愛しさを伝えたくても、それがすべてではない。
唇を人差し指でなぞる。
キスで塞いだら濡れてくるから、また指で触れた。
小さな身体を腕の中に閉じ込めた。
首に息がかかる。
「かわええ」
好きでも愛してるでもなく、
ダイレクトに伝わる愛情表現。
髪を撫でていると心地よさそうに目を細めた。
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