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ルアラス王国 レイシー街 編
第23話 宝石
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第23話 宝石
一段落し宿屋の扉前で佐藤はリアを待っていた。
リッド「リア遅いね」
しばらく経ち軋む音と共に扉が開きリアが出てきた。
リア「ギン様お待たせしました!」
出てきたリアは今まで魔法で変えていた服装とは違う格好で出てきた。
リア「宿屋のお母さん…マリアさんがもう着なくなったからっていくつか服をくれたんです!」
佐藤「そ、そうなのか…なんていうか」
リッド「可愛いね、似合ってるよ!」
リア「リッドちゃん!ありがとう!」
佐藤 (…)
リッド「どうしたの?」
佐藤「なんでもない、行くぞ」
そうして街の商店街へと足を運んだ。
リッド「それにしても色んな物が売ってるね」
ルアラス王国レイシー街名物の300メートルに渡る直線の道にずらりと売店が並ぶこの通りは古本や服や食べ物、様々なものが売っている。
リア「この宝石なんてどうですか?ギン様!」
佐藤「キラキラしてるな」
佐藤「ん?これは…?」
店主「お、あんたいい目をしてるじゃないか」
リア「そうですか?やっぱり私見る目があるんですかね」
店主「お嬢ちゃんのはただのガラス細工さ」
佐藤「これって」
リッド 「ただの黒い石にしか見えないけど」
店主「これは付与魔石さ」
リア「付与魔石?」
店主「この石には魔力を込められんだがただ魔力が込められるんじゃただの魔石なんだがこの付与魔石は術式を込められる石なのさ」
佐藤「術式…?」
店主「まぁ今は魔法を使えないやつも多いしこの付与魔石も中々出回らん品物になっているからな」
店主「どうだいお嬢ちゃんのそのガラス細工を買ってくれたらおまけにこれをあげるぞ」
そう言って、リアが物凄く欲しそうな顔をしていたので買ってしまった。
リッド「1万リーンが消えたね」
リア「へへ、ギン様ありがとうございます」
佐藤 (まぁリアが嬉しそうだからいいか)
佐藤「リア、その付与魔石を貸して」
リア「はい、どうするんです?」
佐藤 「魔法付与…神之守(エルネア)」
リア「わぁ、黒かった魔石が青くなりました!」
佐藤「さっきあの石を見た瞬間にこの術式が浮かんだんだ、色は多分変えられるけど変える?」
リア「いえ、ギン様から頂いたこの石の色がいいです!」
リッド「ねぇ、ギンくんさっきの石にどんな付与をしたの?」
佐藤「多分、命の危険が訪れた時に結界を張ってくれる術式だと思う」
リッド「1回だけ守ってくれる感じなの?」
佐藤「いや多分その命の危険を脅かすやつが消えたら結界が消える感じかな」
リッド「…僕にも作って」
佐藤「魔石がないよ」
リッド「やーだ、やーだ僕も欲しい!」
佐藤「子供か」
キャッ
突然リアが悲鳴をあげる
佐藤「どうした?」
リア「さ、財布をスられました!」
男「チッどけ!」
リッド「どうしよう僕たちのお金の半分があそこに入ってるのに!」
佐藤「お金を半々に分けといて正解だったな」
そんな事を言ってるうちに財布を盗んだであろう男が見えなくなっていた。
佐藤「こんなところで攻撃魔法を使うわけにもいかないし…」
?「僕に任せて」
視線を横切ったのは男の格好に見えるが女の子のように整った顔をしているショートカットの美少年…美少女だった。
リッド「空中を歩いてるよ!」
人が賑わう商店街の頭上をすごいスピードで駆け抜けていく。
佐藤「分析(アナライズ)」
次回へ続く…
一段落し宿屋の扉前で佐藤はリアを待っていた。
リッド「リア遅いね」
しばらく経ち軋む音と共に扉が開きリアが出てきた。
リア「ギン様お待たせしました!」
出てきたリアは今まで魔法で変えていた服装とは違う格好で出てきた。
リア「宿屋のお母さん…マリアさんがもう着なくなったからっていくつか服をくれたんです!」
佐藤「そ、そうなのか…なんていうか」
リッド「可愛いね、似合ってるよ!」
リア「リッドちゃん!ありがとう!」
佐藤 (…)
リッド「どうしたの?」
佐藤「なんでもない、行くぞ」
そうして街の商店街へと足を運んだ。
リッド「それにしても色んな物が売ってるね」
ルアラス王国レイシー街名物の300メートルに渡る直線の道にずらりと売店が並ぶこの通りは古本や服や食べ物、様々なものが売っている。
リア「この宝石なんてどうですか?ギン様!」
佐藤「キラキラしてるな」
佐藤「ん?これは…?」
店主「お、あんたいい目をしてるじゃないか」
リア「そうですか?やっぱり私見る目があるんですかね」
店主「お嬢ちゃんのはただのガラス細工さ」
佐藤「これって」
リッド 「ただの黒い石にしか見えないけど」
店主「これは付与魔石さ」
リア「付与魔石?」
店主「この石には魔力を込められんだがただ魔力が込められるんじゃただの魔石なんだがこの付与魔石は術式を込められる石なのさ」
佐藤「術式…?」
店主「まぁ今は魔法を使えないやつも多いしこの付与魔石も中々出回らん品物になっているからな」
店主「どうだいお嬢ちゃんのそのガラス細工を買ってくれたらおまけにこれをあげるぞ」
そう言って、リアが物凄く欲しそうな顔をしていたので買ってしまった。
リッド「1万リーンが消えたね」
リア「へへ、ギン様ありがとうございます」
佐藤 (まぁリアが嬉しそうだからいいか)
佐藤「リア、その付与魔石を貸して」
リア「はい、どうするんです?」
佐藤 「魔法付与…神之守(エルネア)」
リア「わぁ、黒かった魔石が青くなりました!」
佐藤「さっきあの石を見た瞬間にこの術式が浮かんだんだ、色は多分変えられるけど変える?」
リア「いえ、ギン様から頂いたこの石の色がいいです!」
リッド「ねぇ、ギンくんさっきの石にどんな付与をしたの?」
佐藤「多分、命の危険が訪れた時に結界を張ってくれる術式だと思う」
リッド「1回だけ守ってくれる感じなの?」
佐藤「いや多分その命の危険を脅かすやつが消えたら結界が消える感じかな」
リッド「…僕にも作って」
佐藤「魔石がないよ」
リッド「やーだ、やーだ僕も欲しい!」
佐藤「子供か」
キャッ
突然リアが悲鳴をあげる
佐藤「どうした?」
リア「さ、財布をスられました!」
男「チッどけ!」
リッド「どうしよう僕たちのお金の半分があそこに入ってるのに!」
佐藤「お金を半々に分けといて正解だったな」
そんな事を言ってるうちに財布を盗んだであろう男が見えなくなっていた。
佐藤「こんなところで攻撃魔法を使うわけにもいかないし…」
?「僕に任せて」
視線を横切ったのは男の格好に見えるが女の子のように整った顔をしているショートカットの美少年…美少女だった。
リッド「空中を歩いてるよ!」
人が賑わう商店街の頭上をすごいスピードで駆け抜けていく。
佐藤「分析(アナライズ)」
次回へ続く…
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