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ルアラス王国 王都編
第48話 神話
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第48話 神話
リア「そもそも神力って何なのですか?」
リバイス「…」
リバイス「それを説明するには…少しこの世界の話をしないとな…」
リバイス「君らは神とは何だと思う?」
リバイス「いや、神と言う存在を信じているか?」
リア「人間が勝手に作り出した…想像ですか?」
リバイス「その言葉が出てくるってことはお嬢さんは、十龍教(じったつきょう)かな?」
リッド「十龍教って?」
リア「この世界の始まりは十の龍が作ったと言われています。そして人々は龍の恩寵を受け平和に暮らしていきました。そのため龍を敬愛した人々が作り出したのが十龍教です。」
レイカ「まぁ、その中でも10の宗派に別れてるけどね。ちなみに私は赤龍派です!」
自慢気に語るレイカを冷たい横目で見つつリバイスが話を続ける。
リバイス「主な今の宗教は3つ。この世界を作った龍を崇める『十龍教』 この宇宙そのものを初めに作った者、いわゆる神を崇める『神元教』、そして精霊神や霊獣を敬う『霊想教』」
ルーク「霊想教…」
リバイス『ちなみに多くのルアラス王国の国民は『神元教』に属している。』
佐藤「なるほど」
リバイス 「話がそれたが神力とは文字通り、神の力である。神の力は想像したものを作れる力。魔力はその属性に変換出来るがあらゆる物質や生き物は作れない。だが神力は、その神力が多ければ多いほど何でも作れるんだ。例えば星でも、生命でさえも」
リバイス「十の龍の全翼も神力を持ってる。だからこそ『神元教』に敵対視されてるんだろうな」
ルーク「つまり神力ってのは神の子孫の影響ってことですか?」
リバイス「そう言われてるな。」
佐藤「まぁ、俺は神なんて信じないけどな」
??「それは心外だなぁ」
佐藤「誰だ?」
周りは時が止まったようになり謎の声が佐藤の耳に、心に聞こえる。
??「久しぶりだね、ラベリア」
そう聞こえた瞬間にあたりは白い空間に包まれ不思議な感覚に襲われる。
佐藤「ラベリア?あぁ、俺の前任者の名前か」
??「私の前では嘘は無理だよ」
??「君はもう本当は記憶を取り戻しているんでしょう?」
佐藤「!?」
??「銀龍は永遠の輪廻を繰り返せるが生まれ変わる度に記憶を無くす、そして己の力と共に段々と記憶も取り戻せる」
佐藤「…」
??「そして銀龍という存在を消そうとする者に、自分の記憶、そして本来の力を取り戻せていない事を悟られないように知らないふりを続けている」
佐藤 「…」
佐藤「久しぶりだな、創造神」
創造神 「ラグって呼んでよ、君が名付けたんだよ?」
白髪で赤い目をした背の低い少女が目の前に現れた。
佐藤 「今は、その姿が流行りなのか?」
ラグ 「この姿がタイプかなって?」
佐藤 「冗談はよせ」
佐藤 「で、なんの用なんだ?」
ラグ 「1つ話をしようと思って、ね」
佐藤 「話?」
ラグ 「君は自分が神だと思ってるよね?」
佐藤 「生まれた時から莫大な神力を持ってたしな」
ラグ 「私も、君は私達と同じく0から生まれた神の存在だと思ってた、けど」
ラグ 「君は成長してる」
ラグ 「神の派系かと思っていたけど確実に生まれた時より遥かに強くなっている。異次元なほどに」
ラグ 「普通、神力の量、出来ること、神という種族は存在が生まれた瞬間に限度が決まってしまう。今まで疑問に思っていたがこの宇宙が生まれ数億年。数多の神や亜神が誕生したけど成長し続けているのは君だけだ」
ラグ 「銀龍という種族は完全に神の上位存在なんだ」
佐藤 「で、何で今更その話をしたんだ?」
ラグ 「それなんだけど、銀龍って…」
?? 「権能…゛支配゛」
佐藤 「!?」
ラグ 「誰!?ここは世界から隔絶した世界のはず…!」
佐藤 「お前は…リッド!?」
リッド 「やぁ!」
次回へ続く。
リア「そもそも神力って何なのですか?」
リバイス「…」
リバイス「それを説明するには…少しこの世界の話をしないとな…」
リバイス「君らは神とは何だと思う?」
リバイス「いや、神と言う存在を信じているか?」
リア「人間が勝手に作り出した…想像ですか?」
リバイス「その言葉が出てくるってことはお嬢さんは、十龍教(じったつきょう)かな?」
リッド「十龍教って?」
リア「この世界の始まりは十の龍が作ったと言われています。そして人々は龍の恩寵を受け平和に暮らしていきました。そのため龍を敬愛した人々が作り出したのが十龍教です。」
レイカ「まぁ、その中でも10の宗派に別れてるけどね。ちなみに私は赤龍派です!」
自慢気に語るレイカを冷たい横目で見つつリバイスが話を続ける。
リバイス「主な今の宗教は3つ。この世界を作った龍を崇める『十龍教』 この宇宙そのものを初めに作った者、いわゆる神を崇める『神元教』、そして精霊神や霊獣を敬う『霊想教』」
ルーク「霊想教…」
リバイス『ちなみに多くのルアラス王国の国民は『神元教』に属している。』
佐藤「なるほど」
リバイス 「話がそれたが神力とは文字通り、神の力である。神の力は想像したものを作れる力。魔力はその属性に変換出来るがあらゆる物質や生き物は作れない。だが神力は、その神力が多ければ多いほど何でも作れるんだ。例えば星でも、生命でさえも」
リバイス「十の龍の全翼も神力を持ってる。だからこそ『神元教』に敵対視されてるんだろうな」
ルーク「つまり神力ってのは神の子孫の影響ってことですか?」
リバイス「そう言われてるな。」
佐藤「まぁ、俺は神なんて信じないけどな」
??「それは心外だなぁ」
佐藤「誰だ?」
周りは時が止まったようになり謎の声が佐藤の耳に、心に聞こえる。
??「久しぶりだね、ラベリア」
そう聞こえた瞬間にあたりは白い空間に包まれ不思議な感覚に襲われる。
佐藤「ラベリア?あぁ、俺の前任者の名前か」
??「私の前では嘘は無理だよ」
??「君はもう本当は記憶を取り戻しているんでしょう?」
佐藤「!?」
??「銀龍は永遠の輪廻を繰り返せるが生まれ変わる度に記憶を無くす、そして己の力と共に段々と記憶も取り戻せる」
佐藤「…」
??「そして銀龍という存在を消そうとする者に、自分の記憶、そして本来の力を取り戻せていない事を悟られないように知らないふりを続けている」
佐藤 「…」
佐藤「久しぶりだな、創造神」
創造神 「ラグって呼んでよ、君が名付けたんだよ?」
白髪で赤い目をした背の低い少女が目の前に現れた。
佐藤 「今は、その姿が流行りなのか?」
ラグ 「この姿がタイプかなって?」
佐藤 「冗談はよせ」
佐藤 「で、なんの用なんだ?」
ラグ 「1つ話をしようと思って、ね」
佐藤 「話?」
ラグ 「君は自分が神だと思ってるよね?」
佐藤 「生まれた時から莫大な神力を持ってたしな」
ラグ 「私も、君は私達と同じく0から生まれた神の存在だと思ってた、けど」
ラグ 「君は成長してる」
ラグ 「神の派系かと思っていたけど確実に生まれた時より遥かに強くなっている。異次元なほどに」
ラグ 「普通、神力の量、出来ること、神という種族は存在が生まれた瞬間に限度が決まってしまう。今まで疑問に思っていたがこの宇宙が生まれ数億年。数多の神や亜神が誕生したけど成長し続けているのは君だけだ」
ラグ 「銀龍という種族は完全に神の上位存在なんだ」
佐藤 「で、何で今更その話をしたんだ?」
ラグ 「それなんだけど、銀龍って…」
?? 「権能…゛支配゛」
佐藤 「!?」
ラグ 「誰!?ここは世界から隔絶した世界のはず…!」
佐藤 「お前は…リッド!?」
リッド 「やぁ!」
次回へ続く。
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