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女王候補の思うコト
アリス・シェール・ド・ラリベラルカ
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「――――というわけで、ラリベラルカ様はこれでこの学院を去られます。ですが、皆さんと過ごした年月は大切な思い出となるでしょう。……それでは挨拶はこれくらいにして、パーティーをお楽しみ下さい」
ようやく、マルガレータ学院長の挨拶が終わり、私は解放された。
簡単な挨拶というには長い話で、あくびが出そうになったのを抑えるのは大変だった。
とりあえず、少しお腹が減っているし、折角だから何か食べることにしようと料理の並ぶテーブルの方へと私は移動した。
私の名前は、アリス・シェール・ド・ラリベラルカという発音すると舌をかみそうな長い名前だ。年齢は十八歳になる。
この名前から察して貰えると思うが、貴族出身であり父は伯爵である。しかし、親しい人たちは身分の差を超えて私をアリスと呼ぶ。
薄い青みがかった長い銀の髪と濃い紫の瞳を持ち、王立エミリア女学院の生徒……だったが、女王候補として選ばれ、この学院から去ることになった。
私の生国である、このクインヘイムという国は女王制だ。
そして、私の父に爵位があるように、貴族がいる。しかし、一番上の爵位でも侯爵までしか無い。王族に連なるはずの公爵や大公の爵位がない。
女王が、世襲制ではないからだ。
「あ~りすぅ~~~!!」
大好きなローストビーフをサーブしてもらい、受け取った所で後ろから思い切り抱きつかれた。
がばっという擬音が聞こえそうな勢いで背後から抱きついてきたのは、学院に来てからずっと隣の席で仲の良かった友達のキサラ。
背が小さく、ショート・ボブの黒髪と黒目がちなキョロっとした目で彫りが浅いために年齢よりも幼く見える。
豪商の娘で、最初の頃は身分差でおどおどしていたのだが、慣れた今ではすっかりそんな気配はどこかに行ってしまった。
「キサラ……アリスが困ってますよ」
そんなキサラをゆっくりと優雅にたしなめるように、グラスを片手に注意したのはジゼル。たしか、子爵令嬢だったと思う。
高めの身長と亜麻色の長い髪、そして青い瞳で落ち着いた雰囲気から、キサラと同じように彼女自身も年齢相応に見られない。もちろんキサラとは別の意味でだが。
「……これ食べ終わるの待っててくれないかしら?」
コクコクと頷きながらも、キサラは離してくれない。
小動物のようで可愛いし別に抱きついててもいいけれど、いくら小さいとはいえ重いものは重いのだが。
しょうがないなと苦笑しつつ、ゆっくりと食事を口に運んだ。
「アリス……今更ですが、本当に女王になるおつもりですか?」
「選ばれてしまったから、仕方ないと思っていますよ」
次期女王は"女王の力"を継ぐにふさわしい『器』を持った女性を女王と宰相、そして"聖霊"と呼ばれる神に近い高次元の存在達が候補を指名し、その後選定試験をして決定する。
国中の既婚、未婚、年齢を問わない女性の中から、女王候補として数名が選ばれ、さらにその中からただ一人が女王になるのだ。
さすがに、ある程度の知識と完成された人格を必要とするためか、幼い子供が女王に選ばれることはないが、歴史書を見ると歴代の女王の中には、田舎の年老いたお婆さんが女王候補になり、選定後にめでたく女王になったなんて事もあったようだ。
女王の力というのは、国全体を覆う守護の力。
良くわからないけれど、膨大な魔力の塊のようなものらしい。
この世界では、魔力の高い者は全盛期の姿で歳をとることが遅くなり、不老になる。つまり、女王の力を継承すると寿命が常人よりも遥かに長くなるのだ。外見年齢は継承者によって変わるが、全盛期の10代前半から20代前半のもの……歳をとらなくなったり、若返ることになるのだ。
力が衰えるまで早くて数十年。長ければ数百年という年月の間、王城にて聖霊達と共に国の平和を願わねばならない。
そして力が衰えた女王は女王の座と"女王の力"を次期女王に譲り渡して退位する。
「折角選ばれたのですもの。女王を目指しますわ」
ふんわりと悲しそうに私はジゼルに微笑んだ。
「アリス……」
「会えなくなっても……わ、私、アリスの友達だからね。ずっと、応援してるから」
二人は私の内心など知らないから、感極まっている。
「さ。せっかくのパーティーですし、楽しみましょう?」
湿っぽい話にさせないために、私は話を切り替えた。
確かに女王になると家、家族はもとより、それまでの友人とは一切の縁を切らねばならない。
その上、女王である間は政治的な問題と身体の時間が停止するという現象により配偶者を持つことや、子を孕むこともできない。
だから、単純に言えば、女王と言うよりも孤高の巫女、聖女という方が正しい気がする。
……いや、身体の時が停止しているために行為そのものには問題はないから、奔放的な恋愛と肉欲を楽しんだビッチな女王もいるけどね?
このビッチ女王は、女王期間は歴代最短の十年だったらしいから、ある意味反面教師みたいな扱いになってる。
逆に退位後は普通に歳をとることも子を成すこともできる。
そのためか、純潔で即位してその純潔を守ったまま女王から退位した後は、引く手数多になる。
魔力は高いし、母体としては最高の存在だから。
その証拠に何代か前の女王は、退位直前に十数人の男に求婚され、選ぶことが出来ずに複数の夫を持つことになったと伝えられている。
え、例のビッチ女王はって? 女王の座を降りたら見向きもされなくて、老化もものすごく早かったらしい。晩年は寂しく一人故郷の片隅で亡くなったとか聞いてる。
もっとも、女王候補が既婚者だったり恋人がいた場合、退位する頃には愛する人達はすでに亡くなっていて、悲しい事になったらしいが……悲劇になった例は記録がある中では数名で、どれも有名な逸話として民衆に知られている。
まあ、それらの逸話が出てからは、女王候補に選ばれても辞退することができるようになったので、結婚していたり恋人がいた場合は普通は辞退してしまう。しないのは上昇思考が強いか、単純に別れたかったからだろう。
ちなみに仮に悪人が家族や恋人を人質にして裏からの支配を狙う……! なんて見え透いたお話のような展開は、この国を守る聖霊達にすぐばれるからそんなことなど出来ないらしい。
──本当、ご都合主義。なんて、出来過ぎた話なんだと思うでしょう?
だって、それは仕方ない。
ここは、乙女ゲームの草分けと言われている「AngelQueen」というゲームの世界なのだ。
私には、実は前世というやつの断片的な記憶がある。
その記憶によれば、私の前世はこのゲームの発売から二十年以上たっても、ずっと大好きだったゲームらしい。
らしいというのは、私は前世の記憶というものが、このゲームの主要人物や内容くらいしか覚えていないという断片にも程がある記憶のせいだ。その上、その記憶もこの世界に生まれてから十八年も経っているので所々曖昧。
わかっているのは、主人公は私と同い年のふんわりした癒し系の平民の美少女ということ。
私は主人公ではなく、俗にいうライバルキャラの一人だということ。
そして、ライバルキャラは、私以外にあと二人いるということ。
ドラゴンの血を引くという、男勝りな竜人の女性騎士。
それから、魔導師系ロリ(腹黒)少女。
攻略対象は"聖霊達"と宰相、そして女王候補の護衛の騎士達である。
主人公の女王ルートだと、私は護衛騎士と結婚することになっているらしい。
その騎士というのは、燃えるような赤い髪と騎士の名に負けない大きな身体、その髪と同じように情熱的で、護衛騎士たちの中で一番剣が強い騎士だった。
お嬢様育ちの私の気が強い所を気に入り、押せ押せで口説き落とす……と言う設定らしい。
好きな人は好きなんだろうなあと思うのだけど、残念ながら私はこういう暑苦しいのは嫌いだ。
私の好みは、年上のクールビューティ系の頭脳明晰な人が好みだ。
つまり、理想は宰相様。
"聖霊"様達や護衛騎士の見た目や設定年齢が10代後半から20代後半の中、彼の設定は30代前半。
謹厳実直、慇懃無礼。
銀縁のお硬い眼鏡の似合う人で、初めて会う際は非常に冷たい。しかし、親しくなればとても優しくて、いつもしかめっ面をしている人が笑うと破壊力は激しい。
実際、ゲームをやったときは、続編も含めて必ず最初に彼を攻略していた。
声が大好きな声優だったというのもあるが、性格設定や見た目があまりにも好みに合致していた。
女王候補に喜んでなったのは、彼に会うためと言っても過言ではない。
女王になんてなりたくない!!!
目指せ、宰相様の嫁!
それが今世の私の夢である。
ようやく、マルガレータ学院長の挨拶が終わり、私は解放された。
簡単な挨拶というには長い話で、あくびが出そうになったのを抑えるのは大変だった。
とりあえず、少しお腹が減っているし、折角だから何か食べることにしようと料理の並ぶテーブルの方へと私は移動した。
私の名前は、アリス・シェール・ド・ラリベラルカという発音すると舌をかみそうな長い名前だ。年齢は十八歳になる。
この名前から察して貰えると思うが、貴族出身であり父は伯爵である。しかし、親しい人たちは身分の差を超えて私をアリスと呼ぶ。
薄い青みがかった長い銀の髪と濃い紫の瞳を持ち、王立エミリア女学院の生徒……だったが、女王候補として選ばれ、この学院から去ることになった。
私の生国である、このクインヘイムという国は女王制だ。
そして、私の父に爵位があるように、貴族がいる。しかし、一番上の爵位でも侯爵までしか無い。王族に連なるはずの公爵や大公の爵位がない。
女王が、世襲制ではないからだ。
「あ~りすぅ~~~!!」
大好きなローストビーフをサーブしてもらい、受け取った所で後ろから思い切り抱きつかれた。
がばっという擬音が聞こえそうな勢いで背後から抱きついてきたのは、学院に来てからずっと隣の席で仲の良かった友達のキサラ。
背が小さく、ショート・ボブの黒髪と黒目がちなキョロっとした目で彫りが浅いために年齢よりも幼く見える。
豪商の娘で、最初の頃は身分差でおどおどしていたのだが、慣れた今ではすっかりそんな気配はどこかに行ってしまった。
「キサラ……アリスが困ってますよ」
そんなキサラをゆっくりと優雅にたしなめるように、グラスを片手に注意したのはジゼル。たしか、子爵令嬢だったと思う。
高めの身長と亜麻色の長い髪、そして青い瞳で落ち着いた雰囲気から、キサラと同じように彼女自身も年齢相応に見られない。もちろんキサラとは別の意味でだが。
「……これ食べ終わるの待っててくれないかしら?」
コクコクと頷きながらも、キサラは離してくれない。
小動物のようで可愛いし別に抱きついててもいいけれど、いくら小さいとはいえ重いものは重いのだが。
しょうがないなと苦笑しつつ、ゆっくりと食事を口に運んだ。
「アリス……今更ですが、本当に女王になるおつもりですか?」
「選ばれてしまったから、仕方ないと思っていますよ」
次期女王は"女王の力"を継ぐにふさわしい『器』を持った女性を女王と宰相、そして"聖霊"と呼ばれる神に近い高次元の存在達が候補を指名し、その後選定試験をして決定する。
国中の既婚、未婚、年齢を問わない女性の中から、女王候補として数名が選ばれ、さらにその中からただ一人が女王になるのだ。
さすがに、ある程度の知識と完成された人格を必要とするためか、幼い子供が女王に選ばれることはないが、歴史書を見ると歴代の女王の中には、田舎の年老いたお婆さんが女王候補になり、選定後にめでたく女王になったなんて事もあったようだ。
女王の力というのは、国全体を覆う守護の力。
良くわからないけれど、膨大な魔力の塊のようなものらしい。
この世界では、魔力の高い者は全盛期の姿で歳をとることが遅くなり、不老になる。つまり、女王の力を継承すると寿命が常人よりも遥かに長くなるのだ。外見年齢は継承者によって変わるが、全盛期の10代前半から20代前半のもの……歳をとらなくなったり、若返ることになるのだ。
力が衰えるまで早くて数十年。長ければ数百年という年月の間、王城にて聖霊達と共に国の平和を願わねばならない。
そして力が衰えた女王は女王の座と"女王の力"を次期女王に譲り渡して退位する。
「折角選ばれたのですもの。女王を目指しますわ」
ふんわりと悲しそうに私はジゼルに微笑んだ。
「アリス……」
「会えなくなっても……わ、私、アリスの友達だからね。ずっと、応援してるから」
二人は私の内心など知らないから、感極まっている。
「さ。せっかくのパーティーですし、楽しみましょう?」
湿っぽい話にさせないために、私は話を切り替えた。
確かに女王になると家、家族はもとより、それまでの友人とは一切の縁を切らねばならない。
その上、女王である間は政治的な問題と身体の時間が停止するという現象により配偶者を持つことや、子を孕むこともできない。
だから、単純に言えば、女王と言うよりも孤高の巫女、聖女という方が正しい気がする。
……いや、身体の時が停止しているために行為そのものには問題はないから、奔放的な恋愛と肉欲を楽しんだビッチな女王もいるけどね?
このビッチ女王は、女王期間は歴代最短の十年だったらしいから、ある意味反面教師みたいな扱いになってる。
逆に退位後は普通に歳をとることも子を成すこともできる。
そのためか、純潔で即位してその純潔を守ったまま女王から退位した後は、引く手数多になる。
魔力は高いし、母体としては最高の存在だから。
その証拠に何代か前の女王は、退位直前に十数人の男に求婚され、選ぶことが出来ずに複数の夫を持つことになったと伝えられている。
え、例のビッチ女王はって? 女王の座を降りたら見向きもされなくて、老化もものすごく早かったらしい。晩年は寂しく一人故郷の片隅で亡くなったとか聞いてる。
もっとも、女王候補が既婚者だったり恋人がいた場合、退位する頃には愛する人達はすでに亡くなっていて、悲しい事になったらしいが……悲劇になった例は記録がある中では数名で、どれも有名な逸話として民衆に知られている。
まあ、それらの逸話が出てからは、女王候補に選ばれても辞退することができるようになったので、結婚していたり恋人がいた場合は普通は辞退してしまう。しないのは上昇思考が強いか、単純に別れたかったからだろう。
ちなみに仮に悪人が家族や恋人を人質にして裏からの支配を狙う……! なんて見え透いたお話のような展開は、この国を守る聖霊達にすぐばれるからそんなことなど出来ないらしい。
──本当、ご都合主義。なんて、出来過ぎた話なんだと思うでしょう?
だって、それは仕方ない。
ここは、乙女ゲームの草分けと言われている「AngelQueen」というゲームの世界なのだ。
私には、実は前世というやつの断片的な記憶がある。
その記憶によれば、私の前世はこのゲームの発売から二十年以上たっても、ずっと大好きだったゲームらしい。
らしいというのは、私は前世の記憶というものが、このゲームの主要人物や内容くらいしか覚えていないという断片にも程がある記憶のせいだ。その上、その記憶もこの世界に生まれてから十八年も経っているので所々曖昧。
わかっているのは、主人公は私と同い年のふんわりした癒し系の平民の美少女ということ。
私は主人公ではなく、俗にいうライバルキャラの一人だということ。
そして、ライバルキャラは、私以外にあと二人いるということ。
ドラゴンの血を引くという、男勝りな竜人の女性騎士。
それから、魔導師系ロリ(腹黒)少女。
攻略対象は"聖霊達"と宰相、そして女王候補の護衛の騎士達である。
主人公の女王ルートだと、私は護衛騎士と結婚することになっているらしい。
その騎士というのは、燃えるような赤い髪と騎士の名に負けない大きな身体、その髪と同じように情熱的で、護衛騎士たちの中で一番剣が強い騎士だった。
お嬢様育ちの私の気が強い所を気に入り、押せ押せで口説き落とす……と言う設定らしい。
好きな人は好きなんだろうなあと思うのだけど、残念ながら私はこういう暑苦しいのは嫌いだ。
私の好みは、年上のクールビューティ系の頭脳明晰な人が好みだ。
つまり、理想は宰相様。
"聖霊"様達や護衛騎士の見た目や設定年齢が10代後半から20代後半の中、彼の設定は30代前半。
謹厳実直、慇懃無礼。
銀縁のお硬い眼鏡の似合う人で、初めて会う際は非常に冷たい。しかし、親しくなればとても優しくて、いつもしかめっ面をしている人が笑うと破壊力は激しい。
実際、ゲームをやったときは、続編も含めて必ず最初に彼を攻略していた。
声が大好きな声優だったというのもあるが、性格設定や見た目があまりにも好みに合致していた。
女王候補に喜んでなったのは、彼に会うためと言っても過言ではない。
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