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二章
11.久々にツッコんだ気がするな
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「なぁ、祐希。実はな、独自のルートから入手した情報があるんだが、聞きたいか?」
唐突に健が、変なことを言い始めた。
ちなみに今日健が読んでいるのは、詳しくは言えないが、吸血鬼やら、監視する人やら、魔女やらが登場するラノベだ。どうでもいいが、それは異能力と言えるのか?
「そうか、ついに独自のルートから入手したクスリで頭をヤったか」
「やめろよそういうの! 違うんだよ。ちゃんとした情報なんだよ」
「ほう、なら聞かせてもらおうか。その情報とやらを」
「どっから目線なんだよ! ·········まぁ、それはこの際はいい」
健は、コホンと咳払いをすると、その情報とやらを話し始めた。
「お前のクラスに琴音ちゃんの姉がいるだろ?」
今の言葉で、浮いてしまう本を必死に押さえて読んでいた琴音ちゃんがこちらを向いた。
「そうだな」
「天音さんだったか? その人が実は能力者なんじゃないかと聞いたんだ」
やはりクスリで頭をヤってるんじゃなかろうか。それならとっくに健が気付いているだろう。
「それって、琴音ちゃんに聞けば済む話じゃないのか?」
身内なら知ってるはずだろう。
「それもそうだな。──琴音ちゃん、お姉さんが能力者だったとか、聞いたことない?」
「能力ですか? 聞いたことはないですよ?」
「ほら、琴音ちゃんも言ってるだろう? 姫島に能力はないって」
「あ、あたしに能力はありますよ!?」
「ん? ······あ、すまんすまん。お姉さんの方な」
「あ、そうですよね。すいません」
紛らわしい会話だな、おい。
「まぁ、とにかく、身内が知らないんだから、能力なんてないんだろ」
「おかしいな······確かな情報のはずなんだが······」
顎に手を当てて唸っている。
「本人に聞けばいいんじゃないかしら?」
「──そ、そうだった······」
神流先輩の言葉に、今度は頭を抱えだした。
「よし! 祐希! 明日、天音さんに能力について聞いてこい! 部長命令だ!」
そんなことに部長の権限使うなや。まぁ、いいけど。
「健! 祐希に命令しないでよ! 命令していいのは、わたしだけなんだから!」
「歩香! そこにだけ反応すんな!」
何で今日は俺にツッコミのターンが回ってくるんだよ。
「というか、何で歩香は俺に命令できると思ってんだよ」
「え? できないの?」
歩香さんちょっと涙目。え、できると思ってたの?
「できないからな? あくまで健は命令と言っているが、実質頼み事の範囲だからな? 頼み事なら聞いてやるから、命令はやめろよ? な?」
歩香の頭に手を置いて諭す。
「む~······」
歩香が犬みたいに唸り始めた。
「まぁ、とりあえず、明日にでも聞いておいてくれや」
「おう、わかった。で? 能力者だったらどうするんだ? やっぱり勧誘か?」
「そうだな······部屋自体はまだ余裕があるから、勧誘できればしておいてくれ」
「ん、了解」
「よーし、今日の活動終了ー」
『おー』
活動らしい活動全くしてなかったがな。
「あ、用事があるので、早めに行ってますね!」
琴音ちゃんは鞄を持つと、ぱたぱたと走り去って行った。
「そういえば、琴音ちゃんに能力について聞いてもらえば良かったんじゃないかしら?」
「あ·········」
アホだな。いやまぁ、気が付かなかった俺も俺だけど。
「ま、まぁ、急ぐべき話でもないですし、祐希に聞いてもらいますよ」
「結局俺か」
まぁ、いいけど。······最近、まぁ、いいけどばっかり使って気がするな······まぁ、いいけど。
「さて、帰りますか」
「ちょっと待ってくれ。今歩香を弾き出す。ごー、よーん──」
「祐希何で気付くの!?」
「お前が毎回入ってくるからだよ!? 自分でも嫌になるくらい背中が視線に敏感になっとるわ!」
「う~ん······今度は前からかなぁ······」
どうあっても歩香は俺の影に入ろうとするらしい。
「なぁ、そろそろ帰ろうぜ」
「ん、すまん。そうだな」
能力は放課後にでも聞いておくかな。
というか、健の情報ルートがホントに信用できるのかは疑問だな······まぁ、いざとなったら健の頭がおかしかったで済む話か。
さて、なんと言って能力の話を切り出そうかな······
唐突に健が、変なことを言い始めた。
ちなみに今日健が読んでいるのは、詳しくは言えないが、吸血鬼やら、監視する人やら、魔女やらが登場するラノベだ。どうでもいいが、それは異能力と言えるのか?
「そうか、ついに独自のルートから入手したクスリで頭をヤったか」
「やめろよそういうの! 違うんだよ。ちゃんとした情報なんだよ」
「ほう、なら聞かせてもらおうか。その情報とやらを」
「どっから目線なんだよ! ·········まぁ、それはこの際はいい」
健は、コホンと咳払いをすると、その情報とやらを話し始めた。
「お前のクラスに琴音ちゃんの姉がいるだろ?」
今の言葉で、浮いてしまう本を必死に押さえて読んでいた琴音ちゃんがこちらを向いた。
「そうだな」
「天音さんだったか? その人が実は能力者なんじゃないかと聞いたんだ」
やはりクスリで頭をヤってるんじゃなかろうか。それならとっくに健が気付いているだろう。
「それって、琴音ちゃんに聞けば済む話じゃないのか?」
身内なら知ってるはずだろう。
「それもそうだな。──琴音ちゃん、お姉さんが能力者だったとか、聞いたことない?」
「能力ですか? 聞いたことはないですよ?」
「ほら、琴音ちゃんも言ってるだろう? 姫島に能力はないって」
「あ、あたしに能力はありますよ!?」
「ん? ······あ、すまんすまん。お姉さんの方な」
「あ、そうですよね。すいません」
紛らわしい会話だな、おい。
「まぁ、とにかく、身内が知らないんだから、能力なんてないんだろ」
「おかしいな······確かな情報のはずなんだが······」
顎に手を当てて唸っている。
「本人に聞けばいいんじゃないかしら?」
「──そ、そうだった······」
神流先輩の言葉に、今度は頭を抱えだした。
「よし! 祐希! 明日、天音さんに能力について聞いてこい! 部長命令だ!」
そんなことに部長の権限使うなや。まぁ、いいけど。
「健! 祐希に命令しないでよ! 命令していいのは、わたしだけなんだから!」
「歩香! そこにだけ反応すんな!」
何で今日は俺にツッコミのターンが回ってくるんだよ。
「というか、何で歩香は俺に命令できると思ってんだよ」
「え? できないの?」
歩香さんちょっと涙目。え、できると思ってたの?
「できないからな? あくまで健は命令と言っているが、実質頼み事の範囲だからな? 頼み事なら聞いてやるから、命令はやめろよ? な?」
歩香の頭に手を置いて諭す。
「む~······」
歩香が犬みたいに唸り始めた。
「まぁ、とりあえず、明日にでも聞いておいてくれや」
「おう、わかった。で? 能力者だったらどうするんだ? やっぱり勧誘か?」
「そうだな······部屋自体はまだ余裕があるから、勧誘できればしておいてくれ」
「ん、了解」
「よーし、今日の活動終了ー」
『おー』
活動らしい活動全くしてなかったがな。
「あ、用事があるので、早めに行ってますね!」
琴音ちゃんは鞄を持つと、ぱたぱたと走り去って行った。
「そういえば、琴音ちゃんに能力について聞いてもらえば良かったんじゃないかしら?」
「あ·········」
アホだな。いやまぁ、気が付かなかった俺も俺だけど。
「ま、まぁ、急ぐべき話でもないですし、祐希に聞いてもらいますよ」
「結局俺か」
まぁ、いいけど。······最近、まぁ、いいけどばっかり使って気がするな······まぁ、いいけど。
「さて、帰りますか」
「ちょっと待ってくれ。今歩香を弾き出す。ごー、よーん──」
「祐希何で気付くの!?」
「お前が毎回入ってくるからだよ!? 自分でも嫌になるくらい背中が視線に敏感になっとるわ!」
「う~ん······今度は前からかなぁ······」
どうあっても歩香は俺の影に入ろうとするらしい。
「なぁ、そろそろ帰ろうぜ」
「ん、すまん。そうだな」
能力は放課後にでも聞いておくかな。
というか、健の情報ルートがホントに信用できるのかは疑問だな······まぁ、いざとなったら健の頭がおかしかったで済む話か。
さて、なんと言って能力の話を切り出そうかな······
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