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最終章
33.まだやって来る(性格が)残念な能力者
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「祐希! 一緒に部室に行こう!」
放課後、俺が部室に向かうため、筆記用具なんかをカバンにしまっていた時に、珍しく歩香からそんな誘いを受けた。
断る理由はない。
「別に構わないが、急にどうしたんだ?」
いつもなら無断で影に潜るなりするはずだが。
「たまには隣を歩くのも良いかなって」
まぁ、勝手に影に潜られて俺のプライバシーが侵害されるよりは良いな。
「そうか、それなら良い。ほら、行くぞ」
「いぇ~い、祐希と一緒~」
うむ、鬱陶しい。影に潜られるのも嫌だが、こうしてくっつかれて歩きづらいのも考えものだな。
「ほら、離れろ。変な目で見られる」
「それが目的なんだよ~」
俺の心にはグサグサとダメージ入ってるんだが。持続ダメージのバッドステータスなんだが。
「ほら、部室までなんてそんなに距離ないんだから、そろそろ離れろ」
「は~い」
俺がそういうと歩香は素直に手を離した。
──ガチャ
「よーっす」
部室に着いた。今日は俺、遅れてないから異常は······あるな、うん。俺の見間違えじゃなければ、最近見た顔だな。
「何でお前はまた来てるんだよ。そろそろバレても知らねぇぞ」
部室にあった異常というのは火高エミリアのことである。
決闘は終わったはずなんだが。
「あら、別に決闘が終わったら来ないとは言ってないわよ?」
どんだけ他の部員と仲が良いんだよ。何だ? 俺だけ外されてるだけなのか?
「どうでも良いが、先生に見つかったときは擁護なんてしないぞ」
「かまわないわ。見つからなければ良い話よ」
まぁ、見つかっても、こいつみたいに堂々としてたら良いんだろうけどな。
「そうそう、それはともかくなんだけど、ここに来るときにこんなものを拾ったのよ」
エミリアがそう言って取り出したのは、一冊のノートだった。結構使い古されている。
「持ち主はこの学校の生徒だと思うから、探して返しておきなさいよ」
いちいち上から目線だよな。慣れるが。
「ところで、これって何が書いてあるんだ?」
とても気になる。
「さぁ? 私も開いてはいないわ」
「見てみるか? 誰のか分かるかもしれない」
内側に名前とかあったりするもんな。
「じゃあ、見るか······」
俺がノートを開くと、部員の全員と、エミリアが覗きこんできた。
「これは──」
──そのノートには、これまでの俺達の行動が、事細かに記されてあった。
放課後、俺が部室に向かうため、筆記用具なんかをカバンにしまっていた時に、珍しく歩香からそんな誘いを受けた。
断る理由はない。
「別に構わないが、急にどうしたんだ?」
いつもなら無断で影に潜るなりするはずだが。
「たまには隣を歩くのも良いかなって」
まぁ、勝手に影に潜られて俺のプライバシーが侵害されるよりは良いな。
「そうか、それなら良い。ほら、行くぞ」
「いぇ~い、祐希と一緒~」
うむ、鬱陶しい。影に潜られるのも嫌だが、こうしてくっつかれて歩きづらいのも考えものだな。
「ほら、離れろ。変な目で見られる」
「それが目的なんだよ~」
俺の心にはグサグサとダメージ入ってるんだが。持続ダメージのバッドステータスなんだが。
「ほら、部室までなんてそんなに距離ないんだから、そろそろ離れろ」
「は~い」
俺がそういうと歩香は素直に手を離した。
──ガチャ
「よーっす」
部室に着いた。今日は俺、遅れてないから異常は······あるな、うん。俺の見間違えじゃなければ、最近見た顔だな。
「何でお前はまた来てるんだよ。そろそろバレても知らねぇぞ」
部室にあった異常というのは火高エミリアのことである。
決闘は終わったはずなんだが。
「あら、別に決闘が終わったら来ないとは言ってないわよ?」
どんだけ他の部員と仲が良いんだよ。何だ? 俺だけ外されてるだけなのか?
「どうでも良いが、先生に見つかったときは擁護なんてしないぞ」
「かまわないわ。見つからなければ良い話よ」
まぁ、見つかっても、こいつみたいに堂々としてたら良いんだろうけどな。
「そうそう、それはともかくなんだけど、ここに来るときにこんなものを拾ったのよ」
エミリアがそう言って取り出したのは、一冊のノートだった。結構使い古されている。
「持ち主はこの学校の生徒だと思うから、探して返しておきなさいよ」
いちいち上から目線だよな。慣れるが。
「ところで、これって何が書いてあるんだ?」
とても気になる。
「さぁ? 私も開いてはいないわ」
「見てみるか? 誰のか分かるかもしれない」
内側に名前とかあったりするもんな。
「じゃあ、見るか······」
俺がノートを開くと、部員の全員と、エミリアが覗きこんできた。
「これは──」
──そのノートには、これまでの俺達の行動が、事細かに記されてあった。
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