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ありがとうの言葉
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次の日も次の日も毎日誰かがいる生活は僕にとって潤いだった。だって、誰かと話すのは楽しいしこんな事を思えたのはきっとニアのおかげだろう。
「……なんですか?その目は」
うん、ニアはちょっとツンツンしてるけど何かと気を遣ったり、僕に話しを持ちかけてくれたりとしてくれてる。多分この世で1番僕のことを気遣ってくれている。
「ううん。なんでもないよ」
食事中にじーーと見てたから不思議だったのだろう。僕はニアが来てから体調も良くなりつつあるし、この生活が続くように祈るばかりだ。
「ねぇ…後で歩く練習に付き合ってくれない?」
最近食事も少しずつだけど食べれるようになり今じゃティーカップ1杯分くらい食べれる。だから栄養が周り始めたのか喋るのが辛くない。とはいえ、慣れてないためあんまり喋ると疲れちゃうんだけどね。
「いいですよ。適度な運動は筋力を上げてくれますし無理のないようにお願いします」
僕が自ら歩いてみたいって言ったときはティーカップ1杯分くらい食べれるようになったらと断られてしまったけど今日は約束通り食べたから良いって。やったね!僕は食べ終わり、スプーンを置いた。ニアがすかさず薬とお水をおいてくれた。早業!さぁ、薬も飲んだし、立ち上がってみるぞ!
「う……うん…。結構きついね」
立ち上がれずにいた足腰が凄いプルプルしてる。えーとたったばかりの子鹿みたいと世間では言うんだっけ?あんな感じ。これ、1人じゃ歩けない壁伝いで練習するしか無いか…。
「暫くは部屋内で練習ですね。上手に歩けるようになったら離宮の中を歩きましょう」
的確に指示してくれた!ありがとう!お、おぉっと!?あ、ごめん……。気を抜いて倒れそうになった僕を片手で阻止してくれた。僕ってそんな軽いんだ……。もうちょっと重くなるように頑張ろっと。
「あ、ありがとうニア」
そう正直に言うとニアはフリーズし、10秒程して離してくれた。
「礼はいらないです。私のすることをしたまでなので」
そう…?コレが主従関係の普通なのかな?だったとしても僕は礼を言うよ?
「だとしても言いたかったから言ったんだ。ありがとう」
また、時間が少し経ってからニアは言った。
「そうですか」
今日は疲れたから夜ご飯までは寝るね……。起こしてくれるみたいだから安心できるね。
♢♢♢ウィリアムが寝たあとのニア♢♢♢
「ありがとう…ですか…。王族にしては優しすぎるのが欠点でしょうね」
私は考えながら寝ている銀髪さんの寝たきりでいたために切らずに伸びている長い髪の毛を睡眠の邪魔にならぬようにそっとどけた。
「さて、銀髪さんの存在が吉と出るか凶とでるか、どっちでしょうか」
何も無い壁の端に私は仮面をしたまま顔を向け、一言言ってやったのだった。
「……なんですか?その目は」
うん、ニアはちょっとツンツンしてるけど何かと気を遣ったり、僕に話しを持ちかけてくれたりとしてくれてる。多分この世で1番僕のことを気遣ってくれている。
「ううん。なんでもないよ」
食事中にじーーと見てたから不思議だったのだろう。僕はニアが来てから体調も良くなりつつあるし、この生活が続くように祈るばかりだ。
「ねぇ…後で歩く練習に付き合ってくれない?」
最近食事も少しずつだけど食べれるようになり今じゃティーカップ1杯分くらい食べれる。だから栄養が周り始めたのか喋るのが辛くない。とはいえ、慣れてないためあんまり喋ると疲れちゃうんだけどね。
「いいですよ。適度な運動は筋力を上げてくれますし無理のないようにお願いします」
僕が自ら歩いてみたいって言ったときはティーカップ1杯分くらい食べれるようになったらと断られてしまったけど今日は約束通り食べたから良いって。やったね!僕は食べ終わり、スプーンを置いた。ニアがすかさず薬とお水をおいてくれた。早業!さぁ、薬も飲んだし、立ち上がってみるぞ!
「う……うん…。結構きついね」
立ち上がれずにいた足腰が凄いプルプルしてる。えーとたったばかりの子鹿みたいと世間では言うんだっけ?あんな感じ。これ、1人じゃ歩けない壁伝いで練習するしか無いか…。
「暫くは部屋内で練習ですね。上手に歩けるようになったら離宮の中を歩きましょう」
的確に指示してくれた!ありがとう!お、おぉっと!?あ、ごめん……。気を抜いて倒れそうになった僕を片手で阻止してくれた。僕ってそんな軽いんだ……。もうちょっと重くなるように頑張ろっと。
「あ、ありがとうニア」
そう正直に言うとニアはフリーズし、10秒程して離してくれた。
「礼はいらないです。私のすることをしたまでなので」
そう…?コレが主従関係の普通なのかな?だったとしても僕は礼を言うよ?
「だとしても言いたかったから言ったんだ。ありがとう」
また、時間が少し経ってからニアは言った。
「そうですか」
今日は疲れたから夜ご飯までは寝るね……。起こしてくれるみたいだから安心できるね。
♢♢♢ウィリアムが寝たあとのニア♢♢♢
「ありがとう…ですか…。王族にしては優しすぎるのが欠点でしょうね」
私は考えながら寝ている銀髪さんの寝たきりでいたために切らずに伸びている長い髪の毛を睡眠の邪魔にならぬようにそっとどけた。
「さて、銀髪さんの存在が吉と出るか凶とでるか、どっちでしょうか」
何も無い壁の端に私は仮面をしたまま顔を向け、一言言ってやったのだった。
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