40 / 186
激しいベッド争奪戦後トンデモチートに頭抱える
しおりを挟む
サラちゃんの家である宿屋は、旅人だけではなく王都イザベルに向かう行商人なんかも良く泊まる宿らしい。よくよく聞いてみると、王都イザベルに行く旅人や商人達のためにこの辺の村には必ず1軒は宿屋があるらしい。
イザベルの宿屋と違うのは、食事が出るという点。これはありがたい。それにイザベルの宿屋よりも料金はちょっと安い。それにかなり部屋が広い。三畳ぐらいの広さがある。それにふかふかのベッドもある。
とりあえずベッドで横になろうと思ったのだがそこには先客が
「クゥア~」
ライド、そこは私が寝るところだからね?
「グゥフ」
ツンとそっぽを向くライド。
この後私はライドとのベッド争奪戦を繰り広げ、最終的に私がイザベルの魚屋さんで購入した鮭とばをちらつかせたことで、ライドは鮭とばを手に入れる代わりにベッド争奪戦は降参し私はベッドを手に入れた。ごめんね、後で毛布もでも貰ってくるから。
ベッド争奪戦に勝った私はベッドに寝転がりながら、スマホの転生者ファイルでサラちゃんの言っていたヴェルという名前を探す。・・・あった
「ヴェル・ウィングル。与えられた能力は・・・何でも願いを叶える能力?!」
ちょっと嘘でしょ?!こんな小学生が考えたようなチート能力授けたの?!馬鹿じゃないの?! ん?補足事項?・・・この能力は破格の魔力量で願いを叶える物であり、魔力が無ければ願いを叶えることは出来ない。
・・・よく分からない。これはラケシスさんに聞いてみるしかないな。
私はラケシスさんに電話を掛けた。しかし
「はい。お疲れ様です望結様」
あれ?ラケシスさんじゃない。けどこの落ち着く声は聞き覚えがある・・・
もしかして
「クロートーさんですか?」
「ええ、ラケシスは別の用事が出来たので、ここからは私が案内させていただきます。」
やっぱり、三女神の長女クロートーさんだ。
「早速なんですが、ちょっと聞きたいことがありまして。ヴェル・ウィングルという方の能力について教えて欲しいのですが。」
「その方の能力は転生者ファイルに書いてあるとおり、どのような願いも魔力次第で叶えることが出来ます。」
はあ・・・何考えているの?そんなチート小学生くらいしか思いつかないでしょ。
「そうでもありませんよ?魔力次第で願いを叶えることはある意味誰でも可能です。」
え?どういうこと?
「この世界での魔法という物は、願いを魔力で具現化する物なのです。例えば、火を起こしたいときに“火よ起きろ”と願うことで、その願いを魔力が変換し、現実の物理現象に反映されるのです。」
「・・・つまり魔法は全部願いを叶えて発現しているということですか?」
「その認識で間違いありません。なのでこの世界を破壊する魔法というのも理論的には可能です。しかし、魔法の発動にはそれ相応の魔力が必要となります。等価交換と言えばわかりやすいでしょうか?」
じゃあこの人は大したチートスキルを持って転生したって事じゃないのか。ちょっと安心。
「しかしこの方は、魔法を行使するための魔力を限りなく低く抑えることが出来るのです。」
え?つ、つまり等価交換を無視しているってことですか・・?それとんでもないチートなのでは?
「そうですね。まあでも不足分のエネルギーはこの“世界のエネルギー”で補っているのである意味では等価交換できていますね。」
それはまずいでしょ!“世界のエネルギー”って無くなったらこの世界滅びるんだけど!このチートスキル考えた神様何考えているの?!
「はあ・・・それで、魔力を限りなく低く抑えるって言っても例えるならどんな感じなんですか?」
「そうですね・・・1円で1億円相当の車が買えると言う例えならわかりやすいでしょうか?」
とってもわかりやすい。
「ヴェル・ウィングルは“世界のエネルギー”を食いつぶす原因の一角です。いち早く身体の一部を回収してください。」
そんな無茶な。
イザベルの宿屋と違うのは、食事が出るという点。これはありがたい。それにイザベルの宿屋よりも料金はちょっと安い。それにかなり部屋が広い。三畳ぐらいの広さがある。それにふかふかのベッドもある。
とりあえずベッドで横になろうと思ったのだがそこには先客が
「クゥア~」
ライド、そこは私が寝るところだからね?
「グゥフ」
ツンとそっぽを向くライド。
この後私はライドとのベッド争奪戦を繰り広げ、最終的に私がイザベルの魚屋さんで購入した鮭とばをちらつかせたことで、ライドは鮭とばを手に入れる代わりにベッド争奪戦は降参し私はベッドを手に入れた。ごめんね、後で毛布もでも貰ってくるから。
ベッド争奪戦に勝った私はベッドに寝転がりながら、スマホの転生者ファイルでサラちゃんの言っていたヴェルという名前を探す。・・・あった
「ヴェル・ウィングル。与えられた能力は・・・何でも願いを叶える能力?!」
ちょっと嘘でしょ?!こんな小学生が考えたようなチート能力授けたの?!馬鹿じゃないの?! ん?補足事項?・・・この能力は破格の魔力量で願いを叶える物であり、魔力が無ければ願いを叶えることは出来ない。
・・・よく分からない。これはラケシスさんに聞いてみるしかないな。
私はラケシスさんに電話を掛けた。しかし
「はい。お疲れ様です望結様」
あれ?ラケシスさんじゃない。けどこの落ち着く声は聞き覚えがある・・・
もしかして
「クロートーさんですか?」
「ええ、ラケシスは別の用事が出来たので、ここからは私が案内させていただきます。」
やっぱり、三女神の長女クロートーさんだ。
「早速なんですが、ちょっと聞きたいことがありまして。ヴェル・ウィングルという方の能力について教えて欲しいのですが。」
「その方の能力は転生者ファイルに書いてあるとおり、どのような願いも魔力次第で叶えることが出来ます。」
はあ・・・何考えているの?そんなチート小学生くらいしか思いつかないでしょ。
「そうでもありませんよ?魔力次第で願いを叶えることはある意味誰でも可能です。」
え?どういうこと?
「この世界での魔法という物は、願いを魔力で具現化する物なのです。例えば、火を起こしたいときに“火よ起きろ”と願うことで、その願いを魔力が変換し、現実の物理現象に反映されるのです。」
「・・・つまり魔法は全部願いを叶えて発現しているということですか?」
「その認識で間違いありません。なのでこの世界を破壊する魔法というのも理論的には可能です。しかし、魔法の発動にはそれ相応の魔力が必要となります。等価交換と言えばわかりやすいでしょうか?」
じゃあこの人は大したチートスキルを持って転生したって事じゃないのか。ちょっと安心。
「しかしこの方は、魔法を行使するための魔力を限りなく低く抑えることが出来るのです。」
え?つ、つまり等価交換を無視しているってことですか・・?それとんでもないチートなのでは?
「そうですね。まあでも不足分のエネルギーはこの“世界のエネルギー”で補っているのである意味では等価交換できていますね。」
それはまずいでしょ!“世界のエネルギー”って無くなったらこの世界滅びるんだけど!このチートスキル考えた神様何考えているの?!
「はあ・・・それで、魔力を限りなく低く抑えるって言っても例えるならどんな感じなんですか?」
「そうですね・・・1円で1億円相当の車が買えると言う例えならわかりやすいでしょうか?」
とってもわかりやすい。
「ヴェル・ウィングルは“世界のエネルギー”を食いつぶす原因の一角です。いち早く身体の一部を回収してください。」
そんな無茶な。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
スローライフ 転生したら竜騎士に?
梨香
ファンタジー
『田舎でスローライフをしたい』バカップルの死神に前世の記憶を消去ミスされて赤ちゃんとして転生したユーリは竜を見て異世界だと知る。農家の娘としての生活に不満は無かったが、両親には秘密がありそうだ。魔法が存在する世界だが、普通の農民は狼と話したりしないし、農家の女将さんは植物に働きかけない。ユーリは両親から魔力を受け継いでいた。竜のイリスと絆を結んだユーリは竜騎士を目指す。竜騎士修行や前世の知識を生かして物を売り出したり、忙しいユーリは恋には奥手。スローライフとはかけ離れた人生をおくります。
異世界転生雑学無双譚 〜転生したのにスキルとか貰えなかったのですが〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
エドガーはマルディア王国王都の五爵家の三男坊。幼い頃から神童天才と評されていたが七歳で前世の知識に目覚め、図書館に引き篭もる事に。
そして時は流れて十二歳になったエドガー。祝福の儀にてスキルを得られなかったエドガーは流刑者の村へ追放となるのだった。
【カクヨムにも投稿してます】
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる