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南の街トライスへ到着
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ライドに乗ってタマミを追いかけていたら、いつの間にか南の街トライスに着いてしまった。タマミはというと、追いかけていた小鳥を捕まえることができずにしょんぼりしている。そんなタマミに対して私は
「急に飛び出していったら危ないでしょ!」
と、お説教。
お説教を受けているタマミは尻尾をさらにしょぼんとさせている。かわいそうだが、これも必要なこと。ちゃんと教えてあげないと。
・・・・・
・・・
一通りお説教が終わったところで、私たちは街に入ることにした。タマミはまだしょぼんとしているが、ライドが慰めているから心配なさそう。
とりあえず、門のある所へ行くと、イザベルの時のように手荷物チェックをされた。ラケシスさんからもらったノートパソコンやスマホは魔道具と称して誤魔化すことができ、特に問題なく終わった。
そして最後に
「通行証はあるか?」
と、鎧を着た門番らしき人に言われたので、イザベルの王様からもらった通行証を見せると
「し、失礼しました!お通りください!」
と、ものすごく緊張された上に敬礼までされてしまった。さすが王印の付いた通行証・・・とか思っていたら、わらわらと兵士の人が次々と集まってきて
「申し訳ありませんが、その通行証よく確認させてくれませんか?」
と、言われ、通行証を大人数にチェックされ、この通行証をどこで手に入れたのかなど、どう見ても私がこの通行証を不正に手に入れたと思っているようだ。でも誰かが魔法で王都のほうに確認してくれたらしく、すぐに私は解放された。
なぜ、こんなに確認されたのか聞いてみると
「ついこの間、イザベルの王に成りすましていた輩がいたらしく、その輩が発行した通行証が何枚かあるらしく、あなたのことを疑ってしまいました。申し訳ない。」
と、謝られてしまった。あの前国王の影響がこんなところにも・・・ホント捕まえることができてよかったわ・・・
あ、そういえばこの街って使い魔って入っても大丈夫なのだろうか?場所によっては入れないみたいなこと聞いたことがあるから確認してみると
「問題ございません!使い魔に関しては往来自由となっております!」
とのことだったので、問題なくライドとタマミも入ることができた。
サラちゃんが言っていたように、トライスは食の街らしく、いたるところに食料品を取り扱うお店があり、王都イザベルよりも多くのレストランや軒を連ねていた。それだけではなく、大通りでは屋台が何台も出ており、どの屋台も美味しそうな匂いをさせている。
とりあえず、お昼時だしどこかでご飯を食べよう。そう思ったのはいいが、いろいろありすぎて迷ってしまう。
そんなこんなで、迷いに迷ってフラフラとしていると、人だかりが見えたので近づいてみると私はとんでもないものを目にしてしまった。
それは
「はい、マヨネーズね銅貨3枚!」
「そちらは醤油ですね!銅貨5枚!」
男女二人が調味料を販売している屋台なんだけど、どう見ても日本にある調味料を売っている。
それに
「スバル!醤油がなくなりそうよ!」
販売員の男性が、女の人が用意した空っぽの壺に手をかざすと
「わかった!”精製!醤油!”」
そういった瞬間、壺から醤油があふれ出した。
「あちゃーまた加減ミスったー」
そう言って男の人は溢れた醤油を片付けてまた販売を始めた。
・・・うん、いろいろ頭が追い付かないけど、これってどう見てもあの男の人転生者だよね?
「急に飛び出していったら危ないでしょ!」
と、お説教。
お説教を受けているタマミは尻尾をさらにしょぼんとさせている。かわいそうだが、これも必要なこと。ちゃんと教えてあげないと。
・・・・・
・・・
一通りお説教が終わったところで、私たちは街に入ることにした。タマミはまだしょぼんとしているが、ライドが慰めているから心配なさそう。
とりあえず、門のある所へ行くと、イザベルの時のように手荷物チェックをされた。ラケシスさんからもらったノートパソコンやスマホは魔道具と称して誤魔化すことができ、特に問題なく終わった。
そして最後に
「通行証はあるか?」
と、鎧を着た門番らしき人に言われたので、イザベルの王様からもらった通行証を見せると
「し、失礼しました!お通りください!」
と、ものすごく緊張された上に敬礼までされてしまった。さすが王印の付いた通行証・・・とか思っていたら、わらわらと兵士の人が次々と集まってきて
「申し訳ありませんが、その通行証よく確認させてくれませんか?」
と、言われ、通行証を大人数にチェックされ、この通行証をどこで手に入れたのかなど、どう見ても私がこの通行証を不正に手に入れたと思っているようだ。でも誰かが魔法で王都のほうに確認してくれたらしく、すぐに私は解放された。
なぜ、こんなに確認されたのか聞いてみると
「ついこの間、イザベルの王に成りすましていた輩がいたらしく、その輩が発行した通行証が何枚かあるらしく、あなたのことを疑ってしまいました。申し訳ない。」
と、謝られてしまった。あの前国王の影響がこんなところにも・・・ホント捕まえることができてよかったわ・・・
あ、そういえばこの街って使い魔って入っても大丈夫なのだろうか?場所によっては入れないみたいなこと聞いたことがあるから確認してみると
「問題ございません!使い魔に関しては往来自由となっております!」
とのことだったので、問題なくライドとタマミも入ることができた。
サラちゃんが言っていたように、トライスは食の街らしく、いたるところに食料品を取り扱うお店があり、王都イザベルよりも多くのレストランや軒を連ねていた。それだけではなく、大通りでは屋台が何台も出ており、どの屋台も美味しそうな匂いをさせている。
とりあえず、お昼時だしどこかでご飯を食べよう。そう思ったのはいいが、いろいろありすぎて迷ってしまう。
そんなこんなで、迷いに迷ってフラフラとしていると、人だかりが見えたので近づいてみると私はとんでもないものを目にしてしまった。
それは
「はい、マヨネーズね銅貨3枚!」
「そちらは醤油ですね!銅貨5枚!」
男女二人が調味料を販売している屋台なんだけど、どう見ても日本にある調味料を売っている。
それに
「スバル!醤油がなくなりそうよ!」
販売員の男性が、女の人が用意した空っぽの壺に手をかざすと
「わかった!”精製!醤油!”」
そういった瞬間、壺から醤油があふれ出した。
「あちゃーまた加減ミスったー」
そう言って男の人は溢れた醤油を片付けてまた販売を始めた。
・・・うん、いろいろ頭が追い付かないけど、これってどう見てもあの男の人転生者だよね?
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