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作戦会議開始
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ま、まあ、グランドさんの性格に難があるとしても、大きな戦力であることに変わりは無い。とりあえず、このまま作戦を練っていこうということになった。
「まず明日、500人の兵団が到着する頃合いにグランドが到着する。エルビスの奴らを挟み撃ちにしようと思うのじゃがどうか?」
幼女(妖精)が各々の顔を見て意見を伺う。すると、隊長が手を上げた。
「挟み撃ちには賛成です。しかし、手の薄い我らの方へ無理矢理にでも進軍されたら少々苦しいのでは?」
「そのために、まず始めに此奴を送り込む。おい!」
幼女(妖精)に呼ばれてきたのは、マントを着た少年。そう、狼少年である。
「此奴にはまず敵陣に潜り込ませる。」
その幼女(妖精)の言葉に周りは大きくどよめく。そして次に幼女(妖精)が放った言葉でこの場はさらにどよめくことになる
「そして此奴には儂らの作戦とは真逆の内容を伝えて貰う。」
「そんなことをしたとして、騙される奴なんかいるわけないだろ!」
「たしかに・・・自白の呪文や読心術なんかを使われたりしたら・・・」
エリックさんが声を荒げて反論し、ヘルゼさんもそれに同調するように言う。しかし、幼女(妖精)はそんな意見など気にもせず、涼しげな顔でこう言った。
「問題は無い。此奴は嘘しか言えない狼少年。例えどんな読心能力を持っていた者がおったとしても儂らの目論見を言い当てる奴はおらんじゃろ。」
狼少年という言葉を聞いたルミナークさんとヘルゼさんが驚きの声を上げる。それ映画医の人たちは驚きで声も上げられないようだ。
「狼少年!?嘘でしょ!」
「本当にいたなんて!」
一体何で驚いているんだろうと私は首をかしげているとルミナークさんが掴みかからん勢いでこう言ってきた。
「知らないの?!その昔、狼少年によって幾つもの国が滅ぼされたのよ!」
へ?なにそれ?
「私の国に伝わる古文書によれば、狼少年は敵方の捕虜として幾度も捕まり、見方の作戦を自白の呪文なんかで吐かせられるも、それらは全て真っ赤な嘘で、それを鵜呑みにした敵国は悉く滅ぼされたらしいわ。まさか実在していたなんて・・・」
熱心に説明してくれるヘルゼさん。対する私は、狼少年の怒濤の経歴に面食らっていた。
そんな過去があるなんて知らなかったんですけど。
ジト目で幼女(妖精)を見るが、私の視線など意にも介さず幼女(妖精)は続けた。
「まあ、そういうわけじゃ。此奴を敵陣に送り込み、敵を混乱させる。異論のある奴はおるか?」
幼女(妖精)の言葉に、誰も反論する人はいなかった。
「もう最悪だね。こんな作戦じゃ僕たち全滅するよ。それに、僕はこの中の誰よりも弱いから、一番最初に殺されてしまうかも。」
狼少年のその一言に、幼女(妖精)はニヤリと笑った。
「まず明日、500人の兵団が到着する頃合いにグランドが到着する。エルビスの奴らを挟み撃ちにしようと思うのじゃがどうか?」
幼女(妖精)が各々の顔を見て意見を伺う。すると、隊長が手を上げた。
「挟み撃ちには賛成です。しかし、手の薄い我らの方へ無理矢理にでも進軍されたら少々苦しいのでは?」
「そのために、まず始めに此奴を送り込む。おい!」
幼女(妖精)に呼ばれてきたのは、マントを着た少年。そう、狼少年である。
「此奴にはまず敵陣に潜り込ませる。」
その幼女(妖精)の言葉に周りは大きくどよめく。そして次に幼女(妖精)が放った言葉でこの場はさらにどよめくことになる
「そして此奴には儂らの作戦とは真逆の内容を伝えて貰う。」
「そんなことをしたとして、騙される奴なんかいるわけないだろ!」
「たしかに・・・自白の呪文や読心術なんかを使われたりしたら・・・」
エリックさんが声を荒げて反論し、ヘルゼさんもそれに同調するように言う。しかし、幼女(妖精)はそんな意見など気にもせず、涼しげな顔でこう言った。
「問題は無い。此奴は嘘しか言えない狼少年。例えどんな読心能力を持っていた者がおったとしても儂らの目論見を言い当てる奴はおらんじゃろ。」
狼少年という言葉を聞いたルミナークさんとヘルゼさんが驚きの声を上げる。それ映画医の人たちは驚きで声も上げられないようだ。
「狼少年!?嘘でしょ!」
「本当にいたなんて!」
一体何で驚いているんだろうと私は首をかしげているとルミナークさんが掴みかからん勢いでこう言ってきた。
「知らないの?!その昔、狼少年によって幾つもの国が滅ぼされたのよ!」
へ?なにそれ?
「私の国に伝わる古文書によれば、狼少年は敵方の捕虜として幾度も捕まり、見方の作戦を自白の呪文なんかで吐かせられるも、それらは全て真っ赤な嘘で、それを鵜呑みにした敵国は悉く滅ぼされたらしいわ。まさか実在していたなんて・・・」
熱心に説明してくれるヘルゼさん。対する私は、狼少年の怒濤の経歴に面食らっていた。
そんな過去があるなんて知らなかったんですけど。
ジト目で幼女(妖精)を見るが、私の視線など意にも介さず幼女(妖精)は続けた。
「まあ、そういうわけじゃ。此奴を敵陣に送り込み、敵を混乱させる。異論のある奴はおるか?」
幼女(妖精)の言葉に、誰も反論する人はいなかった。
「もう最悪だね。こんな作戦じゃ僕たち全滅するよ。それに、僕はこの中の誰よりも弱いから、一番最初に殺されてしまうかも。」
狼少年のその一言に、幼女(妖精)はニヤリと笑った。
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