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ライドVS転生者 滝隆二
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私は作戦の内容を皆に話した。すると満場一致で可決され、サラマンダーは土へと潜り、かわりにヘル・ウルフが4頭サラマンダーの掘っていた穴から出てきた。皆ライドの半分くらいの大きさ。ちょっと大きなシベリアンハスキーくらいの大きさだ。ちっちゃいけど、通常の魔物より遙かに強いらしい。と、ルミナークさんが教えてくれた。
「カロロ」
あ、サラマンダーが戻ってきた。準備が出来たみたい。丁度灰色の兵士達と滝 隆二は離れているし、灰色兵士達は一糸乱れぬ集団行動で森の木々に魔法を放って、伐採をしている。
後はライドの準備次第だけど・・・いつでもオーケー?
「よし、じゃあ、サラマンダーさんお願い。」
私がそう言うと、サラマンダーは土へと潜り、そして数秒後。
ズボッ
灰色の兵士達がいたところに深い大穴が空き、兵士達は一人残らず穴へと落ちた。そこへすかさず、サラマンダーとヘル・ウルフ達が穴に落ちている兵士達に向って炎のブレスを吐いたり、火球を放っている。穴は深く、兵士達は上ろうとしているが上がりきる前に燃え尽き、灰となってしまっている。
その光景に良心が痛まないわけではない。でも、やらなきゃやられてしまう。反省も、後悔も後だ。
「よし、じゃあライドお願い!」
「グゥオオォォォォン!」
私の声でライドは一吠えし、全身に炎を纏うと、滝隆二の前に飛び出した。
・・・・・
・・・
「くそ!なんだ貴様!」
燃え盛る巨大な狼、ライドを見て、表情が引きつりながらも構える滝隆二。
「ガァルルァァ!!」
一瞬のうちに、滝隆二に近づき、噛みつき攻撃を見舞うライド。しかし、寸での所で避けられてしまう。
「このぉ・・・喰らえ!」
ライドに向って雷を幾筋も放つ。だが、炎を纏った状態であるライドにそんな物は当たらない。ライドもそれに対して炎を放ち応戦する。
幾度もの炎と雷の応酬が繰り広げられた後、
「・・・いいだろう!お前には本気を見せてやろう」
そう言った瞬間、滝隆二は空に向って手をかざす。その瞬間、快晴だった空が急に曇り始めゴロゴロと雷の音が聞こえ始め
ピッシャァァン!!
巨大な雷が滝隆二に降り注いだ。その瞬間、周りの木々は押し倒され私もその衝撃で吹き飛ばされる。
「痛つつ・・・ああ、ありがとう・・・」
いつの間にか私の後ろにいたサラマンダーが衝撃で吹き飛ばされそうになる私を支えてくれたおかげで事なきを得た。
「あれは・・・」
先程雷が落ちたところに何かがいた。
それは雷のような速さでライドへと殴りかかる。ライドはかろうじて躱すが、すぐさま追撃に襲われ、吹き飛ばされる。
「ガルァァア!!」
「はっ!いいねえそうこなくちゃ!!」
ライドはすぐさま反撃をする。だが、雷と化した滝隆二の速さは予想以上だった。ライドのスピード軽々と超えている。ライドはその動きに追いつけない見たいだ。
どうする・・・このままだと・・・
「キュオン」
その時、タマミが私のポケットをカリカリと掻いてきた。確かそのポケットには魔力石が・・・あ!
でも本当に上手くいくかは分からない。駄目だったらその時は・・・
・・・いや、悩んでいる暇はない。一か八かこれに掛ける!
「タマミお願い!」
「キュオオン!」
タマミがライドに向って魔力石を念力らしき不思議な力ではじき飛ばす。狙い通り、ライドの口の中に魔力石は入った。後は祈るしかない。
「これで終わりだっ!」
雷のような速さで滝隆二がライドへと突進する。先程までの戦闘を視る限り、確実に避けられない。
しかし
「な、何!?」
「ガルァァア!」
ライドはその攻撃を見切り、そのままカウンターとして尻尾で滝隆二を吹き飛ばした。
「カロロ」
あ、サラマンダーが戻ってきた。準備が出来たみたい。丁度灰色の兵士達と滝 隆二は離れているし、灰色兵士達は一糸乱れぬ集団行動で森の木々に魔法を放って、伐採をしている。
後はライドの準備次第だけど・・・いつでもオーケー?
「よし、じゃあ、サラマンダーさんお願い。」
私がそう言うと、サラマンダーは土へと潜り、そして数秒後。
ズボッ
灰色の兵士達がいたところに深い大穴が空き、兵士達は一人残らず穴へと落ちた。そこへすかさず、サラマンダーとヘル・ウルフ達が穴に落ちている兵士達に向って炎のブレスを吐いたり、火球を放っている。穴は深く、兵士達は上ろうとしているが上がりきる前に燃え尽き、灰となってしまっている。
その光景に良心が痛まないわけではない。でも、やらなきゃやられてしまう。反省も、後悔も後だ。
「よし、じゃあライドお願い!」
「グゥオオォォォォン!」
私の声でライドは一吠えし、全身に炎を纏うと、滝隆二の前に飛び出した。
・・・・・
・・・
「くそ!なんだ貴様!」
燃え盛る巨大な狼、ライドを見て、表情が引きつりながらも構える滝隆二。
「ガァルルァァ!!」
一瞬のうちに、滝隆二に近づき、噛みつき攻撃を見舞うライド。しかし、寸での所で避けられてしまう。
「このぉ・・・喰らえ!」
ライドに向って雷を幾筋も放つ。だが、炎を纏った状態であるライドにそんな物は当たらない。ライドもそれに対して炎を放ち応戦する。
幾度もの炎と雷の応酬が繰り広げられた後、
「・・・いいだろう!お前には本気を見せてやろう」
そう言った瞬間、滝隆二は空に向って手をかざす。その瞬間、快晴だった空が急に曇り始めゴロゴロと雷の音が聞こえ始め
ピッシャァァン!!
巨大な雷が滝隆二に降り注いだ。その瞬間、周りの木々は押し倒され私もその衝撃で吹き飛ばされる。
「痛つつ・・・ああ、ありがとう・・・」
いつの間にか私の後ろにいたサラマンダーが衝撃で吹き飛ばされそうになる私を支えてくれたおかげで事なきを得た。
「あれは・・・」
先程雷が落ちたところに何かがいた。
それは雷のような速さでライドへと殴りかかる。ライドはかろうじて躱すが、すぐさま追撃に襲われ、吹き飛ばされる。
「ガルァァア!!」
「はっ!いいねえそうこなくちゃ!!」
ライドはすぐさま反撃をする。だが、雷と化した滝隆二の速さは予想以上だった。ライドのスピード軽々と超えている。ライドはその動きに追いつけない見たいだ。
どうする・・・このままだと・・・
「キュオン」
その時、タマミが私のポケットをカリカリと掻いてきた。確かそのポケットには魔力石が・・・あ!
でも本当に上手くいくかは分からない。駄目だったらその時は・・・
・・・いや、悩んでいる暇はない。一か八かこれに掛ける!
「タマミお願い!」
「キュオオン!」
タマミがライドに向って魔力石を念力らしき不思議な力ではじき飛ばす。狙い通り、ライドの口の中に魔力石は入った。後は祈るしかない。
「これで終わりだっ!」
雷のような速さで滝隆二がライドへと突進する。先程までの戦闘を視る限り、確実に避けられない。
しかし
「な、何!?」
「ガルァァア!」
ライドはその攻撃を見切り、そのままカウンターとして尻尾で滝隆二を吹き飛ばした。
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