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予想以上にやばいトラブル

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こうして、ファリン族の族長、幼女(妖精)、秘密特殊部隊の隊長、イザベル軍の将軍達による会合が始まった。

将軍の後ろには補佐官らしき人がいる。話を聞くと、将軍が幼女(妖精)に頼んで連れてきてもらったらしい。会合はその人が仕切りながら進む。

「では、此度の件の首謀者、エリスガル伯爵は死亡したと。」

「うむ、儂の仲間が死亡を確認しておる。必要とあらば死体を回収しよう。」

「お願いします。では、次に魔神に関する件ですが……」

と、次から次へと話し合いは進んでいく。木崎の件に関しては、幼女(妖精)が何とかする。と言うよりも、幼女(妖精)じゃなければ相手が出来ないという事で、木崎を見つけた場合速やかに幼女(妖精)に知らせるようにと決まった。

で、そうしている間にスマホのカウンターの数字が0になった。これで冥府の神からとやかく言われることもないだろう。そうだ、もう分かってはいるだろうけどアトロポスさんにも報告しよう。

私は誰にもみられないよう、花畑の中心にあるおおきな木の根元にある幼女(妖精)の隠れ家へと向かった。

・・・・・

・・・

「お疲れ様でした。無事に死者の魂は冥府へと戻っできたようです。ハデス神もこの後礼をしに行くと仰っていました。」

あ、そうですか。

そうだ、魔神についても報告しておこう

「魔神については分かっています。転生者木崎悠真がその力を手に入れたことですね。」

そうそう。そうです。

「端的に言うと状況は最悪です。」

ですよね…このままだと木崎がこの世界を滅ぼす可能性が……

「いえ、どちらかと言えば不味いのは木崎の方です。」

へ?どういうこと?

「元々窃盗スキルしか持っていない人間が魔神の力なんかを制御できるわけがありません。力を使い続けるうちに木崎の身体は負担に耐えきれず暴発します」

は?

「いいですか?転生者の肉体とは与えられたスキルに応じて神が強化を施すのです。」

え?そうなの?初耳なんだけど。

「木崎に関しては窃盗スキルを用いて様々なスキルを獲得していますよね?それに準じて神は木崎の肉体を強化しています。」

なんだ。じゃあ大丈夫じゃ……

「ただ、同じ転生者からスキルを奪うという使い方は想定外です。転生者のスキルは一つ一つが強力なもの。同じ身体にいくつも入れられるものでは無いのです。」

え……木崎なんてもういくつも転生者のスキルを獲得しているんだけど……

「その上魔神の力など、もう木崎の身体は限界のはずです。いつ暴走するか分かりません。それに暴食スキルと無限の魔力など……」

ぼ、暴走したらどうなるんですか……?

「意思なくただ荒れ狂う嵐のように暴走する。魔神よりも強力な存在となり、人の手では太刀打ちできない存在となります。」

さ、最悪だ……

「体の一部さえ手に入れば何とかするので、頑張ってください。」

そんな無茶な
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